夢魔
MIN:作

■ 第32章 崩壊30

 拓人の合図で、3人はM字開脚から立ち上がり、半歩前に進むと再び、グラスの上にM字開脚でしゃがみ、ゴルフボールを落とす。
「本番では、これは氷になりますから、感覚はもっと難しくなります。ここでミスしていては、話に成りませんよ」
 拓人の厳しい言葉に、3人は真剣な表情で[はい]と素直に答える。
 蒸留酒系の給仕は、オ○ンコの中に氷を仕込み、サービスしなくてはいけないのだ。
 だが、それは只の基本の1つで、彼女達は更に、下半身を使わなければ成らない。

 拓人が3人に合図を出す中
「で、出来ました…」
 拓人の背後から、陽子が声を掛ける。
 拓人が振り返ると、陽子は10個並んだグラスに、ほぼ均等な量の水を注いでいた。
 陽子の横では、亜里沙がM字開脚をして、最後のグラスに尿道から水を注いでいる。
 グラスに1/3程水を注ぐと、亜里沙は尿道を締め、水を切った。
「私も出来ました」
 最後のグラスに、水を注ぎ終えると亜里沙が、拓人に報告する。

 拓人はそのグラスを見ながら
「量はほぼこれで良いですが、2人とも床に零しすぎです。これが本番だったら、陽子さんは5回、亜里沙さんは4回罰を受けていますよ。必ず、グラスの中に注いで下さい。僕は罰を受けた先輩達の身体を見たく有りません」
 拓人が告げると、2人はシュンとしながら拓人に謝罪し、グラスの水を洗面器にあけると、浣腸器を使い自分の膀胱に水を戻す。
 床に零した水を綺麗に舐め取り、グラスを並べ終えると、2人はまた、グラスに水を注いだ。
 これも、基本の1つで、水割りを飲むゲスト用に、彼女達は膀胱に溜めた水を正確にグラスに注がなければならない。

 拓人は1人、M字開脚をして、短い呼気を漏らす女性徒に向かい
「麗子さん、もう良いですよ。一度氷を使って、総合訓練しましょう」
 そう告げると、部屋の隅に置いてある冷凍庫に歩いて行った。
「あ、はい、解りました拓人様」
 麗子と呼ばれた、スラリとした美少女が、アナルに手を当て直腸からズルリと何かを引き出す。
 それは、直径5p程のゴム栓に、ナイロンの袋が付いている物だった。
 ゴム栓はポンプに成っており、負荷を掛けないと広がって、握り込むと綺麗に潰れる。
 そして、ナイロン袋に入っている液体を、決まった量吐き出すように出来ていた。

 麗子がナイロン袋に付いている、蓋を外すとナイロン袋が膨らんで、円筒形に変わる。
 その中に麗子は水を満たすと、膀胱にも水を溜め込む。
 拓人が氷を持ってくると、麗子はアナル栓を拓人に恭しく渡して、お尻を高々と差し出す。
 拓人は麗子のアナルに、ポンプを据え付けるとオ○ンコに氷を5個入れる。
「あ、う…くぅ〜〜〜…。冷たい…」
 麗子はその冷たさに、思わず身震いした。
「では、僕がお客に成ります。麗子さんはあっちの奥で待機して、僕が呼んだら給仕に来て下さい」
 麗子にそう告げると、麗子は指示された場所に移動して、直立不動で待機する。

 麗子に指示を出した拓人は、ゴルフボールの3人に向き直り、注水訓練に移らせ、注水訓練の2人には、ゴム栓の訓練をさせた。
 1分経ち、2分が経っても、拓人は麗子を呼ばなかった。
 麗子の身体が、ガクガクと振るえ始め、眼に涙が浮き始める。
(冷たい…、冷たい…、冷たい…。身体が…芯から冷える…。オ○ンコの中が…痛く成って来た…)
 その放置は、麗子の予想を超え、遙かに辛かった。
 体温で溶けた氷が、ツーッと内股を通って、足下に水溜まりを作る。
 その流れ落ちる水も恐ろしい程冷たく、麗子の腰がガクガクと小刻みに震え始めた。
 オ○ンコの感覚が怪しくなった頃、拓人の右手に、グラスが持たれスッと持ち上げられる。

 麗子の顔がパッと輝き、その一歩を踏み出すと、コト、コト、コトと麗子のオ○ンコから、氷が落ちた。
 慌てて麗子がオ○ンコに力を入れると、アナルから水が飛び出し、膀胱が決壊する。
 麗子は立ったまま、尿道からジョボジョボと水を溢れさせ、立ち小便をしているように見えた。
 愕然とした麗子は、その場に顔を押さえて座り込み、情けなさと恥ずかしさで泣き始める。
 そんな麗子にスッと拓人が近付き
「麗子さん辛かったでしょ? でもこれが、本番だったら貴女は相当酷いお仕置きをされます。ここで、経験出来て本当に良かった…」
 優しく麗子の頭を撫でて、微笑んで励ました。

 麗子は幼子のように泣きじゃくり、拓人の足に顔をすり寄せ
「有り難う御座います…。申し訳ご座居ませんでした…」
 感謝と謝罪を示す。
 拓人は麗子の目の前に、しゃがむと真正面から麗子の目を見詰め
「さあ、本番迄に完璧にしましょう。本番を無事乗り切れたら、僕がご褒美を上げます。だから、ねっ…今は頑張りましょう」
 優しく微笑んで、軽い口吻を与える。
「はい…、はい、頑張ります。麗子は拓人様のご褒美の為なら、何だってやります」
 麗子は頬を赤らめ、拓人に何度も頷いて、訓練に戻った。

 慶太の方はアナルの拡張が落ち着いた、恵利香を歩行訓練させている。
 アナルに水の入ったビール瓶を突き立て、そのビールが零れないように運ぶ訓練だ。
 上半身は床に擦り付ける形で支え、足をピンと伸ばして、アナルがほぼ天井を向く姿勢で這い回る。
 体力的には相当辛いが、難しい技術は必要ない。
 バランスを崩さなければ、ビール瓶の中身を零す事もこの時点では無い。
 後は注ぐ訓練をするだけに、成っていた。
 これが、土曜日の朝7時の事だ。
 パーティーの開始迄、後12時間。
 10人の[備品]は1年生風紀委員達の手によって、[サーバー]の技術を身に付ける。

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