Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 25

むにっ……

「あんっ……!」

乃南が小さく悲鳴を上げる。
乃南の豊満なヒップを直に小野が揉む。

「や……柔らか……!」

あまりの感触のよさに小野は思わず声を出してしまう。
あまりの大きさ、あまりの揉み心地。

小野は乃南のお尻という至福の感触を味わう。

「いやっ! あん……あん……」

乃南の悲鳴が大きくなる。

「だめ……こんなの……触りすぎ……!」

乃南が言うが小野は聞く耳も持たず、さらにお尻を揉みつづける。

「はぁはぁはぁはぁ……!」

小野の興奮しきった息遣いが乃南に聞こえる。

(いや……! 小野君が……こんなことするなんて……!)

乃南は思う。つい先ほどまで可愛い、とまで思っていた男子が乃南のボディに興奮し、さらにお尻を揉んでいる……信じたくもなかった。

むに……むに……!

さらに小野はじっくりと乃南のヒップを揉む。

「ひああっ……! やめて……!」

乃南の悲鳴。しかしその色っぽい声がさらに小野を興奮させる。

「だめぇ……! こんなの……ただのセクハラ……!」

乃南が言う。

「あ……ごめん……つい……」

ふいに小野が言う。乃南のセクハラ、という言葉に興奮を覚えつつも元々の気の弱さのせいで微かに罪の意識を感じ、手をとめる。

「んっ!」

乃南は引き下げられた水着を引き上げ、露にさせられたお尻を隠す。

「もう……!……」

文句の一つでも言おう、と意を決して乃南は小野の方に向き直る。そして……

「ひ……いやああっ!」

小野の様子を見た乃南は悲鳴をあげ、後ずさりをした。

顔は卑猥に興奮しきり、はぁはぁと息も荒い。
普段のオドオドとした様子とはまるで違う。

乃南はふいに視線を下に落とす。

そこには他の男と全く同じ、それ以上にビンビンと立った勃起が海パンを突き上げている。

「いや……いや……!」

乃南は急いでビキニに包まれただけの美巨乳を手で庇う。
そして自分がようやく小野に対する認識を誤りすぎていたことに気づいた。

「小野君も……いやらしい男子だったんだ……!」

乃南が呟く。

「の……乃南ちゃん……あんまりお尻が大きくてつい揉みすぎちゃった……ホントに乃南ちゃんて可愛いしナイスバディだよね……
僕……いつも見てたんだよ……その……お……おっぱい……!」

小野の理性は安々と性欲に負け、いつも妄想の中でしか言えないようなことを乃南に言う。

「いっ……いや! 変態……!」

乃南が言う。小野がだんだんと乃南のおっぱいに手を伸ばす。

「はぁ……はぁ……! 乃南ちゃん……!」

小野が近づき……

「いっ……いやぁ!! 来ないで!!」

乃南が耐えかね、小野を突き飛ばして一気に駆け出す。

「に……逃げなきゃ……!」

Hカップの巨乳が揺れるのもかまわず、乃南は更衣室に走る。
一刻も早くあの小野の視線から逃れたかった。


「あ……! の……乃南ちゃん……!」

小野が困ったように言う。乃南に逃げられ、少し冷静さを取り戻す。

「ぼ……僕……なんてこと……」

自分が望んだとはいえ乃南にセクハラをしてしまった。
未だ手に残る乃南の美尻の感触に興奮しつつも、乃南に変態、と言われたショックを感じる。

「どうしよう……」

小野が落ち込む。そして……

「あ〜何やってんだよ……」

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