夢魔
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■ 第29章 暗転20

 中に入って真の教育を見ていた奴隷教師達が、その状態を興奮気味に語り始める。
 黒澤はその話を聞きながら、人間離れした真の教育も、限界がある事を感じた。
 10分程経つと、部室の扉が開き、中から美由紀が出てくる。
 出て来た美由紀を見て、また黒澤達は息を飲む。
 今度は美由紀の美貌が、少し薄らいで妖艶な雰囲気も消えていた。
 美由紀は全員の視線を浴びながら
「少しお話ししても、宜しいでしょうか?」
 黒澤に頭を下げて、真の教育に対する注意事項と、奴隷教師達からの[気]の提供を依頼する。

 黒澤達は美由紀の話に納得し、奴隷教師達も[気]の提供を承諾すると、真が部室から出て来た。
「いや〜…参りました…。あそこまで、[気]を消費するとは思いませんでした。未熟者ですね…」
 真が頭を掻きながら、美由紀と黒澤達に笑い掛けると
「源さん、今新庄先生から聞きましたが、注意事項が有るなら、先に行って下されば良かったのに…。私達も、無理を言って居るんですから、無茶な事はさせたく有りません。貴方は一人しか居ないんです、お身体を壊すような事は控えて下さい」
 黒澤は困ったような顔で、真に懇願する。

 真は頭を下げながら
「いや、申し訳有りません…。ただ、余り詳しい内容を告げる事にも、抵抗があった物ですから…」
 黒澤に謝罪した。
「一度ここで休憩を入れましょう、時間も時間になったので、夕食を用意させました。ユックリ食事を摂って下さい」
 黒澤は、真の謝罪に苦笑いを浮かべ、夕食を勧める。
 その場にいる全員は再び、昼食時のように席に着き、奴隷教師達は甲斐甲斐しく世話を焼き、自分達も食事を摂った。

 食事が終わると、真が恵美に視線を向けて
「そろそろ、5時間ぐらいに成りますか? 頃合いですね、山本先生試してみて下さい」
 山孝に恵美を抱くよう依頼する。
「あ、へい、分かりやした。おい、恵美大丈夫か?」
 山孝は真に返事をして、恵美に問い掛けた。
「はい、まだ身体が、少しフワフワしますが、全く問題有りません」
 恵美は上体を起こして、正座すると山孝にニッコリ微笑んで答える。

 山孝が仰向けに横たわると、恵美がスルスルと山孝に近づき、ズボンを脱がせ、その上にまたがった。
「あ、坂下先生そのまま、手を使わずにオ○ンコに入れてみて下さい。今なら簡単に出来る筈です」
 真がそう恵美に告げると、恵美は山孝の反り上がりって、腹にピッタリとくっついているチ○ポに、オ○ンコを押しつけると、器用に腰を振ってツルリと飲み込んだ。
 その事に山孝と恵美は、別々の意味で驚きの表情を浮かべる。
 恵美は真の言う通り簡単にオ○ンコが、山孝のチ○ポを飲み込んだ事に驚き、山孝はその感触に驚いた。
(うおっ! 何だ? 恵美のオ○ンコの感触が、全く違うぞ! 以前のきつさも有るが、それだけじゃない…ヤワヤワと吸い付くように、密着してくる…くぅっ! これは、気持ちいいなんてモンじゃない)
 山孝は恵美のオ○ンコに入った瞬間、総毛立つような快感に、目を丸くする。

 そして、山孝のチ○ポをくわえ込んだ恵美は、天を仰いで恍惚の表情の中
(凄い…解る…孝三様のおちんちんが…。細かい所…血管の動きが…手に取るように解るわ…。うふ…素敵…)
 妖艶な笑みを浮かべ、自分のオ○ンコの感覚に酔いしれていた。
 真はそんな恵美に近づくと、背後から肩に手をソッと添え
「さぁ、復習の時間です…。良〜く、身体の使い方を思い出して下さい…」
 優しく恵美の耳元に囁く
「はい、源様…私、頑張りますわ」
 恵美は背後の真に微笑み、大きく頷いて山孝に顔を向ける。

 山孝はその恵美の顔を見て、美由紀の雰囲気とダブっている事に気付き、ゾクリと背筋を震わせた。
「さぁ、山本先生を感じて、何処をどう刺激すれば良いか、感じて動いてみて下さい…」
 真の囁きに、恵美がコクリと頷くと、腰を小刻みに振り、膣の筋肉を使い始める。
「うおっ! く、くぅ〜…。め、恵美…待て、少し待つんだ!」
 山孝は顔を真っ赤に染め、必死で恵美の動きを止めた。

 恵美はキョトンとした表情で、山孝を見詰めその動きを止めると
「源さん! これ、どう成ってるんですか? 凄いなんてモンじゃない。こんなのを、どうやって耐えろって言うんです?」
 山孝は上半身を肘で起こしながら、真に真っ赤な顔で問い掛ける。
「レベルを上げすぎましたか…。それじゃ、山本先生にも、房中術の基礎をお教えしましょう…」
 真はそう言いながら、短く真言を唱えると、右手の人差し指を出し、その指で山孝のへその下を軽く押さえ
「今、私が押さえている所に、意識を集中して下さい。そうすると、温かな固まりを感じる筈です」
 山孝に告げると、山孝は意識を集中してコクコクと頷く。
「今感じている、それが、気の基本です。それを維持するように意識を保てば、早々射精する事は有りません」
 真は山孝にそう告げ、指を離して再び恵美の背後に回る。

 真が背後に回り、再び恵美の復習が始まった。
「それでは、始めて下さい…。最初は、確かめるように全体を感じて、自分の何処が動くのか思い出して下さい」
 真の囁きに、恵美は妖艶な表情に変わりながら、舌なめずりをして山孝を見詰める。
 恵美は膣壁をヤワヤワと締め上げ始め、山孝のチ○ポを確かめた。
 その動きは掌で包み込み、繊細なタッチで感触を確かめるように動き、山孝のチ○ポを刺激する。
(くぅっ! くそ! 負けるか! 奴隷に跪く訳にはいかねぇんだ! へその下! へその下ー!)
 山孝は必死になって、へその下[丹田]に意識を集中させ、真が置いて行った[気]の固まりに意識を集中した。

 恵美は驚く程自由に動く、下腹部の筋肉の動きに夢中に成り、その動きを加速させる。
 端から見ると、その動きは殆ど動いて居ないが、恵美の下半身の筋肉は、ピクピクと痙攣しその躍動箇所の細かさを知らせていた。
「良いですね…、優秀ですよ。次は子宮を動かしましょうか…。ほら、そう…そこの筋肉を緩め、下腹部の…、そう、そこに力を入れる…、良いですよ…貴女の物覚えは、素晴らしい物ですね。優秀な生徒です…」
 真は[気]を遣い恵美の筋肉の動きを、観て誘導すると、恵美は真に囁かれた通り筋肉を動かし、自分の身体の使い方を復習し覚え込む。

 真の誘導で恵美の子宮口が開き、ユックリと膣口に向かって子宮が降りて、山孝の亀頭をすっぽりと包み込んだ。
 山孝はその瞬間、ビクリと身体を波打たせ、感じた事のない感触に目を剥いた。
 子宮による締め付けで、全身を襲う快感は、今までの比ではなかったのだ。
 真は恵美の背後から離れると、山孝の頭の横に移動し
「ここからは、貴方の正念場です…、貴方が坂下先生を服従させている自負がお有りなら、お命じなさい…。その命令を聞き入れるかどうか…、深い命令を聞き入れるかどうかで、貴方の支配が解ります」
 山孝に囁いた。

 山孝は真の真剣な表情を観て、自分自身の試練だと考え、恵美に向かって命令する。
「恵美、感じろ…、好きにイッて良いぞ…」
 その命令を聞いた瞬間、恵美の中で快感が爆発した。
 山孝の命令に、恵美の心が無意識に従ったのだ。
「きゅふ〜〜〜ん! あひぃ、んふ、くぅ〜〜〜ん、かはぁ、ひん、ひぃ〜〜〜〜っ…こ、孝三…さま…いや…とぶ〜…こわい…たす…けて〜あふぅ、くん、あひぃ〜〜〜ん!」
 恵美は突如、自分の感覚が剥き出しになった様に、全身が快感に襲われ、一挙に絶頂に到達しそのまま何度も絶頂を迎え続ける。
 涙を流しながら、感じた事のない絶頂に怯え、山孝を求める恵美は、幼子のように見えた。
 山孝が下から手を伸ばし、恵美の身体を抱き締めると、その瞬間山孝は射精する。
 恵美の子宮の奥深くに、山孝の精液が迸ると、恵美の全身が痙攣して、恵美は最大の絶頂を迎えた。

 山孝に抱き締められた恵美は、稲妻に打たれたように、全身をビクビクと痙攣させ、山孝の上に力無く覆い被さっている。
 山孝自身も感じた事のない深い射精感に、驚きの表情を浮かべていると
「これが、1つ上のSEXです…。今までの物が、児戯に思えるでしょ?」
 真がニッコリ微笑んで、山孝に伝える。
 山孝が驚きの表情を浮かべ、コクリと頷くと
「坂下先生有っての経験です…良いパートナーに巡り会いましたね…」
 真が微笑みのまま、山孝に告げる。
 山孝はその言葉に大きく頷いて、恵美の身体を更に抱き締めた。

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