三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第三章 女子寮で……21

「そろそろやろうか…今日は久しぶりに人数多いし、じゃんけんでいい?」
「いいよ」「いいで〜す!」
 あいかも、ゆみも、まきも、立ち上がって男子から離れた。

 横になっている僕とすすむは突然取り残され、顔を見合わせた。じゃんけん??

「ごめんなさいね。あつし君が起きていればやっと男女同数なのに」
 ゆみは、隅に横たわるあつしを見て苦笑いしながらそう言った。
「別にゆみちゃんがあやまることじゃないよ…じゃあ、1番と1番、2番と2番、3番と3番がやる。女子の4番は1番の男子が口でやる! それが終った後は適当! でいい? ……いいね。やるよ!」

「ほら、まさるさん、すすむさん、じゃんけんですよ」
 のぶが僕らに声をかけた。ようやく状況が飲み込めてきた僕らは、立ち上がって拳をじゃんけんに構えた。

「じゃんけんぽん! あいこでしょ!」
 女子4人と男子3人は別々に何回かじゃんけんして、それぞれの番号は決まった。

 僕は、ゆみとやり、まきと口でやる、のだった。

 僕は、それ、どうやったらいいんだろう? ってすぐに思いつかなかった。ええと、さっきのを少し変形すればいいのか??

 しかし、考えている必要はなかった。
「まさるさん、やっとやれますね〜うれしいですよ〜」
 そう言って抱きついてキスしたゆみは、すぐに
「仰向けになってください」と言った。
 僕はおずおずと仰向けになった。ゆみはすぐ、僕の一度柔らかくなっていた棒を口に含んで硬くした後、僕の上に座って、すっかり湿った割れ目にスポッと入れた。

 そして、僕が仰向けになるのを待っていたらしいまきが「よろしくお願いしま〜す」と言って僕の顔の上、楽に舌が届くところに割れ目を近づけてしゃがんだ。陰毛はあまり剃ったりしていなかったようだが、割れ目そのものはきれいな色だった。
 僕はそこに舌を這わせ始めた。すぐに、舌の先には粘り気が感じられるようになった。なるべく、視界の手前側に膨らんできた突起を多く舐めるように動かしていた。

 その後ろでは、ゆみはすでに腰を上下させていた。舐めていなければ、声が出ていたところだろう。

 上からは、ゆみとまきのあえぎの合唱が響いた。


 視界のほとんどはまきが占めていてまわりの様子はよくわからないが、あいかはすすむと、しほはのぶと、やっているはずだった。その4人のあえぎ声も聞こえる。

 ゆみは、夕方には「疲れている」って言ってた割には結構激しく、しかもバリエーション豊かな腰の動きだった。僕はほどなく、液が出そうになってきた。
“ああ、ゆみさん、もっとゆっくり”そう言いたかったけど、僕の舌は、今は舐めるためのもの。言葉のためには残っていなかった。

 ドクッ…液が出た。するとゆみは腰の動きをだんだんゆっくりにして、止めてくれた。
 それとともに、まきもゆっくり立ち上がり、割れ目を僕の舌からゆっくり遠ざけた。

 僕も上半身を起こした。ゆみは、ティッシュで割れ目を拭いていた。
「まさるさぁん…汗かいちゃいました…もう一回一緒にお風呂入りたいですね」
 ゆみの全身は汗で光っていた。僕も、気がつくと、動いていない割には、二人の熱気で、結構汗をかいていた。

「えっ、ゆみさん、次はまきにも入れさせてくださいよぉ」
 ゆみが僕の手をとって立ち上がったところで、まきは僕の反対側の手をとって、そう言った。

「じゃあ、三人でお風呂行こう…あたしたち、お風呂行ってきます」

「あっ、あっ…たぶん…この時間…混んでて入れないよ…」
 しほは、のぶの上で腰を上下させながらそう言った。

「混んでたらすぐ戻ってきますよ」
 ゆみは、帰ってきたときの、丸いメガネだけ、身につけた。

 そして僕とゆみ、まきは、3人で手をつないで談話室を出て、階段を下りて行った。

 階段を降りると、昇る前には風呂への廊下だけに数組いた、びしょ濡れで全裸で寝転がって絡み合う男女は、階段のすぐ下までいるようになっていた。
 足元に気をつけながら玄関前を通り、風呂への廊下にさしかかった。様相はさっきとは違った。

 全裸の行列だ。

 浴室の入口まで男女合わせて十数人はいた。整然と並んでいるわけではなく、みんな、キスしたり、胸を揉んだり、棒や割れ目を触り合ったりしているので退屈ではないのだろうが、列に並んで風呂までたどり着くにはちょっと時間がかかりそうだった。

「やっぱりこの時間は混んでますねぇ。みんな何回も入るから…」
 ゆみは、苦笑いを浮かべたあと、ちょっと考えて、そして言った。

「まさるさん、銭湯行きましょうか?」
「えっ…」

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