三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」2
そして僕たち4人は、風呂へと歩き始めた。僕はトイレにも行ったのでちょっと遅れた(他の3人は僕がアパートに戻っている間に行ったようだった…そういえば、歯をまだ磨いていない。歯磨きもみんなもう済んでいるのだろう)
風呂は並ぶほどではなく、すぐ入れた。また、夜にはたくさんいた、風呂の前で寝転がってセックスしている男子女子はあまりいなかった。 やはり朝は忙しい人が多いからだろうか。
僕が風呂に着いた時には3人でシャワーを浴びているところだった。僕もそこへ入った。
すすむは、うまく自然に風呂掃除の情報を聞いていた。風呂はだいたいいつでも入れるけど、午前9時から10時までの一時間は閉じ、その間に当番が掃除するのだそうだ。
4人はそれぞれ異性を、つまり僕はあいかとしほを、あいかは僕とすすむを…という風に体をこすり合った…また、立ってきた…
それでも、夜とは違って、やはりそのままセックスする雰囲気ではなかった。
体を拭いたあとは、特にだれかが何か言うでもなく、食堂に行った。
夕食のときには開いていた厨房はカーテンが閉じていて、その前のテーブルに、食パンとオーブントースターとか、ヨーグルトとか、牛乳とかコーヒーとか、簡単な朝食が置いてあった。すすむがそれとなく聞いたところによると、食堂は夕方短い時間しか営業してくれないので、これらは寮生が金を出し合って買っている朝食だそうだ。
朝の食堂開いている時間は夕方より長いようで、そのため分散していて、夕方ほどは混んでいなかった。
僕たち4人は、パンの反対端をお互いにかじり始めて最後にキスしたり、また夕食のときのように、キスしてお互いの口の中のものを味わったりした。
各テーブルに置いてあるジャムやマーガリンをお互いの乳首や、棒や割れ目につけて舐め合っている男子女子もいた。
それをみたすすむは、ジャムをすくって、しほの乳首にちょっとつけた。
「すすむ君、つけるの? またお風呂行かなくちゃ…」
しほはそういったが、すすむはかまわずにジャムのついたしほの乳首をしゃぶり始めた。
「う…あぁ…あぁん…もっと…」
「じゃあ、もっとつけてやるよ」
すすむは目の前の瓶から次々とジャムをすくい出し、しほの反対の乳首に、腹に、そして割れ目にも塗り始めた。
「あぁ…そこは……すすむ君、あとでまた一緒に…あぁ…お風呂で洗ってよね」
「おお、もちろん!」
すすむは椅子から降りてしほのジャムを音をたてて舐めまくっていた。
僕も、ジャムの瓶を手元にたぐり寄せた。そして、スプーンにすくい、左手に持って(あいかは左側に座っていたので)あいかの胸に近づけた。
あいかは、食パンの最後の一かけらを口に入れたところだった。差し出したスプーンに気がつくと、手のひらで制止した。
「ごめん、選択の授業あるから、このあとお風呂行けないよ…」
そして、あいかはちょっと笑って、こう言った。
「まさる君舐めてあげる」
そういうと、あいかは僕が持っていたスプーンを手に取り、その手の人差指にジャムを塗った。そして、その手を取って、人差し指を口に含んだ。
…………
短い時間だった。でも、指がこんなに気持ちいいなんて思わなかった。僕の棒の先には、うっすら汁が出てきたような気がするくらいだった。
「そろそろいかなきゃ。まさる君も行こ」
唇を離して、食堂の時計を見たあいかは、そう言うとふいに皿とカップを持って席を立った。
「あ、う、うん」
我に帰った僕もあわてて、皿とカップを持って立ちあがった。
「じゃあ、しほ、すすむ君、お先!」
「じゃあ、あとで! あぁぁ……」
しほは喘ぎ声をあげながらそういった。
すすむは床に膝を落とし、椅子に座って足を拡げたしほの割れ目のジャムを味わっているところだった。
食器を下膳口に置き(そういえば厨房の人いないけど食器誰が洗うんだろう? ここも当番がいるのかな?)僕とあいかは手をつないで食堂を出て、階段をのぼりはじめた。
僕の棒は、まだ硬いままだった。
あいかは、歩きながら、数日後の小テストの話とか、まったく普通の話を始めた。さっきの指の感触からまた気持は現実に戻ってきた…
手をつないだまま“小テスト…勉強してないなぁ…”とか考えながら、僕とあいかはユニットに戻った。
「まさる君、洗濯当番お願いね」
「はい…」
すれちがったじゅんこさんに言われた。忘れたわけではないけど、もうちょっとあとでもいいかな、と思っていた。洗濯かぁ…僕の中にさらに現実が入ってきた。
僕は仕方なく、すぐに洗濯機の前に行って、籠の中身を見た。
そうか…
女子寮だから、当然、ほとんど女子の服ばかり。
例外はすすむのTシャツとトランクス…これを洗ったら乾くまですすむが出られなくなってしまう。取りだそう。
あとは、女子のTシャツとかブラウスとか…そしてパンティー。
僕はその一つを手に取った。これは、あいかの純白の…きのう、大学から帰るまで穿いていたパンティーだ。
あいかのパンティー…きのうの朝までは見ることさえできなかったものを、今手に取っている。手に取りながら、昨日の昼、大学で、あいかのパンティーを脱がせ、そしてはじめてのセックスした場面を思い出していた。
小テストや洗濯のことに頭が行って柔らかくなっていた棒に再び血液が流れ込み始めた。僕は、あいかのパンティーを無意識に顔に近づけた。
「まさる君、そんなの見つめてどうしたの?」
僕はびくっとした。廊下からあいかがこちらを見ていた。肩にはかばん、手には洗濯済みのブラウスとパンティーを持っていた。
「い、いやぁ…」
僕はあわててあいかのパンティーを籠に戻した。
「そんなのに興味あるの? そりゃあ、裸になるのが恥ずかしいことだった昔だったらわかるけど…今だったら中身いくらでも見られるのに」
そういうとあいかはその場に座り、足を開いた。
僕の棒は、また最高潮になった。
入れていいのかな…僕は、あいかに一歩近づいた。
あいかは、僕の動きとは無関係に、足を閉じて立ち上がった。
「もう急がなきゃ」
そしてあいかは、洗面台で簡単に化粧を始めた。
あんまり意識しなかったけど、やっぱり化粧とかしてるんだな…僕はその隣で黙々と洗濯物を洗濯機に入れ始めた。
「じゃあ、あとで」
あいかは僕を抱き寄せてキスして、かばんと、ブラウスとパンティーを持って去って行った。
僕はあいかの裸の背中を見送った。玄関近くで、持っているブラウスを着てパンティーを穿いて出かけるのだろう。
あいかとやりたい…まあ、また、すぐ大学でできるだろう…
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