Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 10

「えっ! あ……!」
乃南は一瞬ためらい、すぐに個室の一つに入り、カーテンを閉める。
予想通り、見られたくない部分がギリギリ見えない程度しか隠れない。

「がんばれ! 乃南ちゃん!」
カーテンを隔てて男たちが乃南を見つめながら言う。
乃南が間に合わないのを心から願っている口ぶりだ。

「いやっ!」
布一枚を隔てるとはいえ男子の前で裸になるのを躊躇う。
「急がなきゃ……見えてない……見えてないから……」
乃南は自分に言い聞かせ、ブルマに手を掛け一気に脱ぐ。

さらにブラのホックを外す。
ぷるん、と今まで押さえ込まれていた巨乳にブラが弾かれ床に落ちる。

「おお! 脱いだぞ!」
男子達が興奮する。

乃南はシャワーをとり、カラダの汗を流す。
そして透明のヌルっとしたボディソープを手につける。
ふと横を見ると、男子がみんな食い入るように見つめている。

「いやぁ……」
周りの様子がわかってしまう事で、裸を見られているのではという錯覚を乃南に起こさせる。
一瞬手を止めてしまうが、すぐにソープをカラダに塗り始める。
「急がなきゃ……」

首からはじまり、腕、背中、そしておっぱいにも念入りにソープを塗りたくり、ふともも、お尻、おま○こ、足と全身にソープを塗る。ようやく条件を満たした。

「よかった……! 間に合った……」
乃南が少し安堵を浮かべる。
そして床に落ちたブラに手を伸ばし……

パサッ

「え…………?」
乃南には何が起きたのかわからなかった。

男子達が乃南を歓喜、勝利の目で見つめている。
タオルが無い!

「いやあああああ!」
乃南は悲鳴を上げ、おっぱいと股間を隠ししゃがみ込む。

「へへ、残念だったね乃南ちゃん、間に合わなくて」
「いやああ……! 見ないで見ないで……」
乃南は必死に手でカラダを隠す。

「すげ……ハダカだぜ! 乃南ちゃんの!」
「すげぇ……」

普段はパンチラが見れればラッキー、という男子達にとって、同級生1の巨乳美少女の全裸姿など刺激的すぎるのだった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊