夢魔
MIN:作

■ 第31章 農場19

 久美が家に帰るようになって、2日が過ぎた。
 朝と呼ぶには少し早い時間帯、薄暮がうっすらと白み始める頃、ある1軒家の2階の1室で少女がベッドの上で股間を覗き込み入念にチェックしていた。
 少女の首には緑色の首輪が嵌められ、銀鍵が輝いている。
 少女は管理者に命じられ、昨夜自らの手で剃毛し、今通学前に再度チェックしていた。

 少女は、大淫唇を摘み裏返して産毛の剃り残しを見付けると、毛抜きを取り出し、丁寧に引き抜く。
 少女の視線は、真剣そのものだが、羞恥からかその頬は赤く染まって居る。
 少女のベッドの枕元に置かれた、時計が4時55分を指すと、少女の身体がピクンと跳ね、小鼻がヒクヒクと動き、薄く開いた唇から[あふっ]っと熱い吐息が漏れる。

 少女は腰を浮かせると、ベッドの上で膝立ちに成り、足を大きく開いて乳房を揉み始める。
「うくぅ〜ん…はぁはぁ」
 切なそうな声を上げ、少女は腰を淫らに振ると、少女のオ○ンコの中から、スキンに入れられた携帯電話が顔を出し、バイブしながらずり落ちて、ベッドの上で震える。
「あふ〜〜〜っ…」
 少女は昨日、調教終了時に管理者から入れられた携帯電話をオ○ンコから産み出すと、急いで手を伸ばしスキンを破って、セットされた目覚ましを切り、電話を掛ける。

 コール音が鳴り響く中、少女の胸は、どんどん高鳴り呼吸が早くなる。
 通話が繋がった瞬間、少女は上擦った声で
「お、おはよう御座います委員長様…! 奴隷のモーニングコールで御座います」
 自分の管理者に挨拶をした。
『あぁ…、この時間に掛けて来たって事は、朝の教育を受けるって事だな…。僕の睡眠時間を減らすんだ、それなりの覚悟は出来ているね…』
 管理者は、眠そうな声で少女に問い掛ける。

 その声を聞いた瞬間、胸の高鳴りはピークを迎え
「はい、委員長様のご貴重な睡眠時間を使わせて頂くのですから、どのような事にも従います」
 少女の瞳は熱にうかされたように潤み、オ○ンコからは濃い愛液がドロリと溢れ出していた。
『昨日渡した器具を着けて僕のブースで待機していろ。5分後に器具のスイッチを入れる。僕は20分後に到着するから、それ迄に間に合わなければ、黒鍵だ…』
 管理者が告げると、少女のとろけた表情が、一瞬で引き締まり
「は、はい! 分かりました」
 飛び起きて、姿勢を正して返事を返す。

 少女の返事が、終わると同時に管理者が通話を切る。
 少女は急いで鞄の中から指定された器具を取り出し、身体に取り付け始めた。
 クリ○リスにクリキャップを吸い付かせ、乳首にニップルキャップを固定すると、尿道にゴム製の棒を差し込む。
 ゴム製の棒は、2センチ程の太さで長さ15センチ程の釘のような形だった。
 革製のパンティを取り出し、内側に起立する2本のバイブをオ○ンコとアナルに収めると、金具を止めてロックする。
 木綿のブラジャーを着けると、制服を纏い鞄を手にした。

 その瞬間、身体中に取り付けた器具達が目を覚ます。
 クリキャップとニップルキャップが激しく振動しながら、[プシュ、プシュ]と空気を吐き出し、敏感な肉の芽を吸い出す。
 尿道に入れたゴム製の釘は、振動しながら中に仕掛けられた螺旋状のベアリングが、尿道を擦り上げる。
 アナルにくわえたバイブは、根本を広げながら、うねり始め直腸を擦り、オ○ンコに入れたバイブとぶつかり合って、暴れまわる。

 少女は腰が砕けそうに成るのを必死に我慢し
(学校迄1キロよ…早く行かないと…間に合わない。委員長様に、教育して貰え無い…)
 歯を食いしばって顔を上げる。
 器具達は、動作を確認するように10秒程動いて、一旦止まるとそれぞれ、意志が有る物のように単独で動き始める。
 少女がヨロヨロと家を出ると、強く、弱く、優しく、激しく動く調教器具に、少女の歩みは早まり、緩み、時に止まる。

 少女が赤い顔で荒い息を吐きながら、通学路を歩いていると、別の角を曲がって同じようにフラフラと歩く少女が、1人、2人と現れる。
 少女達はクラスメートでも、同学年でも無く、顔見知りですら無かった。
 だが、その動きと同じ首輪、同じ鍵から、同じように快感を我慢し、主の元に急ぐ同じ立場だと知る。
 少女達はお互い目で挨拶を交わすと、一つの方向に向かい必死に歩み続けた。

 そんな中一番幼げな、1人の少女が何かに躓いたように路上に倒れ込むと、それに気付いた2人の少女が歩み寄り、手を差し伸べながら
「ほら、もう少しで学校よ…。貴女も管理者様と、約束してるんでしょ」
「こんな所でへたってしまったら、その方にご迷惑を掛けるわよ」
 両脇を支え、助け起こす。
「あ、有難う御座います…。ご迷惑お掛けしました」
 少女は、感謝しながら立ち上がり、助け起こしてくれた、少女達にぺこりと頭を下げ、先を急ぐ。
 3人は、肩を揃え助け合いながら、学校に向かう。
 これが、朝5時半頃の学校の普通の通学風景で、その2時間後には、もう少し慌ただしくなる。

 学校の正門の真正面の道路を、数十人の女生徒が通学して居る。
 女生徒達は、様々な表情を浮かべ、様々な歩調で通学して居た。
 有る者は暗く沈んだ表情を浮かべ、トボトボと重い足を引きずり。
 有る者はニコニコと軽やかに、歩いている。
 また、有る者は真剣な表情でノロノロと慎重に歩み、別の者は、顔を赤らめモジモジと進む。
 女生徒の首には、黒鍵が嵌められ、それぞれがそれぞれの思いを胸に、登校していた。

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