夢魔
MIN:作

■ 第31章 農場29

 3人の少女が、剣道場で絶体絶命の事態を迎える頃、地下2階の悦子の調教室では、久美の肉体改造と性器の訓練が順調に続けられ、ローザの精神調教もかなり進んでいた。
 ローザは悦子に植え付けられた暗示通り、羞恥で身を燃やし、恥辱で快感感度を上げ、屈辱で興奮するマゾヒズムを定着させ、命令に服従しなければ、神経を蝕む激痛が全身を際限無く襲い、高く強い自尊心が忍耐を強要し、侮蔑を投げつける。
 ローザの精神はかなり追い詰められており、就寝を許可され個室に入っても、いつまでも啜り泣きが止まらなかった。

 その日ローザは薫の手により、念入りに身体を洗われている。
 薫の手には、車を洗う高圧洗浄機が持たれ、蹲るローザの身体に石けん水を叩き付けていた。
「ほ〜ら、ローザ…。ちゃんと汚れた所を見せなさい。その汚いお尻の穴や、オ○ンコを綺麗にして上げるわ。さぁ、こっちに向けて自分で開くのよ!」
 薫の命令に、ローザは全身にひりつく様な水圧を受け、薫に懇願する。
「お、お願いします! お願いします…。どうか、そこは圧を落として下さいませ…でないと、切れてしまいます…」
 ローザの言うとおり、高圧洗浄機の水圧で柔らかい粘膜に直接当てれば、そこは血だらけになってしまう。
 実際ローザの身体には、既に水圧による小さな切り傷のような物が、幾つも付いていた。

 ローザが懇願すると、薫の顔が酷薄に歪み
「何を言ってるの! そんな事、やってみないと解らないでしょ!」
 ローザが懇願の為に上げた顔面に、薫は洗浄機の水を当てた。
「ぎゃーーーっ! ぎひぃ〜〜〜っ、い、痛い、痛い〜〜〜っ…」
 ローザは顔面を押さえ、その痛みに床の上をのたうち回る。
「何、大げさに痛がってるの!」
 薫は顔を押さえて足をばたつかせ、苦痛にのたうち回るローザの身体に、容赦無く水流を打ち付けた。

 それでも、尚かつ暴れるローザに薫は苛立ちを浮かべると、ローザの身体に近づき、両足の膝の内側を洗浄機の金属ノズルでビシバシと弾き
「動くんじゃない!」
 鋭い声で命令した。
 するとローザは顔面を押さえながら仰向けの姿で、だらしなく膝を開いて動きを止める。
 ローザは押さえた手の下から、痛みに耐えながら全身を恐怖で震わせ、怯えた視線を薫に向けた。
 薫はニンマリと笑いながら、ローザのだらしなく開いた足の間に、高圧洗浄機のノズルを近づけると
「さぁ〜…大事な所を洗いましょうね…」
 おもむろに、ローザのオ○ンコの中にノズルの先を突き刺す。

 ローザの顔が恐怖で更に歪むと
「薫…。待ちなさい…」
 悦子が静かに薫に制止を掛けた。
 その途端薫の表情は、陵辱者から服従者に変わり、ピタリと行動を止める。
 悦子は腰掛けていた久美の上から立ち上がり、ローザに近づいて行くと
「どう、どちらが良い? 薫にこのまま高圧洗浄機で、身体を洗われるのが良い? それとも、特性の媚薬入り洗剤で洗われる方が良い? どちらか、好きな方を選ばせて上げるわ…」
 ニッコリと微笑みながら、優しい声で問い掛けた。

 ローザは、その笑顔が何を意味するか理解していた。
 ローザは、その笑顔がどう言う意味なのか、解っている。
 どちらを選んでも、自分にとっては苦痛以外の何物でもない事を。
 それでもローザは、目の前の恐怖と苦痛から逃げ出したかった。
 後にどんな事が待っていようとも、ローザは悦子の申し出を受け入れ、薫の責めから逃げる。
「あ、あの〜…、特別な洗剤で…、洗って下さい…」
 ローザは屈辱を感じながら、悦子に懇願した。

 だが、悦子はそんなローザの言葉など、全く耳に入っていないような仕草で立ち上がると
「薫…、どうやらローザは、痛い方が好きみたい。思い切りやってお上げなさい…」
 薫に告げて、ローザから離れて行く。
「はい、悦子様。では、存分に!」
 薫がそう言うと、ローザは引き痙った顔と声で
「ま、待って下さい! ローザは! 淫乱なローザは、いやらしい身体が敏感になるお薬の入った洗剤で、オ○ンコやアナルをいっぱい洗って欲しいです! そして、この変態の身体が、もっと敏感で、いやらしく成るようにして下さい! お願いします、悦子様!」
 悦子に向かって叫ぶように懇願した。

 ローザの言葉を聞いた悦子の身体がピタリと止まり、ユックリと振り返ると
「あら〜…、ローザって変態だったの? そうねぇ〜これだけされても、感じるんだからねぇ〜、立派な変態よ…。じゃぁ、変態のお前に、気持ち良く成る薬を塗って上げるんだから、良い声で鳴くのよ…」
 薫に目配せしながら、ローザの側にしゃがみ込み、スッと右足を前に出す。
 ローザは決められた事のように、バタバタと正座すると
「はい、変態のローザは、悦子様に気に入って頂けるよう、淫らな声で悶えますので、嘲笑って下さい」
 悦子の差し出した足に唇を押しつけながら、舌を伸ばしてペロペロと舐め、悦子に懇願する。
 そのローザの表情は、悔しさに涙を湛え、自分の情けなさを呪っていた。

 ローザの懇願を受け入れた悦子は、薫と共に肩迄有るゴム手袋に、ゴム製の雨合羽を着込み、ゴーグルとマスクを着け、完全防備で現れる。
 その仰々しさにローザは息を呑み
(な、何…。この洗剤って、そんなに凄い物が入ってるの…)
 目を剥いて怯えた。
 悦子と薫は白いボトルから洗剤を手に取り、ローザの身体を挟み込んで、ヤワヤワと全身に広げ始める。

 洗剤を塗られ、先ずローザが感じたのは、ヒヤリとする涼感だった。
 その後にフワリと心地の良いシトラス系のさわやかな香りが拡がり、心を落ち着けさせる。
(あ、あれ…? これ、気持ち良い…スーとして、気持ちが落ち着く…)
 ローザが心を落ち着かせ始めると、2人の手はローザの秘部に伸びヤワヤワと塗り込み始めた。
 すると、ローザはその刺激に身体をビクリと震わせる。
 包皮を切除され、毎日膨張剤と媚薬の混合液を注射され、今では親指程に膨れ上がった真っ赤なクリ○リスが、その鬱血した肉の芽に、味わった事のない刺激を与えた。
(うくぅ〜〜〜っ…、スースーする…。や、やだ…ひ、火が付いたみたいに…熱い…。い、いやん…これ、凄い…)
 ローザは頬を染め腰を引き、股を摺り合わせる。

■つづき

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