夢魔
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■ 第32章 崩壊15

[備品]と成った女性徒達は、白鍵が登校する前に、それぞれの場所に配置される。
 彼女達は皆後ろ手に革手錠を掛けられ、特別な場合を除いて放課後まで、それが外される事は無く懲罰に着く。
 革手錠から伸びた鎖が、設置場所のアンカーに止められ、彼女達はどのような理由が有ろうとも、その場から離れる事は許されなかった。

◆◆◆◆◆

 1階の1年生女子便所に設置された女性徒は、その日50人に使用される事が、課題と成っていた。
 1日6時限の授業が有り、その間の休み時間は5回、単純に計算しても1回の休み時間に、10人に使われなければ、ノルマは果たせない。
 各授業の休み時間は10分で有る事から、1人あたり1分で処理しなければ、到底無理な計算となるが、昼休みが45分と長目に有る為、この時間帯に勝負を掛けなければ、その日は徒労に終わる。
 そんな事を考えていた、女性徒の個室の扉が、いきなり開いた。
「あっ! ご、ごめんなさい!」
 扉を開いて、中の女性徒と目が合った1年生の女性徒が、驚いて謝罪し出て行こうとする。
「あっ! 待って! お、お願いだから待って!」
[便器]に成っている女性徒が、必死に声を掛けると、1年生の女性徒が立ち止まった。
「オ、オシッコ…? それだったら…私を使って…」
 女性徒が怖ず怖ずと1年生の女性徒に、申し出ると
「あっ…、昨日の…取り締まられた先輩ですか?」
 1年生の女性徒が、怖々と問い掛けてくる。

[便器]の女性徒がコクンと頷くと、1年生の女性徒は[懲罰]の恐ろしさをマジマジと見つめ
「あ、あの…辛くないですか…?」
 分かり切った質問をする。
「ううん…、まだ始まったばかりだから、そんなに辛くは無いわ…。あ、ごめんなさい、今日は50人に使われなくちゃ成らないの…。出来れば、直ぐにでも使って貰えます…」
[便器]の女性徒の言葉に、1年生は
「あ、はい。済みません…気が付かなくて…。あ、あの〜どうやって使えば、良いんですか?」
[便器]の女性徒に謝罪し、使い方を聞く。
「私の顔を跨いで、尿道を口の上に載せて下さい。後は私が綺麗にします…」
[便器]の女性徒が説明すると、1年生の女性徒が言われた通りに、パンティーを下ろし顔を跨いで、尿道を口の上に当てた。

 すると[便器]の女性徒が舌を伸ばして、舌先で尿道口を刺激する。
「きゃふん」
 1年生の女性徒が、初めての感触にビクリと腰を浮かせると、その拍子にオシッコが漏れ始めた。
 ジョボジョボと音を立て、[便器]の女性徒の口中に、1年生女性徒のオシッコが溜まり、それを飲み干す。
 1年生女性徒が、オシッコを出し終えると、唇をすぼめ尿道口に当てると、[ズッ、ズー]と残尿を吸い出し、ペロペロと舐め上げる。
「あひゅん、あん、ああぁ〜ん…。あはぁー…、お姉様気持ち良い…。お上手です…癖になりそう…」
 頬を赤く染めて、1年生女性徒が[便器]を褒めた。

 複雑な気持ちの[便器]が曖昧な微笑みを浮かべると
「お姉様、私宣伝してきますね…。とっても気持ちの良いオシッコが出来るって!」
 1年生女性徒は無邪気な微笑みを浮かべ、[便器]の乳房にマジックで[一]の字を書く。
 口コミとは恐ろしい物で、その日一年生女子用[便器]は乳房に[正]の字が18個並んだ。
[便器]のお腹は放課後までに、臨月間近の妊婦のように成っていた。

◆◆◆◆◆

 2年生男子便所に設置された、2体の[便器]はノルマ20回の使用だった。
 女子便所に設置された物と、そのノルマが余りにも違うのは、絶対数の差とその性質の差だった。
 この学校の女子は、圧倒的にマゾヒストが多い為、使用される側は、精神的肉体的に、余裕がある。
 だが、絶対数の少ない、男子生徒は100%サディストで有った。
 この事から考えて、このノルマの差は、公平と言えば公平だが、人によっては圧倒的な不利が有る。
 それは、3年生の女性徒には、顕著に表れてしまう。
 何故なら、3年生には男子生徒が居らず、男性に対する奉仕の仕方が、決定的に経験不足であると言う所だった。

 朝の男子トイレは、賑わっていた。
 皆、今日懲罰の[便器]が設置される事を知っていたからだ。
「おい、奥の方の[便器]すっげーオッパイしてるぜ…。俺、奥から試してみるわ」
 男子生徒が、クラスメートに話すと
「ふん、この懲罰は、[口淫奉仕]が一番重要なんだぜ…。胸の大きさなんて、関係ねぇよ…」
 話しかけられた、男子生徒が鼻で笑う。

 順番待ちをする男子生徒が、色々な評価をする中
「あ〜ん! お前、駄目。ど下手くそも良い所だ…。これなら、普通に便器に出した方がマシだ」
 そう言って、1人の男子生徒が、奥側にいる女性徒の口から、チ○ポを引き抜くと隣の、普通の便器に移動する。
(えっ! わ、私…便器に劣るの…)
 愕然とする女性徒を尻目に、移動した男子生徒は、豪快に普通の便器に放尿し、残滓を振って飛ばす。
 その放尿の様を見て、[便器]は愕然とし、自分をゴミのように見下ろす、2年生男子の目に、激しい屈辱を感じる。

 次の男子生徒が、チ○ポを差し込むが、数秒して
「あっ、もう良いわ、俺も隣で出す。こんなモンに、俺の小便出しに来るなんて…。イベントに弱いなホント…」
 チ○ポを引き抜き、隣の便器に放尿した。
 女性徒は訳が分からず、自分の隣の女性徒を見ると、唇や舌を駆使して懸命にチ○ポを刺激し、喉奥を開いてオシッコを飲み込む。
 その間、女性徒の視線はジッと、放尿する男子生徒の視線を受け止めていた。
 紅潮する頬、濡れた瞳、懸命な仕草、それら全てが男子生徒の嗜虐心を擽る。
 その差は、[便器]に並ぶ、男子生徒の列が物語っていた。
 片方の[便器]には、まだ5人以上が連なり、奥の[便器]には誰1人関心を示さない。

■つづき

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