夢魔
MIN:作

■ 第31章 農場3

 悦子は久美を連れて、2階の風気委員室に入る。
 風気委員室には、数名の風紀委員が屯し、談笑していた。
 その足下には、全裸の女生徒がボールギャグやバイツギャグを口にし、全身に鞭の赤い跡を付けガタガタと震えながら正座している。
 風紀委員達は、笑いながら女生徒達に鞭を振り、その叩き方などを比べ有っていたのだ。

 悦子の姿を認めた1人の風紀委員が、姿勢を正して悦子に挨拶すると、直ぐに他の風紀委員達も、姿勢を正して頭を下げた。
 悦子はそれに片手を上げて鷹揚に返事を返すと
「今からシャワーを使うわ…」
 ボソリと呟く様に告げる。
 その呟きを聞いた、風紀委員達は悦子に一礼すると、女生徒を全裸のまま引き立てて、風紀委員室を飛び出して行った。

 悦子は誰も居なくなると、久美に向かい服を脱ぐ様に命じる。
 久美は悦子の命令通り、直ぐにその場で全裸になった。
 これが何処で有ろうと、誰が居ようと、久美は悦子の命令通りに動く。
 悦子は自分の制服も脱ぎ、全裸になると久美を従えシャワールームに入る。
「今からお前は沢山の人に使われるのよ、その前に失礼にならない様に、身体を洗って上げるわね、確か5日振りのお風呂でしょ…」
 悦子はそう言いながら久美の美しい肌に、ボディーソープを含ませたスポンジを滑らせた。

 悦子は久美の股間から太ももに絡み付く、血の跡を丁寧に洗い落とし、オ○ンコの中にまでスポンジをねじ込んで綺麗に洗うと、髪の毛を2度洗いトリートメントを施す。
 久美の髪の毛は激しい調教と、何のケアも成されていなかった為か、少し痛み始めていた。
 悦子はそれを丁寧に手入れをしてやり、久美の身体の泡を落とす。
 久美はその悦子の世話を、上品な微笑みを浮かべ、ジッと動かず受けていた。
 その姿はまるで、自発呼吸をするマネキンの様だった。

 悦子は久美を綺麗に洗い終えると、シャワールームを出てそのまま委員長室に入る。
 全裸の悦子は委員長室に入ると、久美の身体の水気を清潔なバスタオルで拭い、髪の毛をブローした。
 床に正座した久美にブローする悦子は、お人形遊びをする少女の様に、鼻歌を歌って髪をとかす。
 それはどこか壊れたような、うそざむい光景だった。

 悦子がご機嫌になりながら、久美の髪をとかして居ると、風紀委員長室の扉がノックされる。
「悦子様、お申し付けの物お持ち致しました」
 扉の向こうから、薫がそう告げると
「鍵は開いているわ。入ってらしゃい」
 悦子は扉に視線も向けず、薫に告げた。
 薫は扉を開けて中に入ると
「ご要望にお応え出来たかは、解りませんが、久美の洋服で御座います」
 悦子に恭しく頭を下げて、一揃えの洋服を差し出す。
 悦子はそれを受け取ると、1つ1つ丁寧に見聞し久美に着せ始めた。

 上品なレースの付いた絹の白い下着セットを着せると、薄いピンク色の絹のブラウスに、淡い赤のフレアースカートを穿かせる。
 悦子は満足そうに微笑むと、薫に向き直り
「良いわよ、流石薫ね良いセンスしてる。これで、こいつはこれから男を漁るのよ」
 久美のこれからの行動を告げた。
「うふふ、本当に面白そうですわね。でわ、車の方の手配はしておりますので、そちらの方にお越し下さい」
 悦子に深々と頭を下げて、恭しく告げる。
 悦子は久美を従えて、薫の先導のもと駐車場に向かった。

 駐車場には黒いワンボックスが止まっており、運転席には小室が収まっている。
 助手席に薫が乗り込み、後部座席に悦子と久美が乗り込んだ。
 後部座席にはラックが組まれ、パソコンのモニターと、無線機が備え付けられていた。
 悦子は久美に骨伝導イヤホンマイクを耳の穴に取り付けると、パソコンの電源を入れソフトを起動する。
 すると、モニターには久美の首輪に嵌められた監視カメラの映像と、車内に盗聴マイクの音声が流れた。
 各装置の起動状況を確認すると、悦子は小室に駅前に移動する様指示を出す。
 小室の運転するワンボックスは、静かに走り始め駅前に向かった。

 駅前の繁華街に車を止めると、悦子は久美を車から降ろし、繁華街の中に向かう様に指示を出す。
「はい、悦子様…」
 久美は悦子の指示に虚ろな返事を返し、繁華街の奥へと向かう。
 悦子は久美の首輪の映像を見ながら、繁華街の様子を探り、久美に指示を出す。
 悦子の目に止まったのは、30代くらいのサラリーマンで、これから飲みに行く店を隣の同僚らしい男と、相談していた。
 悦子は先ず手始めにこの男達で、久美を試す事にした。

 悦子の指示で久美は男達に近づき
「あの…もし宜しければ、私のオ○ンコを使って頂く訳にはいきませんか?」
 問い掛けさせた。
 サラリーマン達は、呆気に取られた表情で、久美を見下ろしその美少女の口から出た言葉を、量りかねている。
 久美はフルフルと目に涙を薄く湛え、懇願する様な表情でサラリーマン達を見詰め、胸の前で手を組んでいた。

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