Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 31

男子たちはニヤニヤしながら見ている。

「よし、そんじゃまずは体操着に着替えて」

男子が言う。

「え……? 体操着……」

乃南が不安げに言う。

「次体育でしょ? だったら着替えなきゃ」

「それなら……更衣室に行きます……」

乃南がカバンから体操着とブルマを出しながら言う。

男子は教室だが、女子は更衣室を使うことになっている。

今は女子がほとんど更衣室に行ってしまって、教室には男子ばかりになっている。

「おっとだめだめ、ここで着替えてもらうよ」

男が言う。

「そ、そんな……見られちゃう……」

教室には乃南の周りの数名以外にも、関係のない男子がたくさんいる。

「大丈夫だって、他の奴らに乃南ちゃんの着替え見せるわけにいかないからね……俺らが壁つくってやるよ」

男がうれしそうに言う。

「そうそう、安心して着替えてよ」
「僕らが隠すからさぁ」

嬉しそうに男子たちが言う。

そして乃南は壁を背に、隙間なく男子に囲まれる格好となる。

はぁーはぁー、と男子たちの荒い息と熱気に乃南は包まれる。

「うう……」

乃南の全身から汗が噴出す。

「あ、そうそう、まだ条件があるよ、ブラジャーとパンツは脱いでね。直に体操着を着てね」

男の一人が言う。

「えっ……! そんなの……できない……」

乃南が顔を赤らめ言う。

「さらに一回裸になってから体操着を着ること」

聞く耳持たず、男子が言う。

「ダメ……そんなの……」

乃南が拒む。

「そっか、んじゃ生着替え映像公開だね」

「いや……許して……!」

乃南が言う。

「大丈夫だよ、俺らはこうして隠してるだけだから、がんばって俺らにも見えないようにすればいいんだよ」

男子が言う。乃南が隠そうとあがかせ、羞恥を高めるためだ。

「いやぁ……」

乃南には断ることはできない。しぶしぶシャツに手をかける。

一気にシャツを引き上げ、首から抜く。

「おお!」と周りを囲む男子が言う。全裸も見たことがあるといっても95cmの巨乳を覆うブラジャーはかなり刺激的だ。

「だ、だめ……」

乃南が言い、くるりと男子に背を向ける。

胸から視線をはずせたというだけでも、わずかに羞恥が薄れる。

「はやく……脱がなきゃ……」

乃南はスカートを脱ぎ、ブラを外す。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊