夢魔
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■ 第18章 使役12

 金田は奥の棚に進み、ゴソゴソと何かを漁ると、鞭を持って戻ってくる。
 梓に取っては、初めて目にするタイプのモノだった。
(あれは、バラ鞭って言われるモノ?)
 梓が酔いの中で、それだけを認識すると、金田は梓を打ち付ける。
 ビシッと派手な音の割りには、傷跡が残って居らず、表皮がヒリヒリと熱を持つ。
「お前の主が何を使うのかは知らないが、俺はこれが好きでな…」
 そう言って、金田は梓のお尻と脛を、叩き始めた。
(えっ…ひょっとして、医院長は私に刺さった画鋲を払ってくれてるの?)
 金田の鞭は、梓が思った事以外の目的を持っているとは、思えない動きでお尻と脛を打ち付ける。
 梓の身体から、画鋲が取り払われると、金田は顎をしゃくって、梓にお風呂場に移動するよう促す。
 梓は背中を向け、自分を見ようとしない金田に、ただ黙々と高足の四つん這いで付いて行く。
 金田のテンションの低さから、梓は自分が原因だと、うっすらと気付くが、直接の原因には気付いていない。
 酩酊状態に近い、梓にとっては無理も無いことだが、金田は自分の取った行動に苛立ちを感じていた。
(俺は何をして居るんだ…。梓を庇ったばかりか、おざなりに鞭を使うなんて…)
 自分の行動が、自分で理解できない。
 その、説明の付かない行動が、金田を苛立たせテンションを下げさせた。

 金田は梓を浴室に連れて行くと、梓に先程と同じマングリ返しの姿勢を取らせ、アナルにノズルを差し込み、水を流し込む。
 梓は足を大きく開いて、全てを晒しながら直腸を満たす水圧と戦い始める。
(ぐふぅ〜…この姿勢で、大量のお水は辛いわ…身体が居り曲がっているせいで、お水の流れが…悪い…)
 梓は苦痛に顔を歪めながら、ただひたすら耐え続けていた。
 金田はそんな梓を見下ろすと、足を持ち上げ梓の顔の上に置く。
 梓は金田の行動を直ぐに理解し、舌を伸ばして金田の足を舐め始める。
(くぅ〜…こんな格好で、浣腸されながら…足の裏を舐めさせられるなんて…。それも、医院長の…。悔しい…)
 梓が羞恥と屈辱を感じた時、梓のオ○ンコから、ジクジクと愛液が滲み始めた。
 梓はそれを感覚的に理解し、ドキリと胸を震わせるが、大きく開いた両足のせいで、オ○ンコはパックリと口を開け、上から見ていた金田には、一目瞭然だった。
「お! 何だ、お前こんな事しながら、感じてるのか? なんだこの汁は」
 金田はこれ見よがしに梓のオ○ンコに指を伸ばし、愛液を掬い上げる。
 梓の顔がカッと赤く染まり、ビクリと太股から尻まで震えが走った。
 梓は金田に直ぐに弁解しようとしたが、金田の足の親指が口の中に差し込まれ、梓の言葉を奪う。
 くぐもった声で、返事を返す梓を無視して、金田は梓のオ○ンコに指を差し込み、グリグリと掻き回し始める。
「こんな事が嬉しいのか? 本当に、変態のメス奴隷に成り下がったんだな! 恥知らずの淫売が!」
 金田が侮蔑を含んだ声で、梓を嬲ると梓のオ○ンコは、それに応えるように、キュウキュウと金田の指を締め付けた。

 金田はそんな梓の反応に、更に侮蔑の声を投げ掛ける。
 しかし、その顔はどこか寂しげで、どこか苛立っていた。
(どうしたんだ…俺は、こいつをこうするのが夢だった筈だ…なのに、何だ…この気持ちは…。くそ…!)
 金田は本来自分の思い抱いていた、夢を叶え有頂天になって良い筈の自分の心が、一向に高揚しない事に、戸惑っている。
 そんな金田の心理状態に気付かない梓は、自分の中で恥辱と屈辱と快感を練り合わせ、絶頂へとひた走る。
 梓のオ○ンコの愛液が、濃度と量を増やし始め、金田の足に施す愛撫が熱を帯び始めると、ノズルを咥えたアナルが、ヒクヒクと動き始めた。
 梓の腹には既に大量の水が溜まり、パンパンに膨れている。
 金田は限界と見るや、ノズルを引き抜くと直ぐに、放り投げポッカリ空いたアナルに、指をねじ込み
「苦しいか? 悔しいか? そんな中でも、快感を感じる変態女に、俺がサービスしてやる」
 梓に言い放つと、アナルとオ○ンコの指を激しく出し入れさせた。
「ぐぅんほっ、ぐが、ぐが、ぐ〜っ」
 梓は口の中を金田の足の親指で蹂躙されながら、苦鳴に近い嬌声を上げる。
 金田が繰り出す指の快感に、梓はドンドン追いつめられ、恥辱の姿勢で絶頂を迎えかけた。
 金田が右手の2本の指で、Gスポットを刺激しながら、親指をクリトリスに押し当て、刺激を強くすると、梓には逃げ場はなかった。
 ビクンビクンと激しく、太股を痙攣させると、切ない目線を金田に向ける。
(あ、あぁ〜〜〜っ…情け無い…こんな、男に嬲られ、イクなんて…。こんな男に、情けを請うなんて…)
 梓の心は屈辱に炙られ、身体は情慾に濡れた。

 梓の身体の反応を見て、金田は視線を梓の顔に向ける。
(もう我慢できないのか…。その目は悔しいのか…口惜しいのか…それとも、情け無いのか…)
 梓の心をはかって金田は、足をどけ
「どうした、イキたいのか…? イカせて欲しいのか? なら、お前の口で言ってみろ…。相応しい台詞が吐けたら、イカせてやるぞ…」
 金田は梓に抑揚のない声で、指示を出した。
 梓の目の位置からは、金田の表情は死角に入り見て取れない、それに加え、抑揚を殺した金田の声からも、考えは読み取れなかった。
(な、何を考えているの…。ここからじゃ、何も見えないし、声からも解らない…。それに、アルコールのせいで、さっきから考えがまとまらない…。どうすれば良いの…ご主人様…)
 梓は心の中で、稔に縋るも、その答えは返って来る筈もない。
 躊躇している梓に、金田は右手の親指と薬指をクリトリスにあてがい、軽く爪を立て摘んで捻る。
「きひぃ〜〜〜〜っ! かぁはぅ〜〜〜ん」
 梓は強烈な刺激に、ガクガクと腰を振り鳴き声を上げながら、愛液を溢れさせた。
「どうした、このまま続けるのか?」
 金田の抑揚の無い声が、オ○ンコとアナルの抽出を続けながら、梓に降り注ぐ。
 梓の心は、肉欲に負け、屈辱の言葉をその口から、吐きだす。
「医院長様! 淫乱のメス奴隷の梓に、御慈悲を下さいませ…。変態の梓の身体に、絶頂を下さいませ〜っ」
 梓はその言葉を吐いた瞬間、屈辱が身体を満たし、快感がオ○ンコとアナルを締めさせ、服従が子宮を収縮させた。
 金田は指の締め付けを感じた瞬間、激しく抽出を始め、快感を送り込み
「変態奴隷、イケ!」
 短く鋭く命じる。

 梓の中で、快感が爆発する。
 恥辱、屈辱、苦痛、快感、そして服従、それら全ての物が、混ざり合い絶頂へと向かって行く。
「んくぁひぃ〜〜〜〜〜〜っ!」
 梓は高い声を喉から絞り出し、全身を痙攣させ絶頂を迎えた。
 金田は梓が絶頂を迎えた瞬間、アナルとオ○ンコの指を引き抜く。
 パックリと開いた梓のオ○ンコは、ヒクヒクと膣壁を痙攣させ、白濁した愛液を吐きだし、アナルからは、お腹いっぱいに溜められた、水が勢いよく噴水のように溢れ出して、全身に降り注ぐ。
 パクパクと空気を貪る口に、アナルから噴き出す水を受け、舌なめずりしながら貪ると、美味しそうに飲み干して喉を潤した。
 梓は、アナルから噴き出す水で、全身を濡らし恍惚の余韻に浸りながら、意識を暗闇に沈めて行く。
 梓はマングリ返しの姿勢のまま、昏倒していた。
 梓の身体からグッタリと力が抜けても、アナルからは水が溢れ、オ○ンコはヒクヒクと痙攣し、全身は時折ビクリと震える。
 金田はそんな梓を暫く見詰めて居たが、お尻を足で横向きに蹴倒すと、浴室を出て行った。
 数分して金田が戻ってくると、その手には点滴の道具一式が持たれている。
 金田は、横たわった梓の腕に、点滴の針を突き刺すと、薬剤の入れ物をシャワーヘッドの金具に引っかけ、点滴量を調整し出て行く。
 浴室を後にする金田の表情は、どこか暗く沈んでいるようだった。

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