Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作
■ 47
「さて、第一の質問! 乃南ちゃんのおっぱいのサイズは?」
男子の一人がうれしそうに言う。
「えっ…? 何回も聞かれたのに…!」
乃南が戸惑う。胸のサイズならイヤというほど言わされたはずだ。
「ほらほら乃南ちゃん、5…4…」
男子たちが声をそろえてカウントダウンを始める。
「ま…待って! 95センチです!」
乃南がカメラに向かってあわてて言う。
(恥ずかしい…! でもカメラの前で脱ぐのはイヤ…!)
乃南は思う。
「お〜! 95センチ! すごい!」
男子たちがわざとらしくあたかも知らなかったかのように言う。
「じゃあ次! 乃南ちゃんのおっぱいは何カップ?」
男子がまたも知っている質問をする。
「え…Hカップ…です…」
乃南が両手をひざの上で握ったまま、恥ずかしそうに答える。
「すごいね〜! じゃあ乃南ちゃん、胸を張っておっぱいの大きさをアピールしちゃえ!」
「お〜! いいねいいね!」
男子たちがはやし立てる。
「え…!? アピールって…」
乃南が戸惑う。
「ほら乃南ちゃん、これも質問だよ?」
「それとも脱いでくれるの?」
男子が言う。
「そ…それはダメ…!」
乃南が呟き、ひざに置いていた手を背中で組み、ぐっと胸を反らす。
夏服を今にもはりさこうかという乃南の巨乳がぷるん、と大きく一揺れ、カメラと男子たちの前に大きさを晒す。
「あん…!」
乃南が呟く。暑さと恥ずかしさから汗がサラサラの髪から顔に流れ落ち、その巨乳とはアンバランスな清楚な美少女フェイスが羞恥にまみれた表情になる。
「おお〜! いいね〜!」
「で、でかぁ〜!」
男子たちが言う。
(ガマン…! これくらい…!)
乃南が浴びせかけられる視線に耐える。
「じゃあ次! 乃南ちゃんみたいに大きいおっぱいのことを何ていう?」
男子が聞く。それは質問というより問題だった。
「え…っ…?」
乃南はこまったようにおろおろと視線をさまよわせる。
(わ…わかるけど…! 言いたくない…!)
「5! 4! 3!」
男子たちが容赦なくカウントダウンを始める。
「ちょ…っ…! ま…まって…!」
乃南があわてる。
「2!…」
男子は数えるのをやめない。
「き…・巨乳…です…っ!」
乃南が意を決して言う。
「正解! よく言えたね乃南ちゃん…」
「時間ギリギリだったけどね」
男子たちが言う。
「いやん…!」
乃南が恥ずかしさにうつむく。
「ほら乃南ちゃん、ちゃんとカメラ見て…」
「うう…」
男子の言葉にしぶしぶ乃南は顔を上げる。
「さぁ、次の質問! 乃南ちゃんのおっぱいはいつから大きくなったの?」
男子が言う。
「え…? いつから…?」
乃南が大きく盛り上がる自分の巨乳を見下ろし呟く。
(いつからだったっけ…? クラスでFカップになったのが確か…)
乃南がためらう。
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