Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 7

「うおおお……すげ……」
学年一のグラマー美少女、そのブラジャー姿に男は息を呑む。

「は……恥ずかしい……見ないで……」
乃南は哀願する。
ブルマとブラジャーだけの姿を見られるのも恥ずかしすぎるのに……

(ブラジャーも……とらなくちゃいけないんだ……)
男たちが見つめる。
(恥ずかしい……っ! でも……はずさなきゃ……)
乃南がブラのホックに手をかける。しかし……

(だめっ……お乳丸出しなんて……できない……)
乃南はとうとう、

「お願い……ブラだけは……勘弁して……」
男たちに懇願する。

「へぇ……ブラジャーは外したくないか……んじゃスリーサイズみんなの前で言ってみてよ。
セクシーなポーズとりながら。」
男の一人が言う。

「そんな……セクシーなポーズって……」
乃南は躊躇うが、ブラを外すわけにはいかない。


「私……秋穂乃南のスリーサイズを言います……まずウエストは57センチ……です。
まず、腰に手を当て、細い腰周りを暴露する。

「そしてお尻は……91センチ……です」
乃南がハイレグブルマによってほとんど見えているお尻を、思い切って男のほうにグイッとつきだす。

「うおお! すげぇポーズ……」
「91センチ……でけぇ……」
男たちが言う。

「最後にお……お乳は……95cm……Hカップ……です……っ」
乃南は一番恥ずかしい所の大きさを公表しつつ、前かがみになりグイっとおっぱいを寄せる。

「おお……」
高校二年生の同級生では本来ありえないおっぱいのサイズと普段絶対に見る事の適わないポーズに、男はただただ見とれる。

「こ……これでブラはとらなくていいよね……」
乃南が言う。しかし……

「ああ、ブラはとらなくていいよ。ただ体操着も着たらいけないよ。」
男はそう言い、乃南の体操着を取り上げた。

「ええっ……そんな……」
ブラジャーとブルマだけの格好なんてとても晒せるわけがない。

「い……いやぁ……」
乃南は泣きそうになってしまう。

「ほら早く、乃南ちゃん、グランド行くよ」
男子達にせかされ、乃南は仕方なくグランドに出る。

夕方のグラウンドに体操服を着た男子十数名。
そしてそれに囲まれ、下はハイレグブルマ、上はブラのみというあられもない姿を晒す黒髪のグラマー美少女。

運のいいことに、今日はほとんどの部活が休みらしく、校庭に人はほとんどいなかった。

「じゃ、乃南ちゃん、走ろうか」
「う……うん……」

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