夢魔
MIN:作

■ 第33章 終幕30

 父親は少し困った顔をしたが、ジャージを下ろして
「こう見えても、父さんは厳しいぞ…」
 まだ力無いチ○ポをポロリと出して、少女に告げる。
 少女は父親の顔を見詰めコクリと頷き、ピンクの花びらのような小さな唇を開き、パクリと咥え込んだ。
 チュピ。
 小さな音を立て、少女の口の中で、舌が動き始める。

 少女は父親のチ○ポに舌を絡め、刺激し始めた。
 父親のチ○ポは、少女の口の中で、見る見る活力を示し、偉容を誇り始める。
「パパ…。おっきい〜…」
 少女は勃起した父親の逸物を口から出して、涎で濡れ光る竿に頬摺りした。
「まだまだ大きな人は、いっぱい居るぞ。だけど、大きければ良いって言うモンでも無い…。これは、まぁ、ママの趣味だ…」
 父親はそう言いながら、話を笑って濁した。

 少女は小首を傾げながら、不思議そうな顔をしたが、父親がそれ以上何も言わなかったので、続きを始めた。
 大きく口を開けて、父親のチ○ポを咥えると、唇でしごきながら、舌を絡める。
 それは、少女の年から考えると、有り得ない程のテクニックを駆使していた。
 だが、父親はそんな少女を黙って見ながら、何も言わない。
 少女は一生懸命、喉の奥や唇を使い、父親をイカせようとするが、父親は全く動じなかった。
 暫くして、少女は不安に成ったのか、父親のチ○ポから唇を放し
「パパ…。私、駄目? 下手くそなの…?」
 上目遣いで問い掛ける。

 父親は優しい目で少女を見詰めながら、頬に手を添え
「お前は、何を目的で、フェラチオをするんだい…?」
 静かに少女に問い掛けた。
 少女は父親の言葉に、キョトンとした顔で
「えっ、ご主人様をイカせるためだよ…」
 父親の質問に答える。
 父親は少女の答えを聞き、ユックリと首を左右に振って
「それじゃ、只の商売女だよ…。お前は違うだろ…?」
 少女に優しく教えた。

 少女は父親の言葉を聞き、何かに気が付いて
「ああっ! 1年生の時、一番最初に習った…! 私が、お口を使うのは、ご主人様に楽しんで貰うため…。そうだ…、イカせるためじゃ無い…全然違う…」
 愕然として、呟いた。
「そう、商売女と奴隷は全く、違う意志でフェラチオをするんだ。商売女は数を稼ぐため、奴隷は主人を楽しませるため…、その技術を使うんだよ…。自ずと、やり方は違うはずだ…」
 父親の言葉に、少女は大きく頷くと、気持ちを切り替えてチ○ポを口に含む。

 少女の動きが、先程と変わった。
 先程はネットリと絡め、動かしていた舌が、今は動いて居らず、口全体でヤワヤワと包み込み圧迫する。
 口の中全体で、チ○ポの鼓動を感じると、舌先で確かめるように、浮き上がった血管を舐め上げた。
 その刺激に緩急が付き、強弱が加わって、ネットリとした動きに変わる。
 少女の舌の動きは、それが愛おしくて堪らないと言うように、優しく柔らかく舐め上げた。
「おお、そうだ…、良いぞ…、動きを感じるんだ…、そう、そうだ…、舌先や口全体で、チ○ポの動きを感じて、相手が何を望んでるか…直ぐに応えるんだ…」
 父親が少女のフェラチオに感じ始めると、少女は頬を赤く染め、欲情し始める。
「パ…パ〜…、わらし…ふぇん…からら…あつい…の〜…」
 少女が身体をまさぐり、腰をくねらせ父親のチ○ポを口に含んだまま訴えた。

 父親は少女に微笑み
「そうだ、そうなるのが当然なんだ…。今、お前は一生懸命心から、ご奉仕をしようと思ってる。だから、身体も反応するんだよ…」
 少女に優しく告げると、少女はコクリと頷き
「ふぁい…わかりまひた〜…パパ…、だいすひ〜…」
 少女は答えながら、熱心に父親のチ○ポを舐める。
 父親はそんな少女に、様々な手解きをし、感じる所や、気持ちの良い動かし方を教えた。
 少女は父親の教えを受けて、丁寧な心のこもったフェラチオを学ぶ。
 そして、父親が少女の口に精液を放出すると、少女はそれを飲み込んで、お掃除フェラをした。

 父親のチ○ポを綺麗に舐め終えると、両手をついてひれ伏し
「美味しい精液を有り難う御座いました」
 奉仕終了の挨拶をする。
 少女が顔を上げて、父親の顔を見ると
「えへへへっ」
 嬉しそうにニッっと笑った。
 その少女の視線が、スッと入り口に向くと
「あっ、ママ〜! いつから、居たの?」
 少女の部屋の入り口に立つ母親を見て、問い掛けた。
 少女の母親は、少女と同じように美しく、儚げな印象を与える小さな女性だった。

 母親は優しい顔で、ニッコリと微笑んで
「パパが貴女に[何の目的で]って、聞いた辺りからよ。どう、覚えられた?」
 少女の問いに柔らかい声で答えて、問い返す。
 少女が大きく頷いて、返事をすると
「そう。じゃぁ、今から行って実践したら? 貴女のご主人様、取られちゃうわよ…」
 母親は少女を励ますように告げた。
 少女は、再び大きく頷いて、スッと立ち上がると、ベッドに投げ出していた荷物を持って
「パパ、有り難う。ママ行ってくるね〜」
 元気に部屋を出て行った。

 父親がニコニコと微笑み、少女を見送ると、横に立っていた母親が、スッと父親に寄り添い
「優しいパパね…、娘にちゃんと、気持ちや、技術を教えて上げるなんて…」
 腕を絡めながら、静かに呟く。
 父親は少し顔を引きつらせ
「い、いや…、ほら、あの子も悩んでたし…、あの、頼まれたし…」
 しどろもどろに、母親に答える。
 すると、母親の優しげな雰囲気がスッと消え去り、黒いオーラが立ちこめた。
「どこで、覚えたの…、あんなやり方…。私は、お前にした事は無い筈よ…」
 静かな凍り付くような声で、父親に問い質す。

 父親はピンッと背筋を伸ばし、ガタガタと震えると
「ふ〜ん…言えないの…。お仕置きが居るわね…」
 静かに、静かに父親に告げた。
「女王様お許し下さい! 求められて、仕方が無かったんです!」
 父親は母親の前に跪いて、泣きそうな顔で謝罪する。
「そう、ユックリと聞いて上げるわ…。明日一日動けなく成るぐらい…ねっ…」
 そう言って、母親は平伏する父親の後頭部を踏みつけた。

■つづき

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