三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」17
僕たち4人は、寮に帰って再び裸になり、談話室に入った。
そして、異性同士はかわるがわる抱き合い、舌を絡ませたり、互いの棒や割れ目に触れたりした。
「ゆ、ゆみさん」
あつしは、ゆみを抱き締めた手を両肩に置き、床へと押し倒そうとしていた。
「あつしくん、待って。4人でやろう」
口を開いたのはじゅんこさんだった。じゅんこさんは、片方の手で僕の棒をにぎったまま、もう片方の手であつしの肩を抑え、そう言った。
「じゃあ、まさるくんは、そのままここに膝立ちに、あつしくんは、この辺に来て、まさるくんと向かい合って膝立ちになって」
じゅんこさんはさっきの言葉から間をおかず、てきぱきとそう指示した。
あつしが、首をひねりながらその場所に来る前に、ゆみは、僕の前に四つん這いになった。
どうやら、じゅんこさんとゆみは、寮に帰ってからどうするか、女湯で打ち合わせていたようだった。
そして、じゅんこさんがゆみの上にまたがるように、僕の目の前に中腰になり、4人の体型が出来上がった。
「あ、あの、じゅ、じゅんこさん、ゆ、ゆみさんに、い、入れていいんですか」
じゅんこさんは振り返って言った。
「そのくらい自分で判断しなさいよ」
あつしは、そう言われ、しばらくゆみの割れ目をさすったりしていたみたいだったが(じゅんこさんの影なのではっきり見えない)そのあとあつしも四つん這いになった。割れ目を舐めはじめたようだ。
そのころには、こっちも始まっていた。ゆみは僕の棒の先を勢いよく舐め始め、じゅんこさんは、僕の舌に舌を激しく絡ませた。
この時点では、誰も声を出せる人はいない。ただ、クチュクチュ、ピチャピチャと、それぞれの舌がそれぞれを掻き回す音だけが聞こえる。
そのうち、じゅんこさんは唇を離し、舌を僕の乳首に移した。ゆみは、僕の棒は口の中から出し「まさるさん、まさるさん…」と言いながら、棒の先のすっかり剥けた部分に舌を回し始めた。
「ああ、じゅんこさん…ゆみ…気持ちいいよぉ…あぁ」
「まさるくん、手、使ったら」
じゅんこさんがいったん舌を休めて言った。そうか…僕の両手は空いていた。そしてあつしはゆみ1人に手一杯の状況で、じゅんこさんは誰からも気持ち良くされていなかったことに今気づいた。
「すみません、気づきませんで」
僕は、かがんでいるじゅんこさんの背中から手を回し、乳首に触れ、それから全体を掴み始めた。じゅんこさんも僕への乳首舐めを再開してくれた。
あつしは、ゆみの割れ目が十分湿ったことを確認したのか、舌を離し、膝立ちになった。
「ゆ、ゆみさん、い、いれてい、い?」
「どうそ」
ゆみはやや投げやりにあつしに答えたあと、再び僕の棒を口の中に深く入れ、顔を前後し始めた。
「あぅ…ゆみ、気持ちいいよ…」
「あ、あ、あ、ゆ、ゆみさん…」
男2人の喘ぎ声が数分間続いたあと、僕はもう我慢できなくなっていた。
「ゆみ、出すよ!」
僕はその言葉とともに、白濁液を、ゆみの口の中に勢いよく注ぎ込んだ。
「ぼ、ぼ、ぼくも、い、いくよ…」
僕が出したのを見て安心したのか、ほどなくあつしもゆみの中に白濁液を流し込んだようだ。
僕たちが終わったのを見届け、じゅんこさんは再び顔を上げた。その後僕に、そして振り返ってあつしに、軽くキスをした後、ゆみの上から離れた。
ゆみは、僕の、そしてあつしの棒の先を丁寧に舐めまわしてきれいにしてくれた。
「ビールでも飲もうか」
ゆみが舐め終わったあたりでじゅんこさんはそういった。
ゆみは、立ち上がり、冷蔵庫から4人分の缶ビールを出した。
そして僕たちはテーブルを囲んで座った。あつしが一番入り口に近く、僕が隣に、あつしの対面にじゅんこさん、その隣にゆみ、というような座り方になった。
「乾杯!」
じゅんこさんの掛け声で、4人は缶ビールを少しずつ飲んだ。
昨日もここでちょっと飲んだことを思い出した。男子寮では毎日のように結構飲む話を聞いているのだけど、女子寮でも毎日のようにちょっとは飲むんだなあ、と思った。
「あつしくん、出身はどこ?」
「え、ええと…」
ここからは、まるでじゅんこさんによるあつしの面接のようになった。
あつしもかなり緊張しながら(いつもかもしれないが)答えていた。
特別に厳しい質問が浴びせられているわけではないのだが、斜めに向かい合っている僕まで緊張してきた。
最後に、じゅんこさんは次のように言った。
「実質寮生になるなら、あまり一人の女子ばかりにこだわりすぎると受け入れられないよ。昔は“だれそれの彼氏”ということで来て、他の寮生とあまり交流を持とうとしない人もいたけど、今も彼氏という存在自体は否定されているわけではないけど、寮は共同生活なんだから、みんなと仲良くするんだよ。正規寮生72人全員と友達になるくらいの気持ちはある?」
「は、はい、がんばります」
そう答えたあつしは、持っていた一缶を飲み干した。一缶くらいですっかり顔は赤くなっていた。
僕はちょっと考えた。
僕とすすむも、じゅんこさんの架空の記憶の中では、おんなじようなことを聞かれたのだろうか?
すすむなら、言われなくても、進んでそうするだろう。現にやっている。
僕だったら、どう答えただろう…
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