夢魔
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■ 第29章 暗転3

 稔が失脚し、伸一郎が支配を現したその日の夕方、黒澤グループは居酒屋の座敷にいた。
 そこに集まった教師は、黒澤、大貫、大城、山孝、山源の5人の調教師と、24人の奴隷教師だった。
 黒澤グループから、光子が離反し2人の奴隷教師を連れて行ったが、半数の奴隷教師を掌中に収めた黒澤は、稔の失脚を知っていた。
「思ったよりまともなシステムに変わったが、余り予断は許さない状況に代わりはない。取り敢えず、この中でAランク1人、Bランク2人は作らなければ、この後がきついだろう…。だが、今日見たあのキサラという女…あれは、相当曲者だぞ…。多分、満点を取れる奴隷は現状では居ない…」
 黒澤が呟くようにそう言うと、黒澤の言葉に山孝が頷き
「あの方は相当なモンです…。俺等が、子供扱いですから…、相当のレベルに仕上げないと、恐らくAランクは、取れないでしょう…」
 黒澤の言葉に賛同する。

 山孝の言葉に頷きながら、大貫が黒澤に問い掛ける。
「でも、黒澤様はどうして柳井君が失脚されると、ご存じだったんですか?」
 大貫の質問に対して、黒澤はニヤリと笑いながら
「俺の雇用者の情報だ…。不思議な事に学校内の情報まで、何でも知ってるし、何でも見てる…。それを正確に分析する力も持ってる。これは、その人の情報だ」
 大貫の質問に対して呟いた。
 黒澤は稔の失脚するのに対し、教師サイドでそれに対抗する勢力を固めていた。
 それが、この5人の教師であり、離れた場所にもう一人盟友として確約を取っている。
 それは、自分達が失敗した時の、保険のような物だが、意志を1つにしてくれていた。

 黒澤は奴隷教師を見回しながら、ジッと考え込むと
「由香は正直な所7点か8点だろう、直美、奈々、光は良い所6点止まり、恵美が由香と良い勝負で…後は4〜5点が良い所だ。少し、展開を甘く見ていた感が、否めないな…」
 ボソボソと話し始める。
 黒澤の言葉に山源が
「そんなに厳しいんですか? まあ、確かにあの人は相当ですからね…」
 口を挟むと
「恐らく、柳井君の育てた森川姉妹で13・4点と言った所だろう…。実際プレイした事がないから、正確には分からんが、そんなレベルじゃないかな…」
 黒澤がボソボソと呟く。

 黒澤の真剣な呟きに、奴隷教師が落ち込み始めると
「そうは言っても、多分お前達を超えている、レベルの者は他所には居ない。良い所京本先生の志保理だが、あれでも6・7だろう。明日朝一でこの5人を私が、審査に掛ける。この5人なら、30ポイントに達するだろうから、Bクラスに成って赤首輪を2人持てる。その後は、私達5人で順次調教した奴隷をまわし合い、1人ずつBクラスに押し上げて行こう」
 黒澤は奴隷教師を慰め、方針を伝え決を求めた。

 黒澤の打ち立てた方針に全員が頷き、食事を摂って解散する。
 方針を打ち立て、決を取ったのだが、黒澤は腑に落ちない顔をしながら食事をしていた。
 キサラが教師全員を集め、予防接種と言いながら無針注射器で教師全員に何かを投与したのだ。
 それの意味が全く分からず、黒澤は考え込んでいた。

◆◆◆◆◆

 次の日の早朝、黒澤と由香が学校に到着すると、職員入り口に4人の女性教師が全裸で平伏している。
 女教師は首輪の装着を頑なに拒んでいた者達で、昨日相当キサラに責められたのだろう、全身に鞭の跡が走り、所々血が滲んで痛々しい姿を晒していた。
 黒澤達が入り口を潜ると、女教師達は声を揃えて挨拶する。
「黒澤様…お早うございます…」
 女教師達の声は、カラカラに掠れ、かなり聞き取り難くかった。
 恐らく昨日の責めで、悲鳴を上げすぎて、掠れ声になった事が伺える。

 黒澤が軽く挨拶を返し、女教師の前を通り過ぎようとした時、1人の女教師が
「あ、あの…宜しければ、私めに首輪を嵌める許可を頂けませんか…。何でも致します…、ですから、許可をお与え下さい…」
 黒澤に懇願すると、他の3人も異口同音に懇願を始めた。
「ああ、構わないぞ…。お前達の首輪を認めてやる…」
 黒澤はそう呟いて、女教師の前から立ち去ろうとするが、女教師達がそれを必死に止め
「でわ、許可の承諾サインをお願い出来ますでしょうか」
 そう言って、黒澤にお尻を向けて、足を真っ直ぐに伸ばし尻タブを開いて、下半身を晒す。

 女教師達のオ○ンコには、牛乳瓶のようなクリスタル製の容器が押し込まれ、中では光を放つローターが暴れており、オ○ンコの中身を奥まで露わにし、クリ○リスには直径1p程の、ガラス製の吸引キャップが付けられて、クリ○リスが紫色に鬱血してキャップ内に張り付いていた。
 そして、アナルには8p径のバイブがうねり、尿道に油性のサインペンが根本まで入り込んでいる。
 アナルは所々が裂け、血を滲ませている事から、一晩でアナルSEXが出来る大きさまで、無理矢理拡張されたのだろう。

 黒澤は尿道に入っているサインペンを摘むと、出来るだけ痛みが無いように、ユックリと引き抜いて遣った。
「ひ、ひぎぎぎぃー、ぐひ、ぐ〜…」
 それでも、女教師は歯を食い縛りながら、悲鳴を噛み殺しブルブルと震え、痛みに堪えている。
 尿道からサインペンを引き抜くと、[ブィ〜〜〜ン]と言う音と共に、クリ○リスの吸引キャップが振動を始めた。
「がは、ぎ、がぁ〜、ぐぎっ、ぐひぃ〜、が、が、が、ぐぅ〜〜〜っ」
 紫色に鬱血したクリ○リスに、振動が加えられ、女教師は地獄の痛みを味わう。

 黒澤はサインペンのキャップを素早く外し、必死で痛みに耐える女教師のお尻に名前を書いてやる。
 名前を書き終え、尿道にサインペンを戻すと、クリ○リスの振動が止まり、女教師は尿道を広げられる痛みと闘った。
 他の3人の女教師にも、同じようにサインすると
「おい、お前達は何人の許可で、首輪を許されるんだ…」
 女教師に問い掛ける。

 女教師は体勢を入れ替え、黒澤に平伏すると
「はい…。私達は、態度が悪かったので、調教師の皆様、全員の許可が必要だと命ぜられました」
 掠れた弱々しい声で、黒澤に語った。
 この後この女教師達は、今と同じ痛みを11回経験しなければ成らなかったのだ。
「そうか…、頑張れよ…」
 黒澤が励ましの声を掛けると
「あ、有り難う御座います…。有り難う…御座います…」
 平伏したまま、涙声で何度も感謝する。

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