夢魔
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■ 第30章 圧制14

 一晩中アナルストッパーで拡張されたアナルは、大きく口を開け、溜まっていた久美の便は、勢いよく飛び出した。
 その光景は想像を絶する恥辱だった。
 先ず、太さ5p長さ50p程の太く立派な一本糞が、ムニュムニュとアナルから立ち上がり、身体の前面に向かって倒れ込むと、お腹をスルリと撫でながら落ちてきて、乳房に引っ掛かって止まる。
 アナルストッパーが吹き飛んだ事により、固定されていたワイヤーが引っ張られ、結腸内の生理食塩水バルーンを破裂させる。
 大量の水分が結腸内から出口を求め流れ出すと、直腸内に溜まっていた軟便が噴水の様に吹き上がり、久美の白い肌を斑に染めた。
 そして、腸内に溜まったガスが、[ブピ〜〜〜]と大きなおならとして出ると、最後は生理食塩水が[ブボッ]と音を立てて、飛び出し久美の身体を洗う。

 久美は一晩中我慢し続けた、便意の解放の為、再び絶頂を極めビクビクと震え、放尿した。
 飛び出した小便が緩いアーチを描いて、朝の校庭に飛沫を飛ばす。
 乳房に絡んだ一本糞がユックリと胸の谷間を通り、久美のウットリした顔を撫で、磔台が固定された台車の上に落ちる。
 悦子はそんな久美を指差し、涙を流しながら腹を抱えて、大笑いしていた。

 だが、久美の地獄はこんな物では、終わらない。
 久美を貫くピストンマシーンが、その動きを止めないからだ。
 ピストンマシーンは全員が絶頂に達するまで、その動きを止めない様に設定されている。
 久美はこの後、最後の少女が絶頂を迎える迄の30分間程、延々イカされ続けた。
 1人快感を訴え続けた久美を、全校生徒が冷たい視線で見る様に成っていたのは、必然だった。

 処罰が終わって磔台から降ろされた久美達は、朝礼台前に立たされる。
 朝礼台前に立たされた6人が、両腕に枷を付けられると、校舎の端から低いエンジン音を上げ、ラフタークレーンが現れた。
 それ程大きくはない2〜10t用の物で、伸一郎が工事関係者に置いていかせた物だった。
 クレーンのフックの先には、直径1.5m程の馬車の車輪の様な金具が付いており、これから何が起こるのか、処罰の開始以上に全校生徒は、固唾をのんでいた。

 クレーンがアームを伸ばし、フックが朝礼台の前に集まった6人の真上に来ると、スルスルと車輪が降りてくる。
 この時点でほぼ校庭に居た全員、6人が何をされるか理解した。
 吊られるので有る。
 しかし、何の為か迄は、まだ理解出来なかった。
 皆が怪訝な表情を浮かべると、少女達は車輪に付いた金具に手枷を固定され、中空に引き上げられる。
 すると4人の体格の良い男子風紀委員が、手にホースを持って現れた。
 そのホースを見て全校生徒は、恐怖に顔を引き痙らせる。
 4人が持っていたのは、消火栓の消防用ホースだった。

 4人の男子生徒が腰を落とし、筒先を固定すると放水が始まる。
 圧力が掛かった水は、殆ど凶器である。
 警察が暴徒鎮圧用に使う、放水車の水圧は0.15Mpaに対して、屋内2号消火栓は0.25Mpaの圧力が有り、まともに当たれば大体の人間は2〜3m吹き飛ぶ。
 そんな激烈な水圧が、宙吊りにされた状態の身体に、四方から放水された。

 フックに掛けられた車輪が水圧を受ける事により、グルグルと回転し、少女達の身体自体も個別に回転する。
「ぐふぉ…が、がぐぅ、ぐ、ぐ、ぐふぅ…げぇふぉ、ふぉぶ、ふぉぶ、ぎひぃ〜〜〜っ…」
 水は容赦無く身体を叩き、顔をはねのけ、頭を揺さぶり、少女達を揉みくちゃにする。
 いつどこから襲うか解らない水圧、自分が今どんな格好をしているかすら解らない、空中で溺死する様な恐ろしい予感に、少女達は泣き叫ぶが、それも水しぶきの音に掻き消され、大量の水を飲む羽目になる。
 僅か数分の放水だったが、少女達の体力を奪うには、充分だった。
 クレーンに吊された6人は、肉屋の保冷庫に並ぶ肉塊のように、グッタリとしてピクリとも動かなく成る。

 放水が終わると、男子風紀委員は淡々とホースを片づけ始めた。
 ずぶ濡れの少女達の身体からは、さっきまで汚していた糞尿が、綺麗に吹き飛んで、白く瑞々しい身体が午前の暖かな光を浴び、キラキラと輝き揺れていた。
 その美しさが、返ってこの仕打ちの陰惨さを強調するかの様だった。
 この処罰を見た全校生徒は、[絶対に無断欠席はしない! 死んでも登校する]と固く心に誓う。

 恐怖感でいっぱいの全校生徒に
「これで、公開処罰は終わりです。全校生徒は、速やかに教室に戻りなさい」
 風紀委員長の悦子の声がスピーカーから流れると、全校生徒はクラス委員の誘導で、整然とクラスに戻って行く。
 クレーンのエンジンが切られ、運転席から用務員の東が出てくるのを見た生徒達は、この6人がこのまま放置される事を知り、思わず身震いした。

 10分程して久美は肩の痛みの為、意識を取り戻したが、目を開けただけだった。
 その虚ろな瞳は何も見て居らず、何も考えては居ない。
 ただ意識を取り戻しただけに、過ぎなかった。
 それは残る5人の少女も、皆同じようで、精根尽き果てた表情で、ぶら下がっている。

 髪の毛から滴る水滴の量が減り、身体を湿らせていた水気が消え、地面が白っぽく乾いてくると、全員のお腹が[ぐぅ〜〜〜]と鳴った。
 6人共昨夜の夕方から学校に引き立てられ、夕食を摂って居なかったのだ。
 そして、大量の浣腸でお腹の中には、何も残って居らず、空腹感が強まる。
 そんな少女達に初めて浮かんだ意味有る言葉は、[辛い]でも[苦しい]でも無かった。
 [お腹空いた…]と6人は、思い思いにその言葉を浮かべる。

 空腹を抱え、精根尽き果てた6人の身体が乾き、6人はやっと解放される。
 時刻は11時20分。
 4時限目の終わり間近だった。
 ゴミバケツから自分達の、下着と制服を取り出し、身体に身につけ教室へと戻る。
 その足取りは皆フラフラと、心許なく揺れていた。

 久美が教室に戻り、後ろ側の扉を開けると、その音に反応して、クラス全員の目が久美に注がれ、直ぐに興味を無くした様に元に戻る。
「あ、あの…戻りました…」
 力無く伝えた久美に
「そうか、ご苦労。席に着きなさい」
 黒澤が低く響く声で、久美を促した。

 久美がペコリと頭を下げると、4時限目の終わりを告げるチャイムが鳴る。
 黒澤は何か言いかけた言葉を飲み込み、手に持った教科書をパタリと閉じて
「良し、今日はこれで終わる」
 そう言ってクラス委員に目配せしながら、教壇に戻る。
 クラス委員の号令が響き、クラス全員が席を立ち、黒澤に頭を下げると、黒澤は教室を出て行った。

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