Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 22

むにゅっ!!

「いやああんっ!」

乃南が悲鳴を上げる。おっぱいを触られた……!

(いやぁ……揉まれた……はやく、はやく逃げなきゃ……)
乃南は思う。

人ごみから伸びてきた手を振り払い、乃南は走り出そうとする。
しかし……

「きゃっ!!」

人の足につまづき、乃南はその場に倒れこんでしまった。

「い……痛い……!」

乃南は立ち上がろうとする。そして背中の違和感に気づく。

水着の結び目がほどけている!

「きゃぁぁっ!!」

乃南は悲鳴を上げ、座り込んで両腕で胸を抱きしめる。
幸い、結び目がほどけただけで脱げてはいなかった。

(はやく結ばなきゃ……!)

乃南は両手を背中に回し、水着を結ぼうとする。しかし、

「へへ……いいおっぱいしてるね……」

真正面から中年の男が近づいてきて、

むにゅ、むにゅ、むにゅ……

「いやぁぁ! やめて下さいっ!」

乃南が悲鳴を上げる。男は乃南が水着を直しているのをいいことに、両手で堂々と胸を揉んでくる。

「うお〜いい感触! デカすぎだよ、お嬢ちゃん」

男は聞く耳持たず触り続ける。

「いやっ! いやっ! 触らないで……!」

乃南は両手を背中に回しているため、ただ揉まれるしかなかった。

乃南がふいに見上げる。
乃南の胸を見下ろす下卑た男たちの視線。

海パンを押し上げる勃起。

「いやああ……! 見ないで……触らないで……!」

水着を結びなおした乃南は、胸が揺れるのもかまわず一目散に走った。

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