夢魔
MIN:作

■ 第30章 圧制9

 突然の電話で、その日の教育が終了した久美は、悪い予感に怯えながらも安堵した。
 悦子はそんな久美に部屋の隅に置いてある、診察台の様なベッドを指差し
「今日はアレがお前のベッドよ」
 久美に命じると、久美はそのベッドをマジマジと見詰める。
 ベッドは大の字に成った、人の形をしておりラバー製の蛇腹で全体が覆われていて、沸々と嫌な予感を久美に起こさせた。

 久美がベッドに乗り、ベッドの形のまま、手足を開いた大の字に成ると、悦子は直ぐにベッドの影からベルトを引き出し久美の手首、肘、肩、胸、頭、腰、太もも、ふくらはぎ、足先、全てを固定し、ロックを掛けた。
 久美は瞬く間に、五体全ての自由を奪われ、ピクリとも動けなく成る。
 悦子がニヤニヤ笑いながら、操作パネルを操作すると低いモーター音を上げながら、ベッドの形が徐々に変わって行く。
 腰の部分から背中全体が持ち上がり、それはユックリと弧を描いて止まると、久美の身体は股間を覗き込む姿勢になり、腕は自然に肘をかける様に曲げられている。
 足は太ももを軽く持ち上げられ、膝から下は逆に下に降りて、股間は大きく左右に開かされていた。
 完全に下半身がさらけ出され、無防備な状態にされる。

 恐怖で顔を引き痙らせる久美に、悦子は微笑みを浮かべ
「ほらそんなに怖がらなくても良いわよ。今、良い気持ちにして上げるからね…」
 久美の身体に、医療用手袋をした手でクリームを塗り始めた。
 両の乳房、乳首、クリ○リス、膣口、大淫唇と小淫唇、アナルと丁寧に、クリームを塗り込める。
 久美の敏感な性感帯に丁寧に何度も塗りつけると、触られている久美の頬が真っ赤になっていた。

 次に柔らかそうな薄い青と白に分かれた、直径6oで1.3m程の長さの棒を持ち、それにダイヤルが2個付いた機械を組み合わせた。
 悦子はニヤニヤと笑いながら、その棒の先端をアナルに押し当てる。
 久美はその途端ビクリと、アナルを震わせ力を入れるが、悦子に[30回]と回数を数えられ、力を抜いた。
 悦子が持った棒はどうやら、自由自在にその向きをコントロール出来る、胃カメラの様な仕組みで、久美の腸内をドンドン奥に進んで行く。
 1.3mの棒が、全て久美のアナルに飲み込まれると、ダイヤルの付いた機械を外し、アナルストッパーを取り付け、アナルに押し込んでロックし、アナルストッパーの底に有る穴と、大きな注射器をチューブで繋ぐ。

 全ての作業が終わった様で、悦子は満足そうに微笑むと、久美に向かって先程と同じ棒をちらつかせ、種明かしを始めた。
「これはね、こんな風に見えて、実は浣腸薬なのよ。この根本の白い部分は全て薬剤で、中に入ってるワイヤーで、自由自在に動かせるの、先端部は各結腸を通って行って一番奥の盲腸辺りまで辿り着いてる筈だわ。この薬剤は体温でユックリと溶け出して、3時間程で完全に薬液に戻る。そして、先端1/3の青い部分にはバルーンが付いててね、今からそこに生理食塩水を入れて上げるの。すると、どう成ると思う?」
 悦子の質問にさっき迄赤く火照っていた、久美の顔が真っ青に変わり目を見開いて、ガタガタと震える。

 悦子はその久美の反応に、かなり満足し
「そう正解。お前のお腹に溜まった物が、全部出て来ちゃうの! 下行結腸からS状結腸に有るウンコを薬が溶かして柔らかくし、薬の効果で腸の蠕動が活発化すると、直ぐに直腸に流れ出して来る。おまけに、盲腸の下からたんまり溜まった、生理食塩水が腸内を洗浄しながら、降りてくるのよ。お前のお腹の汚い物、全部出てくると思いなさい」
 悦子は高らかに笑って久美に告げる。
 怯える久美を楽しそうに見詰めながら、悦子は都合1リットルの生理食塩水を、久美の腸内に注入した。

 久美は目を見開いて、悦子に哀願する。
「そ、そんな…3時間もこのままなんですか? お願いします、そんなに長い間、酷い便意に晒されるなんて…」
 久美の言葉に悦子は耳に手を当て
「はぁ? いつ私が、3時間って時間を決めたの?」
 久美に戯けて問い返すと、久美の表情は更に引き痙り
「ショーの時間は明日の9時よ…、時間にして、タップリ10時間有るわ。明日の始業時間の遅刻は、大目に見て上げるから、私が迎えに来るまで頑張ってなさいね…。そうそう、特別にお前の苦痛を紛らわせて上げるわ。このお薬でね…」
 悦子はそう言うと、大型の注射器に入った、ピンク色のジェルを見せる。

 久美はその妖しげな薬に、恐怖で顔を引き痙らせ
「お、お願いします…、何でも言う事を聞きますから、そんなの注射しないで!」
 悦子に哀願すると、悦子はキョトンとした表情を浮かべ、腹を抱えて爆笑した。
「あ、あんた馬鹿? こんなの注射する訳無いわよ。第一、私注射なんか出来ないから…。大丈夫、これは絶対に痛くないから、もしこれが痛かったら、直ぐにお前を解放して上げるわ」
 悦子はそう言って、久美を安心させると、股間にしゃがみ込みクスコとライトを使って、久美の処女膜を調べる。
「お、有った、有った…。ほら、この処女膜の穴の中に、針の先端を通して…」
 悦子はブツブツと呟きながら、久美の処女膜に傷を付ける事無く、膣内に超強力な媚薬を大量に投与した。

 1/3程残して、針を抜いた悦子は、その残りの半分を膣口付近に、残りの半分をクリ○リスと乳首に塗り、久美の顔を観察する。
 久美の心配そうな顔に、徐々に血の気が上り、顔が真っ赤になると、久美の呼吸が速くなった。
「あくぅ〜〜〜ぅ〜〜〜ん!」
 久美の身体がギチギチに拘束された中、大きくエビぞり、恐ろしく目を見開いて、悦子を見ると
「な、何をしたんですか? 私に何をしたんです?」
 必死な声で、問い掛けてくる。

 悦子は満足そうに酷薄な笑みを浮かべて
「ええ、これから辛い目に遭うんだから、少しは気持ち良くなるようにと思ってね、感じる薬を塗って上げたの、どう? 気持ち良いでしょ…。但し、少し量は多いかな…。50回分の薬、いっぺんに使っちゃったからね…。早く効果を消したかったら、いっぱい気持ち良く成って、牝汁で洗い流しなさいな…」
 悦子はそう言って、久美の腰と股の付け根と胸の拘束を外した。
 途端に久美の腰は、狂った様に跳ね回り、淫らにうねる。
 悦子はその様を見て、哄笑を上げると
「それじゃ、明日の朝迎えに来て上げるね…。狂うんじゃないわよ」
 久美に言いつけて、バケツを手に持ち、調教部屋を出て行った。

■つづき

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