夢魔
MIN:作

■ 第31章 農場46

 昼休みに登録を終えたクラス委員は、5時限目の休み時間に、各クラスで受験者を発表する。
 その発表に一喜一憂する女性徒。
 ピョンピョンと跳び跳ね喜びを表現する少女も居れば、フッと鼻で笑って余裕の笑みを浮かべ、試験に闘志を燃やす少女、溜め息を吐きながら、全力を尽くす事を決める少女と、様々であった。
 そして、受験出来なかった少女達も、様々な表情を浮かべる。
 力不足を感じ、項垂れる少女に、何故自分が受けられなかったか、唇を噛む少女、クラス委員の配慮で次週以降の受験を決められた少女と、それぞれの立場で、決定を受け入れた。
 そして放課後それぞれの決められた試験会場に女性徒達は散って行く。
 クラス委員達は、その結果を各教室で待つ以外、何も無かった。

◆◆◆◆◆

 試験会場に指定された、第1体育館。
 体育館の真ん中を暗幕が遮り、半分が試験会場、半分が受験者待機場所とされた。
 この試験場はアナル部門で有り、人数もかなりの数が居る。
[オマ○コの処女は捨てられなくても、アナルの処女はモラルさえ捨てれば、何の抵抗も無く捨てられる]そう思う者が学校内に多数居たのか、この部門の受験生はダントツだった。
 それは、軽薄な考えだと後々気づくのだが、今の少女達に取ってアナル開発は必要課題であり、入り易い部門でも有った。

 少女は試験会場に入ると、正面に座る試験官に頭を下げる。
「受験番号1番、1年E組…」
 少女は受験番号と学年クラスを試験官に告げ、試験官は少女に課題を示す。
「それを、1番から順にそっちに運んで…。1番を運べたら1点、5番を運べたら5点よ、1点で初級、3点で中級、5点で上級認定よ」
 試験官の女教師は決められた事を少女に告げ、少女は頷いて試験に挑戦する。

 1番の番号が書かれている物は、ビール瓶だった。
 某メーカーの、撫で肩で徐々に太くなるタイプの瓶だ。
 その中には水が入っており、そこそこの重さは有る。
 少女はビール瓶を跨ぐと、腰を下ろして歯を食いしばり、アナルに挿入した。
 必死の顔で瓶の1/5程飲み込むと、踏ん張りながら腰を上げる。
 すると、ビール瓶は一瞬ずり下がったが、何とか止まり5m先のゴール迄、持って行けた。
 少女はホッと胸を撫で下ろし、次の2番に挑戦する。

 2番は1Lのペットボトルに、水が入っている物だった。
 重量も多くなり、瓶の直径も増えている。
 少女は、それを飲み込もうとするが、アナルの拡張自体が出来て居らず、失格と成った。
 ガックリと肩を項垂れるが、3番4番5番と書かれた物を見て、自分の未熟さを痛感する。
 3番は直径10pを超える業務用の調味料ボトルで中に砂が入り、4番は中身の入った一升瓶だった。
 5番に関しては、8sのダンベルの片方の重りを外した物で、単純な金属の円筒はアナルには入るが、とても持ち上げて移動出来る物では無かった。

 別の試験会場に指定された、音楽室。
 ここは黒沢が試験官で居る、会場だった。
 完全防音で遮られた、音楽室には拘束台が1つ置かれ、その側に道具台とコンデンサーが置かれ、マイクが1つ置かれている。
 この試験会場は、ただ1つの事をしなければ、上級の5点に届く。
 そのただ1つの事とは、与えられた痛みに対して、30DBA迄の声を出さない事だ。
 因みに30DBAとは、一般会話の小声程度の音量である。

 少女の1人が全裸で音楽室に入り、受験番号と学年クラスを黒沢に告げた。
 黒沢が頷くと、少女を床に描かれた円の中に導く。
 少女は、円の真ん中に立つと、頭の後ろで手を組み、裸身の背中を晒した。
 黒沢はその少女の背丈に、マイクを合わせると、手に持った騎乗鞭を少女の白いお尻に振り下ろす。
 ビシィーと言う鋭い音と供に、少女のお尻に赤い線が走る。
 少女はその痛みを、歯を食いしばって受け止めた。
 黒沢は更に2度手を振り、少女のお尻に3本の赤い線を刻む。
 少女はその全てに耐え、声を漏らさなかった。

 黒沢は少女の身体から少し間合いを取ると、鞭を騎乗鞭から1本鞭に変え、少女の身体を打ち付ける。
 2mもの長い鞭が、少女の身体を抱きしめ、赤い抱擁の跡を残すと、黒沢は手首をひねり、胴体に3匹の赤い蛇を刻む。
 少女は涙を流しながらも、その全てを受け入れ、手を頭の上で組んだままガタガタと震える。
 黒沢は鞭を振り終えると、少女を拘束台に乗せ、マイクをセットすると、少女の両の乳房を1o径の長い針で貫き、乳首とクリトリスに0.5oの針を突き通す。
 少女はその痛みにも、歯を食いしばり涙を流しながら、必死で耐えた。

 黒沢は大きく頷くと、少女の乳房を貫通させた針の両端に、コンデンサーからクリップを繋ぐと、スイッチを入れる。
「ぎひぃっ、う゛がぁーーーーっ!」
 少女は電撃の痛みで、思わず声を上げ、失禁する。
 メーターがその一声で、30DBAを超えると、黒沢は直ぐにスイッチを切り、素早く針を抜き去って、少女の失禁を丁寧に片づけ
「よく頑張った。3点で、中級合格だ」
 拘束を外しながら、優しく少女に告げる。

 少女は黒沢の目を見詰め、涙を流しながら
「申し訳ございません。最後まで声を出さないつもりでしたのに。不甲斐ない自分が情けないです…」
 黒沢に謝罪し、泣き崩れた。
 黒沢は少女の身体に傷薬を塗ってやると
「今の段階で、ここまで出来れば上出来だ、胸を張りなさい」
 低く渋い声で少女を励まし、褒めた。
 少女はその声に、全身を震わせて、痛みや悔しさとは別の涙を流し、黒沢に頭を下げる。

 試験会場は学校の様々な場所に展開し、そこで担当試験官が採点を下す。
 試験を受けた本人は、点数を直ぐにクラス委員に報告する。
 クラス委員は、その結果を集計しながら、自分のクラスのポイントを計算した。
 試験は夜まで掛かり、クラス委員はそれらが全て終わる迄、気が気ではなかった。
 そして、試験が終了すると、クラス委員は別の問題に対処し始める。

 それは、自分のクラスの最高得点を出した女性徒が、全体でトップになった場合のフォローだ。
 全体でトップに成れる程の女性徒が、クラスを変更する様な事態は、絶対に避けねば成らない。
 クラス委員達は総出で、女性徒を迎え、移籍しない様画策を始める。
 それは、暴力で有り、支配力で有り、優しさや快楽で有り、様々な方法を取って、クラス委員達は人材の流出を防ぐ。

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