夢魔
MIN:作
■ 第30章 圧制17
パンティーマスクの下で諦めきった表情を浮かべ、放尿する久美を見ながら
(まだ、駄目ね…。もっと追いつめて自分から進んで、教育を受けたく成る様にする方が良いわね…。その方が面白そうだわ…)
悦子は考えを改め、新しい遊びを考え始める。
ふと、次の授業を確認した悦子は、ニヤリと微笑み、席を立ち上がった。
自分のスカートで零れたオシッコを拭いている、久美の前をスタスタと通り過ぎると、悦子は教室を出て、職員室に向かった。
久美は、オシッコが溜まった水受け皿を足で教室の隅に運び、濡れた床をスカートで掃除する。
オシッコを綺麗に拭き終わると、水受け皿の横にチョコンと立ち、俯きながら授業の開始を待った。
(こんな事…いつまで続くんだろう…。お家には、いつ帰して貰えるんだろ…)
そんな事を考える久美の瞳から、涙が溢れ出しパンティーマスクを濡らす。
久美は終わりの見えない地獄の様な虐めに、いつまでも堪える自信が無かった。
久美の心に[何でもするから終わらせたい]と言う気持ちが、染みの様に滲み出していた。
そんな久美の前を、悦子が戻って来て無言で素通りし、席に着く。
悦子が席に着くと、チャイムが鳴り教師が入って来た。
その教師を見て、全員がザワザワとざわめき始める。
「はい〜静かになさ〜い。先生は所用が有って、この時間は自習になります〜」
そう言って副担任の由香が舌っ足らずな声で告げ、黒板に自習と書いて出て行った。
由香が出て行くと、悦子が元親友に目配せする。
元親友はコクリと頷き、仲良し3人組に手紙を回した。
4人は思い詰めた表情で顔を突き合わせ、ヒソヒソと相談を始める。
4人は悦子の指示の元、久美を辱める方法を相談し、クラス中に根回しした。
[やらなければ、自分がやられる]クラス中がそう言う雰囲気に染まり、ピリピリと緊張感が漲る。
そんなクラスの状況に、久美は一切気付かず、呆然と項垂れ悲嘆に暮れていた。
クラスの全員が席を立ち、机を中央に集め出して、久美は初めて異常に気付く。
「これから、クラスの所有物に成った、水無月久美の身体検査を行いま〜す。これが、どんな物かみんなで、調べましょう」
元親友の掛け声で、両脇から腕を掴まれた。
それを見た元親友は
「あら、そんな事しなくても良いわよ。だって、これは絶対に私達には逆らえないんだから、只命令するだけで良いのよ。ねぇ、[物]の久美?」
当然の様な表情で、久美に問いかける。
久美は項垂れて、唇を噛んだ。
「それとも、また重校則違反で、罰を受けたいのかしら…」
元親友の言葉に、久美の顔は跳ね上がり、涙を湛えて嫌々をする。
「じゃぁ、早くなさい。全校生徒の前で、イキまくったお前だから、もう恥ずかしい事なんか無い筈よね…」
久美のパンティーマスクを剥がしながら、元親友は顎をしゃくって、机を並べて作ったステージを示した。
久美は項垂れ涙を堪えて、ステージの上に上がる
ステージの上に上がった久美は、何をされるか解らず怯えていたが
「さあ、みんなに挨拶するのよ。[物]に相応しい挨拶をして[身体を調べて下さい]って、お願いしなさい」
元親友の言葉で、ここに上げられた目的を思い出した。
(私…これから、晒し者になるのね…)
項垂れながら、諦めた表情で久美は正座すると
「クラスの所有物に成りました、水無月久美です。どうか、この身体の隅々までお調べ下さい…」
深々と頭を下げて、クラスの全員に懇願した。
自分の口から[物]と認めた久美は、涙が止まらなくなった。
悔しくて、悲しくて、惨めに成り、涙が溢れて来る。
その気持ちを煽るかの様に、クラス全員の嘲笑が巻き起こる。
平伏しブルブルと震える肩を見て、元親友が
「こんな事で泣いてたら、後が保たないわよ。お前には、タップリ恥をかかせて上げるからね」
久美に告げると、クラスの掃除用具入れの隣に置かれたロッカーから、怪しげな道具を持ち出し、ステージ上に並べる。
その道具類を見て、久美はこの後自分に降り懸かる事が予想出来、更に惨めな気持ちを強めた。
久美がガックリと肩を落とすと
「さぁ、立って着てる物を脱ぎなさい。このステージ上だけ、手を使う事を許して上げる」
元親友が久美に命令する。
久美はモソモソと立ち上がると、言われた通り制服を脱いで、ブラジャーを外した。
均整の取れたまばゆい裸体が、午後の教室の明るい日差しに晒される。
右手で股間を、左手で胸を押さえ、股を摺り合わせながら、恥ずかしそうに立つ久美は、とても綺麗だった。
だが、そんな久美に元親友は、当然の様に惨い命令を下す。
「手は後ろで組んで、足を肩幅に開いたら、真っ直ぐに立ちなさい。その姿勢でお前のサイズをみんなに教えなさい」
久美は抵抗など無駄だと悟り、言われた事を言われたままに従った。
腕を組み足を開いてまっすぐ立ち、自分のスリーサイズを答える。
その姿は、完全に諦め、自分を殺して、只従う事だけを考える人形の様だった。
久美の心は、1つ何かをされる度、1つ何かをさせられる毎、ザクリザクリと切り取られ、傷ついて行く。
だが、感情を殺し諦め切った久美には、そんな事どうでも良かったのだ。
それが、自分を守る唯一の方法だと、久美は感じていた。
(感じなければ良い…考えなければ良いのよ…。何をされても、何を言われても…感じなければ、無かった事と一緒…)
久美はオ○ンコをクスコで広げられ、物差しで大きさや深さを測られながら、自己防衛の方法を見つける。
そんな久美の心の変化を見逃さず、ついに悦子達が動き始めた。
「私にも遊ばせて…」
そう言って輪の中に入って来た、悦子を見て久美の表情が強張る。
悦子が薫に目配せをすると、薫は頷いて久美の上半身に、制服を着せた。
戸惑う久美に、悦子は銀色に光る、卵が棒に刺さった様な器具を取り出し、ピンク色のジェルを塗りつけ、久美を見てにっこりと微笑む。
久美はその顔を見て、背筋が凍り震え上がる。
昨夜から久美に酷い事をする時、必ず浮かべる笑顔だったからだ。
■つづき
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