Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 3

ドンドン、ドンドン
乃南はトイレのドアをノックし、絶望した。
「うそ……! 全部閉まってる……」
もう便意は限界だった。
「だ……だめぇ……そうだ、男子のおトイレなら……」
普段なら男子のトイレに入ることなど考えられない。
しかし今はそんな事を考えている場合じゃない。

「見られないようにしなきゃ……」
乃南はコッソリ男子便所に忍び込む。
幸い誰もいないようだった。
乃南は慌てて和式のトイレにかけこみ……
スカートとパンツを降ろし……

ぶりゅりゅりゅりゅ!! ぶりっ!!!

その清楚な顔からは想像も出来ないほど汚い音をたて、乃南は脱糞した。
「あ……あんあん……」

ぶり……ぶしょぉぉぉぉ!!

「いやぁ……男子便所でうんちしちゃった……!」
誰にも知られていないとはいえ、羞恥で顔が真っ赤になる。
「早く出ないと……」
乃南がそう思った矢先に…………

ガチャ。

「うわ、クセぇ、誰かウンコしてんな。」
「誰だか確かめてやろうぜ、カギなんてすぐ潰せるし」
男子が二人ほど入ってきてしまった。

「だ……だめ……うんちしたのバレちゃう……」
学校で大便をするだけでも恥ずかしいのに、それを男子トイレでしたのを知られれば……
「な……流しちゃわないと……」
乃南がせめて証拠を流そうとするが、それよりはやく……

バキっ!!!
ドアのカギが壊され、中が丸見えになる。
「いっ……いやぁぁぁぁぁぁ……」
乃南はその場にしゃがみこんだ。
スカートとパンツを上げて下半身を隠すのがやっとだった。

「の……乃南ちゃん……?」
「なんで男子トイレに……?」
男子二人は唖然とした。
あの清楚な美少女が男子便所でウンコをするなんて信じられなかった。
しかし、それはすぐに学年一のグラマー巨乳少女の恥ずかしい弱みを握った喜びに変わった。

「へぇ……あのキレイでおっぱいの大きい乃南ちゃんがウンコをねぇ……」
「しかもこんなトコで……」
男子が乃南に言う。
「いやぁぁ……言わないで……」
乃南はうずくまってそう言う。

「これクラスの奴に言ったらどうなるかなぁ……?」
「変態あつかいされちゃうよ……」
その言葉に、
「だっ……ダメっ!! 言わないでっ!!」
乃南が二人に懇願する。
「こんなことバラされたら学校来れなくなっちゃう……」
そう乃南は思った。

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