三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」7

「しほ、まさる、すすむ、おはよう!」
 食堂の席に座って食べ始めようとしているところ、声がかかった。男子2人、女子1人の学科メイトだ。食事が終わってトレイを下げて出口へ歩いているところだった。

 2人の男子は、順番にしほにキスして、僕たち2人に軽く「しほ借りるよ」のようなことをいい、しほに「舐めていい?」と聞いたあと、片方はテーブルの下に入り、もう片方は僕と反対のしほの隣に座った。(僕はしほの隣、すすむの前に座っている)そして、隣に座ったほうはしほのTシャツをまくって胸を、テーブルの下に入ったほうは、ここからは見えないが、雰囲気からいうとたぶんパンティーを下げて割れ目を舐めているようだった。
 しほは、横から見ていると、気持ちよさそうな表情になりときどき喘ぎ声をあげたが、それでも平然と昼食を食べていた。

 女子のほうは、すすむ、そして僕にキスをした後、僕の耳の近くで「おち○ち○舐めようか?」って言った。
「う、うん」僕は答えた。
 断る理由はない、でも、僕の棒は、もう限界に近かった。
 その子は通路からテーブルの下に入り、僕の足の間に来て、トランクスの前開きから僕の棒を取り出し、早速くわえた。

 僕の棒の、剥けたところに、その子の舌が当たった。あ……

 その女子はテーブルの下から出てきた。口をハンカチで拭きながら。
「まさるくーん、まだほとんど舐めてないよ。別に精子飲むの嫌いじゃないからいいけどさぁ。溜まってたの? まさるくん女子寮に住んでるんでしょう。いっぱいやってたんじゃないの?」
 僕は情けなかった。
「ええ…はぁ…ごめん…」

「すすむくん舐めてあげるよ。」
「おぉ、ありがとう」

 その子はもう一度テーブルの下に入った。

 結局、僕はさびしく食事することになってしまった。気持よさそうなしほとすすむとかを見ながら。

 すすむは僕のように口内で発射するようなことはなかった。まあ、その子食事中ずっとすすむのをしゃぶっていたわけではないけど…
 すすむは食後にはその子のパンティーを脱がせて机につかまらせ、後ろからセックスしていた。
 
 しほは、食後には椅子2つをつかって横になって足を開いた。男子2人はそこにかわるがわる膝立ちをして入れていた。

 しほは「次まさる君やる?」とかは言ってくれたが、もう教室に行く時間になった。6人は服装をちょっとは整えて教室に向かった。




 僕たちは、教室のドアを開けた。
 すぐに、僕の目に、教室の真ん中あたりで腰を動かしてあえぎ声を上げるあいかの姿が飛び込んできた。
 誰とやっているのかは、ここからは見えなかった。あいかのうしろから胸をもんでいる男子は見えた。僕たちの友人の学科メイトだ。その後ろからは別の女子が抱きついている。
 そして、あいかの前では、ひろこがあえいでいた。下の男が、舌で舐めているようだ。

 ほどなく、下の男はフィニッシュしたようだった。全裸のあいかが立ち上がった。ひろこも降りて、その男は上半身を起こした。この学科の男子ではなかった。隣の学科の奴かな?
「あいかさん、次、俺でいいんでしょう」
 あいかの胸を揉んでいた男子が、あいかの前にきて言った。
「いいよ。でも今度は騎乗位じゃないほうがいいな」
「じゃあ、バックで」
 そういうとあいかは、椅子いくつかの上に四つん這いになったようで、机の影になった。
 再びあいかの気持ち良さそうな声が聞こえる。

 僕は、もっと早く、思い出すべきだった。
 あいかは、学科一、かわいい。
 人気がある。
 そういえば、きのうも、僕とのセックスが終わったらすぐに他のところに行ったりして、ずっと一緒にいられたわけではなかった。

 僕は、あいかと話せる→この世界ではセックスできる。でも、他の男子も、当然話せる→他の男子もこの世界ではセックスできる…
しかも“話せること”と違うのは、話なら大人数でできるけど、セックスは、割れ目に棒を入れる、という意味なら、一度に一人しかできない。
…つまり、意外と、あいかとセックスする機会って少なかったんだ…

 気がつくと、一緒にいた5人は、それぞれ教室の別のところで誰かと絡んでいた。


「まさるくん、おはよう! セックスしよ」
 落胆しかけていた僕に、ちょっと救いの声が聞こえた。ひろこだ。
 ひろこは、さっきのクンニのあと、昨日と同じように、パンティーを穿かないで、Tシャツだけで僕のところにきた。
「あ、ひろこさん、おはよう…う、うん、いいよ」
 ひろこはそれを聞くと、僕の手を引いて、勢いよくTシャツを脱いた。
「今日は正常位でいい?」
 ひろこは答えを聞く前に近い椅子に寝そべり、足を開いた。
 僕は、急いて服を脱ぎ、ひろこの上にかぶさり、ディープキスをした。そして、舌を乳首のほうにもっていき、もう一方の乳首は指で触れた。
「あたし、もう結構濡れてるよ。時間も少ないし、そんなに前戯しなくて、いきなり入れていいよ」
 僕は時計を見た。確かに講義が始まるまでもう5分と少ししかなかった。大丈夫かな…

 僕は、さっきすぐに吹き出してしまった棒を、ひろこの割れ目に滑り込ませた。
 たしかに、さっきのクンニが効いていて、すっと入った…このヌメリには、あの男のつばも入っているのか…
 僕は急いで、ピストン運動をした。ひろこも、とっても気持ちよさそうな顔をして喘いでくれた。

 …昼休み終わるまでに出さなきゃ、でも、なかなか出ない…うまくいかない…

「どうしたの? やわらかくなっちゃって。やったばっかりなの?」

 ついに、僕の棒は、固さを失い、抜けてしまった。

「いやぁ…やってたんじゃないけど…」
「まあ、いいよ。あとでね」

 ひろこは起き上がり、そう言って僕を抱きしめ、キスした。それでもそれは長い時間は続かなかった。もう講義が始まってしまう。
 僕もひろこも急いでティッシュで股間を拭き、服を着た。

 そして、昨日と同じように、僕はあいかとひろこの、すすむはしほとたえこの間に、座った。この授業は、割と年配の教授が来るので、みな服装はちゃんとしていた。
 授業まで間がなく、となりに来たあいかとは、キスを交わしたくらいで、言葉を交わす暇はなかった。

 九十分の授業中は、お互いにちょっと触ったりキスしたりはした。

 授業が終わった。今日の授業はこれひとつ。
 これで、あいかと、できるかな…
「あいかさん」
 しかし、あいかは鞄をもって急ぎ立ち上がった。
「ごめん、急いでるの。今日はこれから3つ約束あって…また明日ね」
 あいかは、本当に申し訳なさそうではあった。
 でも、明日?
「寮では会えないの?」
「今日泊まりの約束あるの。じゃあ」
 僕は、早足で教室を出ていくあいかの後ろ姿を見送った。

 …

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