三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」14
じゅんこさんはまたゆっくり起き上がって、机の上のティッシュを何枚かとって、僕にも何枚か渡した。
そして、股間を拭きながら、ちょっと溜息をつきながら、言った。
「まさるくん…ここに来るようになってどれくらいになるの?」
なんて答えたらいいんだろう
「ええと…」
「前儀といい、セックスといい、まるで、きのうや今日はじめてしたみたいだったよ…ただ往復すればセックスと思ってるの?」
うっ、そのとおり。確かに、きのうはじめて前儀やセックスした、は当たりだ…
「すみません」
じゅんこさんは、股間を拭いたあと、再び股を開き、僕にキスをし、右手で僕の棒を握った。
「さっき、気持ちよくして、って言ったでしょ。私を満足させて」
じゅんこさんの右手は僕の棒を何度も揉み、棒は再び硬くなった。
「さあ、もう一回!」
さっきからのダメ出しが、まだまだ続くなんて…心の中では棒は萎えそうだったが、それでもしっかり硬いまま保てた。
僕はもう一回、じゅんこさんの中に棒を入れ込んだ。少し、乾いている感じはしたが、何とか入った。
「もっと奥まで突いて! そう。あと、腰を回転させて! 変化をつけないとダメ!」
僕の汗がじゅんこさんの上に滴り落ちる。
途中、じゅんこさんを抱き寄せて、座位を混ぜたりした。僕から滴った汗のほか、じゅんこさん自身も結構汗をかいているように感じた。
さっきより二倍以上の時間挿入していた後、再び液はじゅんこさんの中に収まっていった。
「少しはましになったようね。じゃあ、今度は違う体位をやってもらおうか」
じゅんこさんは、再び股間を拭きながら、そう言った。
僕は、さすがに、もうくたくたで、じゅんこさんの隣に仰向けになっていた。今の一言くらいでは棒は反応しない。
「あの、少し、一休みしませんか…」
「疲れた? 君がそういうなら、特別に、騎乗位をやってあげよう」
じゅんこさんはそういうやいなや、僕の上に乗りかかるようにして、僕にディープキスをし、その舌を僕の乳首に持ってきた。
これは感じる…僕は思わず声を出した。棒は、三たび、立ちあがるのだった。
でも、じゅんこさん、汗だくの体を舐めて塩辛くないのかな? じゅんこさんの汗も滴ってきたし…
「じゅんこさん…ありがとうございます。気持ちいいです…でも、塩辛くないですか…お風呂でも行きませんか…」
じゅんこさんは、舌を止めずに答えた…たぶん、こういったのだと思う。
“私、あんまり気にしないよ”
そして、じゅんこさんは僕の棒を掴み、自らの割れ目に導いた。
そしてじゅんこさんは上下、前後、左右と激しく動き出した。
僕にはほとんどできることはなかった。手をのばして胸を揉むくらいしか。
二回目より、挿入してから時間が経ったと思う。さすがにじゅんこさんはその間ずっと激しかったわけではなかったが、ずっと動いてはいた。
でも、相変わらず、喘ぐような声は出してくれなかった。ただ、棒と割れ目が、こすれ合う、クチャクチャという音だけが聞こえる。
出そうになった時は、もうあまり我慢しなくても、十分な時間と思った。じゅんこさんへの三回目の液を、絞り出した。
じゅんこさんは動きを止めた。
「じゃあ、まさるくん、どんな体位やってもらおうかなぁ」
まだやるのか…さすがにこんなに連続は…きつい。
「じゅんこさん…ちょっと、陰茎…しばらく硬くならないかも…しれません…いえ、もちろん、じゅんこさんが魅力ない…というわけではなくて…ちょっと連続では…」
じゅんこさんは、立ち上がり、僕を見下ろした。
「まあ、そうねぇ。じゃあ、ゆっくり、私の性器舐めて」
じゅんこさんはそう言うや、再び僕の上に来た。割れ目を僕の顔の上に。
さっきから、僕の液が三回入っていったところ…
「どうしたの? 自分の精液が気になるの?」
「いえ、別にそういうわけでは…」
僕は、舐め始めた。やはり、精液の味…そして、じゅんこさんは手で僕の棒の先っぽをつまみ始めた。
しばらくすると、もうしばらくは立ちそうにないと思っていた棒にもまた少しづつ血液が流れ込んできた。
「もっと舐めなさいよ。特に陰核のあたり」
じゅんこさんはそうダメ出しした。僕は、あらためて舌を長く伸ばした。
いつ終わるんだろう…いつ、じゅんこさんは、満足してくれるんだろう…はぁ…
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