夢魔
MIN:作

■ 第32章 崩壊54

 佐山の興奮は最高潮になり、美香に命令する。
「さあ、着てる物を脱いで、全てを晒しなさい」
 美香は佐山の命令を受けると、直ぐにワンピースのホックを外し、ジッパーを下ろして脱ぎ去った。
 美香は下着を着けて居らず、眩しい裸身が直ぐに現れる。
「おお…」
 佐山は見事なプロポーションを持った美香を見詰め、思わずため息を漏らす。
 美香は足を肩幅に開き、スッとしゃがみ込みM字開脚すると
「ご覧下さい」
 両手で大淫唇を開き、オ○ンコを晒す。

 佐山はその従順さに、ニヤニヤと笑い美香を手招きすると、両足を拡げ足の間に座らせる。
「ご奉仕しても宜しいでしょうか?」
 美香が佐山に問い掛けると
「ああ、思い切りしてみろ」
 その本性を顕わにして、美香に命じた。
 美香がスッと顔を股間に近づけ、ジッパーを咥えて下ろすと、その中に舌を差し込み、器用にチ○ポを引きずり出す。
「おお…、流石は仕込まれてるだけ有って、上手いな…。だが、[ご主人様、失礼します]が抜けてたぞ」
 佐山が感心しながら、美香に礼儀を注意すると
「申し訳御座いません。失礼します…」
 美香は目を伏せて、佐山に謝罪する。

 佐山はその美香の動きに、不自然さを感じ、チ○ポを咥えようとした美香の頭を押さえ
「おい、ご主人様が抜けてるぞ!」
 美香に再び注意する。
 美香はジッと止まり、スッと立ち上がると足を思い切り引き上げ、佐山の股間に打ち下ろす。
 佐山はその美香の動きに、慌てながらも対処し、すんでの所で股間を守りきった。
「このガキ何しやがる!」
 佐山は美香を突き飛ばして立ち上がり、転んだ美香の腹を蹴り付ける。

 美香は[ゲフッ]と息を吐き蹲ると、キッと佐山を睨み付けた。
「このガキ、催眠術に掛かった振りをしてたな…」
 佐山は美香の行動に気付き、ワナワナと震えて睨み付ける。
「当たり前よ。私のご主人様を誰だと思ってるの! あんたなんかの、催眠術なんてあの方の手で、綺麗に無くなってるわ! 悔しい…、もう少しで、そのお粗末な物、噛み切ってやれたのに…」
 美香は睨みながら、佐山に悔しさをぶつけると
「このアマ…、まんまと騙される所だったぜ…」
 佐山は美香を何度も蹴りながら、ギリギリと歯噛みした。

 蹲ったままの美香を何度も蹴り、抵抗が薄れた美香に
「だが、それも空振りに終わったな、俺もお前が[ご主人様]って、素直に言ってれば、騙されたかもな」
 薄笑いを浮かべ、告げる。
「私が、稔様の事をご主人様と呼べるように成る為、どれ程努力してるか…。冗談でもあの方以外をご主人様なんて呼べないわ」
 美香は自分の思いを、佐山にぶつけた。
 佐山はそれを聞いて、思い切り美香の腹を蹴り上げると、美香は胃液を吐いてのたうち回る。

 佐山は美香の顔を踏みつけ、抵抗を抑えると
「待ってろ、今お前に相応しい物を付けてやる」
 ベンツで待機する明日香に、指示を飛ばす。
 明日香は佐山の指示を受け、ベンツのトランクから黒い革紐の束を取り出すと、佐山に手渡した。
 佐山はその革紐を、美香の身体に巻き付け、かなりの数の金具を止める。
 美香は後ろ手に縛られ、身体を折り曲げたM字開脚に固定された。
「へへへっ、こいつはな拷問用の道具だ。お前が身動きすればする程、身体を締め付ける」
 そう言って佐山が美香の身体を蹴ると、美香の身体が仰け反る。
[ぎしっ]と革紐がたわみ、カリカリと金具が巻き取られ、革紐が美香の身体に食い込む。
「ぐうぅぅ〜っ…」
 美香の顔が真っ赤に染まり、苦痛に歪む。

 佐山は楽しそうに、美香の顔を覗き込むと
「どうだ、苦しいだろ…、痛いだろ…。お前が、俺をご主人様と呼んだら外してやる」
 ニヤニヤと笑いながら美香に告げる。
「だ、誰があんたなんか…」
 美香が苦しそうに、佐山に言うと、佐山は美香の身体を踏みつけた。
[みちみちっ]と革紐が押さえつけられ、カリカリと金具が締まり、更に美香の身体を締め付ける。
「ぐぎぃぃ〜〜〜っ…」
 美香の顔が更に苦痛に歪み、呼吸が荒くなる。

 佐山はそんな美香を見下ろしながら、携帯電話を取り出し、電源を入れた。
 催眠術を掛ける時、外部からの音はかなり邪魔になる為、電源を切っていたのだ。
 電源が入った携帯電話を見ながら
「強情張ってると、死んじまうぞ…。それは、呼吸が出来無くなるからな…」
 美香に吐き捨てるように告げると、留守番電話に気付き確認する。
 留守番電話を確認した佐山は、[ちっ]と舌打ちし
「おい、分院に移動する。あそこの薬で、洗脳してやる」
 明日香に告げて、鳩尾辺りにある取っ手を持って、美香を持ち上げる。

 すると、美香の身体は仰け反り、革紐がギチギチと軋み音を上げた。
 途端に金具がカリカリと、音を立てて締まり
「ぐがっ、げ、げふっ」
 美香は激痛に苛まれる。
「へへへ、これは辛いだろ…。乳房が千切れそうに成ってるぜ…」
 佐山が後部シートに、降ろしながら美香に告げる。
 佐山の指摘どおり、美香の乳房は根っこの部分で括り出され、真っ赤に充血していた。
 佐山は明日香に車を出すように指示すると、そのパンパンに腫れた乳房を弄び出す。
 美香は、ジンジンとする乳房を刺激され、快感を感じるがそれは強烈な痛みと供に有る。
 時刻は21:30少し前、留守番電話に入っていた、西のメッセージを聞いて、佐山は更に苛立っていた。

■つづき

■目次4

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊