Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作
■ 9
乃南の通う学校には設備の一つとしてシャワールームがある。
運動部の生徒が汗を流せるようにとの配慮だ。
ただ部活に入っていない乃南にとっては縁のない場所だった。
「着いたよ乃南ちゃん」
乃南はブラとブルマ姿のままシャワールームに連れてこられた。
「え……? シャワー浴びるの……?」
「ああ、あと中にボディーソープもあるからカラダも洗ってね」
とても汗をかいていたのでシャワーを浴びれるのはありがたかった。
「またなにかされるの……?」
乃南はそう思ったが、もはや従うしかない。
乃南は男子用のシャワールームに入れられた。
幸いなことに中に人はいない。
後に男子達が続いて入ってくる。
「いや……こんなの……見えちゃうかも……」
中には個室が三つあり、それぞれがカーテン一枚で仕切られている。
あまり体を隠す必要のない男子用のため、そのカーテンが上下にかなり短い。
乃南が入れば胸の少し上からふとももあたりまでしか隠れないだろう。
「じゃあ……浴びます」
乃南が個室に入ろうとすると、
「いやいや、ただ浴びるだけじゃ面白くないだろ? だから制限時間つきだ」
男の一人が言う。
「えっ……? どうするの……?」
乃南が不安げに尋ねる。
「まず服を脱いでシャワーを浴びる。それからボディソープで首から足の先まで念入りに洗ってもらう。
それを一分以内にできたらセーフ」
男が嬉しそうに言う。
「そんな……! できなかったら……?」
乃南が言う。
「一分と同時にカーテンを開けさせてもらう。それまでにブラとブルマを着けるんだね」
男が言う。
「そんな……! いや……」
乃南が不安な顔をする。しかし、
「んじゃ頑張ってね乃南ちゃん、始めるよ」
男がストップウォッチを持って言う。
「えっ……! ちょ……ちょっと……」
乃南が焦る。しかし、やるしかない。
「いくよ……スタート!」
男が叫ぶ。
■つづき
■目次
■メニュー
■作者別