Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作
■ 19
「じゃあまず、ジュース買ってきてよ」
小野の最初の命令はそれだった。
「うん、わかった、ジュースだね」
乃南はとくに何も不振には思わず、小野に返事をした。
「僕はりんごジュースお願い……これお金ね」
小野が乃南にジュースの代金を渡す。
「ジュースくらいおごってあげるよ?」
乃南が小野に言う。
「い……いいよそんなの! 悪いから!」
小野がしどろもどろに遠慮する。
といいながらも小野の目線は自分の目の前にある乃南のおっぱいに釘付けだ。
乃南の一挙手一投足に合わせて小さなビキニに包まれたおっぱいが絶え間なくゆれる。
「そっ、じゃあ買ってくるね」
乃南が行こうとし……
「あっそうだ小野君……Tシャツとかタオルとかないかな? このままで行くの恥ずかしいんだけど……」
乃南が恥ずかしそうに言う。
自販機までは遠く、そこに行くためには人の多いメインプールの横を通らなくてはならない。
小野と二人だから今はいいものの、裸同然の水着姿をこんな大勢に見せるなんて……
「う〜ん……悪いけどないなぁ……水着だけでいいんじゃない?」
小野が答える。
「え……でも……」
乃南は少し戸惑う。
「大丈夫だって……乃南ちゃんその水着すごく似合ってるし……」
小野が言う。
「そ、そう……ありがと……」
乃南が赤くなってうつむく。ほめられて照れているわけではない。
ようやく小野の視線が他の男子と同じく、乃南の豊満なバストにばかり向いていると気づき始めた。
とたんに、同い年の男に水着でおっぱいを晒しているという羞恥に襲われる。
乃南はふいに小野の股間に目をやった。
「いやっ……」
乃南は目をそむけ、自販機に向かった。
乃南の水着姿に見た小野の股間は、海パンを突き破ろうかというほどいきり立っていた。
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