夢魔
MIN:作

■ 第29章 暗転25

 翌日の午後の補習授業が始まると、教師達全員が地下の拷問部屋に呼び出された。
 全員何事かと、訝しんでいると伸一郎が満面に笑みを浮かべ、教師達に向かい話し出した。
「皆に集まって貰ったのは、他でも無い。実は、昨日反抗を企てた者がいてな。そいつ等に罰を与えた…こいつらは、今後このままで飼われる。お前達もこう成らない様にするんだぞ」
 伸一郎はそう言って、奥にむかい[連れて来い]と指示を出す。
 奥から谷と東に引きずられて、出て来た女教師を見て、全員息を呑んで固まった。

 2人の女教師は、体中に卑猥な落書きをされていた。
 国語科の女教師、橋本奈津実(はしもと なつみ)は大きく額に[犬]と書かれ、眉間にクリ○リス鼻全体にリアルなオ○ンコを書き込まれている。
 背中一面に[私は変態雌犬の分際で、教育委員会に訴える愚かな行為をしたため、このような罰を頂きました。罪を償うために、この身体を差し出しましたので、弄んで下さい]と書き込まれていた。

 数学科の女教師、村木留美子(むらき るみこ)は大きく額に[猫]と書かれ、顔全体にリアルなチ○ポの絵を書き込まれている。
 背中一面に[私は淫乱雌猫の分際で、警察に駆け込む愚かな行為をしたため、このような罰を頂きました。罪を償うために、この身体を差し出しましたので、弄んで下さい]と書き込まれていた。
 2人の腕や腰、お尻一面に[変態雌犬][被虐玩具][陵辱人形][便所奴隷]等の言葉が、色とりどりの文字で書き込まれている。

 2人の頭には、ゴム製のオモチャの犬と猫の耳が、医療用の瞬間接着剤で固定されており、後頭部の皮膚には直径5pのリングピアスが取り付けられ、鼻フックが固定されていた。
 鼻フックで引き上げられた鼻には、直径5p太さ3o程の金環が、鼻中隔を貫いて取り付けられ、それにリードが結ばれている。
 口枷により大きく開かれた、口からダラリと舌が垂れ下がり、ダラダラと涎を溢し金製の飾りを濡らしていた。
「ひぎーーーっ」
 突然猫に変えられた、留美子の喉奥から悲鳴が上がる。
 右の乳房の下側辺りの針が、一本カップの中に消えていた。
 留美子は直ぐに腰を高く上げ、激しく振り始める。

 伸一郎は東に眼で合図すると、東は頷いて
「ほら、駄目だ。理事長のお許しが出なかったぞ」
 留美子の腰を力ずくで押さえ込み、腰の振りを止めさせた。
 留美子の表情が途端に悲痛に染まり、涙を流し始める。
 それをやや後方で見ていた、奈津実は小刻みに左右に動き、ガタガタと恐怖に顔を歪めていた。

 留美子の身体が、ビクビクと激しく痙攣し始め、喉の奥から絞り出す様な苦鳴が漏れる。
「こいつらはな、少しでも膝を緩めたり、5秒間同じ所に立ち止まったりしたら、体中に仕掛けられた機械が動き始める。止める方法は尻に付いている尻尾を激しく振って、直腸に入っている、バイブを動かすしかない。それをしないと、機械はフルコースで動く…。もうそろそろ、良いだろ…、離してやれ」
 伸一郎がそう言うと、東は手を離す。
 留美子の苦痛のダンスが始められる。

 留美子は高々とお尻を上げ、必死に尻尾を振るが、動き出した仕掛けはもう止まらなかった。
 乳房の針が、次々にカップの中に消え、高々と上げたオ○ンコの入り口が、ギリギリと開き[シュオーン]と高速で回転するモーター音を立てる。
 留美子の背中は、有り得ない程複雑にはね回り、身体の奥底で起きている、苦痛を表現していた。
 留美子の子宮の中で、ウニの様に棘を出した金属球から、低周波の電流と、低電圧の電流が交互に流れ、留美子の身体を跳ね上げさせる。
 クリ○リスに取り付けられた、吸引器が細かく振動をして、紫色に膨れ上がったクリ○リスを激しく揺さぶった。
 留美子は気も狂わんばかりの、激痛に身体を苛まれ、伸一郎の足に縋り付いて必死な眼で哀願する。
 決して許される筈も無いのに、留美子はそうせざるを得なかった。
 留美子を襲う痛みは、それ程の物だったのだ。

 伸一郎は教師達に視線を向けると
「こいつ等が止まって良いのは、調教教師と用務員のこいつ等が居る時だけだ。センサーがお前達を感知して、作動スイッチを切る。こいつ等が狂わんようにちゃんと世話をしろ、良いな…」
 黒澤達に告げて、地下から出て行った。
「このリモコンでこいつ等の仕掛けを操作する。だが気をつけな、こいつのボタンのスイッチは、ランダムで変わる。停止スイッチがいつもそこに有るとは、限らない…確率は1/16だ…」
 そう言って東が2人のブラの背中に、カード型リモコンを引っ掛ける。
 リモコンには4列×4列のボタンが並び、何の表示も成されていなかった。
 黒澤は痛ましそうな視線で、家畜に落とされた女教師を見詰める。

◆◆◆◆◆

 教師達全員が、管理棟から出て来るとスルスルと白井が、黒澤グループの奴隷教師に近づき
「貴女、ちょっとこっちへいらっしゃい。私が首輪を付けて上げる」
 いきなり宣言して、腕を引っ張って行った。
 奴隷教師は突然の事で、驚きながらその手を振り解くと
「皆さん、見た? この女、不服従よ!」
 白井が指差して、宣言する。

 その言葉を聞いて、奴隷教師は驚いたが、もう後の祭りであった。
 黒澤はムッとした表情を白井に向け
「白井君、いい加減にしろ…そんな事をしても、何にも成らない…。2/3の教師の同意で、意見は覆るんだぞ」
 低い声で恫喝する様に告げる。
「ええ、そうね…。2/3の教師が同意すればね…探してご覧なさいな…」
 白井は自信満々で、黒澤に告げると、黒澤は辺りを見渡し調教教師の顔を見詰めた。
 すると、白井の横に光子がスッと近づき、迫田と森、それに小室が顔を俯けた。

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