三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」13

「あぁ、お願い」

 じゅんこさんは、これまでのコーヒーや肩もみとまったく変わらない調子でこう言った。
 僕の棒は、また一段と上を向いた。もう、腕の疲れの大半はどこかに飛んでいた。

 後ろから、両手で、じゅんこさんの胸をつかんだ。そして、揉み始めた。

「いきなり強く揉まないで。もっとゆっくりして!」

 やはり、さっきの肩揉みと同じように、僕には経験が足りないようだった。
 でも、
「この辺押して」
 とか言ってくれるのはちょっと助かったかもしれない。

 数分後、じゅんこさんは振り向いて僕にキスした。自然なキスだった。そして、当然のようにお互いに舌を入れた。
 それとともに椅子を回転させて、そして股を開いた。
 僕は、その太ももの間に入り、じゅんこさんの乳首を口に含んでみた。あまり固くはなっていなかった。
「それは、まだ!」
 僕は口を離し、再び注意深く揉み続けた。そしてそこが固くなったのを確かめてから再び口に含んだ。
「いきなり強く吸わないで」

 いろいろ言われながらも、僕はなんとかじゅんこさんの左右の乳首をかわるがわる舐めることができた。
 気がつくと、じゅんこさんは目を閉じているようだった。

 一応、気持ちよくはなってくれたのかな。

 僕の舌は、乳首からだんだん下を目指し、そして下のもう一つの突起…もう、舌で突起として感じられるようになっていた…に到達した。僕の舌は、その突起の周りを何度も回転した。

 そして、僕は舌を、その下に移した。そこはもう、充分に潤いを持っているようだった。
 もう、入れても、いいかな。

「じゅんこさん…あの…」

 僕は、じゅんこさんにはあいまいなことを言っても通用しないことを思い出して、口ごもった。

「何?」
「ええと…」

 棒の正式な名前ってなんて言うんだっけ…

「あの、僕の陰茎を…じゅんこさんの…性器…に入れてもいいでしょうか?」
割れ目の正式な名前は、分からなかった。
「あぁ、お願い」
 また、さっきと同じ調子で、じゅんこさんは答えてくれた。
「気持ちよくして…」
 じゅんこさんはそう付け加え、椅子から降り、カーペットの上に横になった。そして股は開いたままに。
 僕は、じゅんこさんの割れ目に触れてみた。確かに、もう十分、濡れていた。

「じゃあ、失礼します」

 僕は、じゅんこさんの上に覆いかぶさり、軽くキスをしたあと、静かに棒を滑り込ませた。
 そして、往復を始めた…

 …さっきから、じゅんこさん、全然声を出していない…
 まあ、きのうの9人でつながった時もそうだったし、ちゃんと濡れているし、まあ、気持ちよく思ってくれているのかな…

 そのとき、じゅんこさんの机の上から携帯の振動音が聞こえた。

 じゅんこさんは上半身を起こした。僕も起き上がった。

「まさるくん、ちょっとごめん…あ、でも、抜かないで」

 じゅんこさんはそう言い、携帯を手に取り、すぐにまた横になった。

「こんばんは、どうしたの?」
 電話の相手は、同じ学部の人のようで、法律の勉強関係の話をしていた。
 その間、僕は、棒が柔らかくなりそうになりながらも、往復運動を続けた。
 だんだん汗がにじんでくる。

 それにしても、じゅんこさん、普通に会話しているなあ。喘ぎとは遠い声…

 電話はすぐに終わった。
 そして、たぶん入れている時間トータルは3分くらいはもったろう。僕の液はじゅんこさんの中に入っていった。

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