夢魔
MIN:作

■ 第31章 農場23

 放課後に成り、視聴覚教室の前に来たキサラは、呆気に取られて固まってしまった。
 視聴覚教室前の廊下には、100人程の黄首輪が神妙な顔をして立っていたのだ。
 キサラの姿を認めた少女達は、皆深々と頭を下げ、キサラに挨拶をする。
 挨拶を受け、気を取り直したキサラは、その少女達を見渡し、その目を1人1人射抜くと、クイッと顎をしゃくり
「ここじゃ、全員入らないわ。第2体育館に移るわよ…」
 女生徒達に告げる。
 キサラは携帯電話を取り出しながら、側にいた女生徒達に
「あなた、山孝先生の所に行って、私の名前で第2体育館の使用許可を取ってきなさい。貴女達6人は、先に体育館に行って、マットを引いておきなさい。あなたは、保健室に行って清潔なシーツを用意して」
 手早く指示を飛ばすと、京本に電話する。
「あ、もしもし? 最初言ってたの依り、ちょっと人数が増えちゃって、場所を第2体育館に変えたから…。宜しく〜」
 キサラは自分の言う事だけ言うと、京本の返事も待たず、とっとと通話を切って電源も落とした。
(まさか、この期に及んで、10倍に成ったなんて言える訳無いでしょ…。ホントゴメン)
 キサラは内心で、この人数に驚きながら、京本に手を合わせて居た。

 第2体育館のフロアーの真ん中に、マットが2枚並べて敷かれており、その上に別のマットが1枚敷かれ清潔なシーツが掛けられている。
 その周りを2m程の距離を空けて、100人程の黄首輪がフロアーに座り込んでいた。
 キサラはそのマットの付近に立ち、少女達を見渡すと
「良い、今日これから目にする事は、絶対に他言無用よ。これは、お前達の悩みを解消する為に、特別なご好意を持って、有る先生方が披露して下さるんですからね。そこん所を良〜く、覚えておく事。それと、2人の邪魔は絶対にしない事。声を出すのも、咳払いなんかも駄目よ。解った!」
 少女達に注意事項を与える。
 少女達はキサラが注意事項を伝えると、全員が[はい]と大きく返事をした。

 少女達がキサラに返事をした時、体育館の扉が開いて、2人の教師が現れる。
 京本と志保理だった。
 京本はベージュのスラックスを穿き、白のワイシャツに赤色系のナロータイを緩く締め、淡い茶色のジャケットを羽織っている。
 志保理は淡いピンクのブラウスに、濃紺のタイトスカートを穿いて、シーム入りの黒のストッキングが、脚の美しさを際だたせていた。
 京本と志保理はその生徒の数に、一瞬ギョッとしたが直ぐに表情を戻して、悠然とキサラの元に歩いて行く。

 生徒達は京本が近づくと、その歩みを妨げないように、サーッと左右に道を空け志保理が輪の中に入ると、逆回しのように元に戻る。
 キサラの横に立った京本が
「少し…これが…?」
 キサラの耳元にソッと告げると
「いやぁ〜予想外…」
 キサラはぺろりと舌を出して、額をペチンと叩いた。

 京本が視線を女生徒に向けると、女生徒の視線は志保理に集中し、その殆どが困惑を浮かべている。
 それは、ここに現れた女教師が、志保理だったからで有った。
 志保理はかなり派手な衣装を好み、この状況になる前にも、露出度の高い服装をしては、繁華街で目撃されている。
 その志保理が何故、ロストバージンを見せる場所に居るのか、全く解らなかったのだ。
 その上、黒首輪の中でも10指に入る高ポイントの持ち主である。
 ここに居る女生徒達、誰1人として志保理が処女であると信じる者は居なかった。

 そんな目に気付いたキサラが
「あら、何て目で見てるの…。叶先生は、正真正銘の処女よ」
 女生徒達に太鼓判を押すが、女生徒達はにわかに信じられない。
「志保理、見せて上げなさい。全員という訳にはいかないだろうが、ほら目の前の数人なら、問題ないだろう」
 京本はそう言って、志保理の目の前にいる女生徒に、ペンライトをポケットから取りだし手渡した。

 京本の言葉に志保理は直ぐに頷くと、スカートのホックを外して、ジッパーを降ろすと、ストンとスカートを足下に落とす。
 志保理は黒で統一されたガーターベルトとショーツ姿を女生徒達に見せ、直ぐにショーツに手を掛けると、一気に脱ぎ捨てる。
 綺麗に手入れをされた、無毛の恥丘と白い肌に、黒のガーターベルトとストッキングが、セクシーだった。
 志保理はクルリとペンライトを持った女生徒に背中を向けると、手をついて脚を伸ばしたままお尻を突き出し、高足の四つん這いの姿勢になると、そのまま両手をお尻から回して、オ○ンコを両手でパックリと開く。

 全く使われた形跡の無い、サーモンピンクの肉穴が、女生徒の目の前に晒される。
「さぁ、覗いてご覧。ちゃんと確認出来るはずだよ。処女膜がね…」
 京本が女生徒に告げると、女生徒は恐る恐る志保理のオ○ンコを覗き込む。
 すると、そこにはまごう事の無い処女の証が、存在していた。
「ほ、本当だわ…。叶先生って、処女…、で、でも14ポイントって…」
 女生徒が呟くと、キサラがユックリと
「そう、叶先生は処女なのに、14ポイントも持っているのよ。これは、オ○ンコを使う以外全て完璧って事。そんな凄い人のロストバージンを見る事の出来る貴女達は、幸せ者よ…」
 女生徒達に告げる。
 そして、それは100人程の女生徒が見守る中、厳かとも言える雰囲気で始まった。

 京本は洋服を脱ぎ、マットの上に胡座を掻いていた。
 志保理はそんな京本の股間に頭を突っ込み、持てる全ての技術を駆使して、フェラチオを行う。
 チュパチュパ、ジュル、ズーッ、と涎をまぶし、啜り上げる音と共に、[んくぅ、んっ、うふぅ〜]と鼻から抜ける甘い淫声、ネットリとした舌使いと、しごくような唇の動き、サワサワとフォローするしなやかな指、そして喉奥で締め付ける、ディープスロート。
 志保理の口は第3の性器と言って良い程、複雑な動きを一つの意志で行う。
 その意志とは[奉仕]であり、それは志保理の根源的意志だった。

 志保理の身体を京本が弄ぶ、張りの有る乳房を握りしめ、乳首を抓り嬲る。
 その度に、志保理のオ○ンコからドロリとした愛液が溢れ、咥え込んだ喉の奥から、くぐもった官能が零れた。
 そんな中、京本は志保理の変化に気付く
(んっ、今日は志保理の反応が早いな…。これだけの数に見られて、興奮したのか…)
 京本は志保理の快感の上がる速さの違いに気付き、スッと胡座を解きながら、仰向けに横になる。
 すると志保理は、京本のチ○ポを咥えながら、京本の身体を跨いで、69の形に移動した。

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