夢魔
MIN:作

■ 第29章 暗転36

 部屋を確認して居た者が、風紀委員室内に戻ると、そこに居た5人の姿が消えており、奥のエレベーターホールから、微かに[チン]と言う音が聞こえた。
 6人は顔を見合わせ、エレベーターホールに向かうと教頭が扉を開けて顔を出し
「あっ、こっちに来て下さい」
 6人を呼びつける。
 6人が、エレベーターに乗り込むと、教頭は地下のボタンを押した。
 エレベーターが地下に着き、扉が開くと
 目の前には、既に生徒会役員と風紀委員が集合して居た。
 奥の階段室から、ハアハアと息を切らせて、クラス委員が階段を降りてくる。

 教頭はスルスルと生徒会役員の間を縫い、先頭に立つと
「こちらですよ」
 全員を手招きして、奥へ進む。
「ここは上の物と違い、置いて有る物はどれも本格的な物で、知識も必要とします。暫くは精通した指導教師の同行を義務付けます」
 教頭は全員に注意を与えながら、奥へと進む。

 狂を除く全員が、薄暗い通路を歩きながら、鉄格子の中を覗き込み、ゴクリと唾を飲み込んだ。
 教頭は、一番奥の拷問室に入ると
「言う事を聞かない者は、最終的にはここまでされます」
 全員にそう告げながら、パンパンと手を叩く。
 すると、右手の暗がりの中から、ペタペタと足音がして2匹の変わり果てた、家畜女教師が現れ教頭の足下に擦り寄る。

 その姿を見て、全員の表情が強張った。
 女教師は、2人共美人の多いこの学校でも、10指に数えられる美貌の持ち主で、スタイルの良さからも女生徒の憧れの存在だった。
 それが、見るも無残な姿で這いつくばって居たのだ。
 女教師達の頭は、剃毛されてから特性のクリームで綺麗に磨かれ、今は毛根の跡すら判別出来ない程ツルツルに成り、真っ白な肌を晒し、黒い入れ墨の[犬]と[猫]の文字が映えて居た。

 顔は首枷のため常に正面以上を向き、口枷から垂れている舌は重りのせいで、先端が顎の下を超えて居た。
 鼻には鼻中隔を貫いた大きな金環が嵌り、ブラブラと揺れている。
 そして、顔面に描かれた女性器と男性器のリアルな入れ墨が、この2匹の日常生活の終わりを告げて居た。
 女教師達の乳房は、赤黒く変色し、小玉スイカ並みに大きく腫れ上がっている。
 乳房のあちこちに、赤い斑点が散らばって、その点を中心に赤黒い痣が広がり、繋がって乳房自体を変色させて居たのだ。

 乳房の根元に有るリングは、乳房をくびり出す様に肌に食い込み、肥大した乳房を強調する。
 乳首には、リングピアスが付けられ、投げ釣り用の300gの重りがぶら下がって居た。
 腰には20cm幅のバネ仕掛けが付いたコルセットが嵌められ、2人の腰回りは、50cmを切って歪に見える。
 コルセットの背中の部分は、透明のビニールの様な素材で出来ており、背中の入れ墨がちゃんと見える様に成っていた。
 しかしそんな中でも、2匹の家畜女教師は目の前に、生徒達が居る事を意識し、顔の正面が見えない様、自分の股間が見えない様、微妙に身体を動かして隠そうとして居る。
 その仕草から、生徒達はこの2匹の家畜女教師達が、此処までされて狂って居ない事を知る。

 奈津実と留美子はこの姿にされてから6日が経ち、反抗心は全く無く成っていたが、生徒に見られるという羞恥心までは消えていなかった。
 涙が出そうな程惨めな状態だが、今目の前に居る[主人]は、唯一優しく接してくれる[教頭様]なので有る。
 [教頭様]の勘気に触れ、2度と呼ばれ無く成ったら、ここの生活は何処にも救いが無く成ってしまう。
 奈津実と留美子はそんなジレンマの中、教頭に媚びを売る。
 教頭は2匹に微笑むと、その心中を察し
「ほら、お前達身体を晒して、生徒達に見せなさい」
 2匹に命令を与えて遣った。

 奈津実と留美子は、これで何の躊躇いも無く、その身体を晒せる。
 [命令]と言う[大義名分]を与えられたからだった。
 奈津実と留美子に取って、命令は最早[抗う事の出来ない物]で行動の全てに優先する。
 そしてその上で晒す恥や苦痛は、全て愚かな行為を取った贖罪なのであった。
 [これを繰り返せば、いつか許される日が来る]そう言われて、皆に苦痛や恥辱を与えられていた。
 奈津実と留美子はそれに縋り付く事で、精神を繋ぎ止めているのだ。

 教頭の命令を受けた奈津実と留美子は、教頭の真正面に回って、家畜の平伏をする。
 足は大きく開いたままピンと伸ばし、お尻を掲げたまま背中を限界まで反らし、乳房を地面に押し当てて、出来るだけ姿勢を低くして、顎の先を床に押しつけた。
 首枷のため下を向く事も出来ず、膝を折り曲げる事も禁止されているため、これが2匹に出来る唯一の[低い姿勢]だった。
 お尻を突き出しているため、真後ろにいる生徒達には、奈津実と留美子の股間が、丸見えである。

 奈津実と留美子のオ○ンコは、常に膣口をバネ仕掛けのリングで広げられて居るため、今は直径10pに達し、ポッカリと口を開いていた。
 大淫唇と小淫唇はその縁の部分に、何かが埋め込まれ、大きく伸ばされ広げられて居る。
 膣口から簡単に見える膣内には、リングが埋め込まれ良く見ると、膣壁のあちこちに傷が無数に付いていた。
 リニアリングが回転している最中に、白井が異物を投げ込んで、それにより傷が付いた跡だった。

 尿道口には赤いゴムチューブが入っており、そのサイズは4p程に拡がっている。
 クリ○リスは1.2pの直径で長さが1.5pの吸引管が取り付けられ、その中で真っ赤に充血し、テラテラと光っていた。
 アナルから生えている尻尾の付け根は、直径10p程の太さで、まるでビール瓶のように見える。
 この2匹の下半身を見た、生徒達は[この2匹は加虐趣味を満たす、道具である]と、全員が2匹の存在を理解した。
 それ程徹底した、人体改造だったのだ。

 教頭は生徒達を見回しながら
「この2匹は、これから身を持って生徒達を教育します。この2匹に接し、世話を任されれば、こう成りたいとは思わないでしょ…。貴方達もこう成らないとは、限りませんから充分注意しなさいよ」
 家畜女教師の使い道を教え、生徒達に鋭く釘を刺す。
 釘を刺された生徒達は、ゴクリと唾を飲み込み大きく頷いて、肝に銘じた。

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