三つの願い 〜男の夢〜
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■ 第四章 「第二の願い」40

 僕がパーで、あつしがグーだった。

 横では、さちこを除く女子4人が何回か「グーパ! グーパ!」と繰り返していた。

 のどかも、胸を隠さずに一生懸命参加しているようだった。

 そのうちに決まったようだ。
「グー!」
「パー!」
 それぞれ、はるかさんとりんこさんが、その手の形を示して手を挙げた。
 僕はりんこさんの方へ、あつしははるかさんの方へ、それぞれ歩んだ。

 僕は、さちこのほか、りんこさんとのどかと、あつしははるかさんとけいこと、寝ることになったようだった。
「よろしく」
 3人は順に、僕に抱きついてキスしたり棒を握ったりした。僕も相手の股間を、のどかはパンティーの上から、触れた。

 そして「おやすみ」と口々に言って、異性間では−いや、ここでは女子の間でも、軽く触れたりしながら談話室を出ていく。
 といっても、そのまましんしつ、というわけではなく、トイレに行ったり歯を磨いたりするのでまだ会うのだが。

 トイレは、行列する感じになったこともあり、促されて、僕はさちこと一緒に入った。
 さちこは、便座を上げたまま、空気椅子のように腰を少し浮かせて便器の上のなるべく奥の方に行き、脚をいっぱいに開いて弧を描き始めた。
 「まさるさん、ここにできそうですね」
 一応、まあまあ静まっている僕の棒を見てか、さちこはそう言って、その脚の間の便器に僕の弧も描くように勧めた。

 とはいえ、やっぱりちょっとは立ってしまう。僕の弧は一部はさちこのももに当たってしまった。さちこはちょっと「いやん」のようなことを言ったが、特に嫌そうではなく、そこを軽くトイレットペーパーで拭いただけだった。

 歯を磨く…歯ブラシは、昼に2SEまで持ってきた荷物の中にある。
「まさるさん、どこへ行くんですか?」
 さちこが聞いた。
「歯ブラシ取りに下へ」
「じゃ一緒に行きますよ」

 さちこはそっと僕の棒を握って、そして引っ張っていった。

 2SEに降りると、人気はなかった。ゆみもまきもどこかに泊まりに行ってしまったのだろう。やはり忙しいんだろうなあ。

…もし、今日さちこに招待してもらわなかったら…
 僕はここには居場所は無くなり、せっかくの素晴らしい世界の中、あのボロアパートに帰らなくてはならなかったかもしれない…

「さちこさん」
 僕は、大きな声を出してしまった。
「え、何ですか?」
「ありがとう!」
 僕はさちこを思い切り抱きしめた。
「な、なぁんですかぁいきなり…」

 3階に戻って、さちこと一緒に歯を磨いた後「さちことけいこのしんしつ」に行く。他の二人はもう待っていた。
 のどかは、パンティーは穿いていたが、顔を真っ赤にしながらも、胸は隠していなかった。

 それから…3対1の4Pが始まる。(これをやっているときは、まだその言葉は知らなかったが)

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