Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 48

「さーん、にーい…」
やはり男子がカウントする。

「あ…! ちゅ…中一です…!」
乃南が言う。
(確か中一でFカップになったんだっけ…!)

「中一かぁ…! その時どれくらいだったの?」
「クラスで何番目くらいだった?」
男子が次々と乃南に聞く。

「Fカップで…クラスで一番大きかったです…!」
乃南が恥ずかしさを抑えながら言う。
乃南は中学に入ってから今までクラスどころか学年で一番の巨乳だった。

「すげー、中一でFカップ…!」
「乃南ちゃんはその時から清純美少女のクセにデカパイだったんだねぇ…」
男子たちがニヤニヤと制服をこれでもかと盛り上げる乃南の巨乳、今ではHカップにまで大きくなったおっぱいを凝視する。

(恥ずかしい…! お乳のことばっかり…!)
乃南は手を握り締め、男子たちの視線に耐えた。

「じゃあ次! 乃南ちゃんはおっぱいが大きくていやだったことは何かな?」
男子の次の問い。

「いやだったこと…?」
乃南にとってのこの巨乳は恥ずかしいことずくめだ。
巨乳でさえなければ最近のようにセクハラを受けたりすることもなかったはず。
いいことと言えば触るとキモチいいことくらいだ。

「じろじろ見られるのもイヤだし…走ったりすると揺れるし…そういうのがイヤです…」
乃南が答える。

「そりゃ乃南ちゃんみたいな可愛い女の子がおっぱいじろじろ見られたら恥ずかしいよね〜」
「でもそんな大きいおっぱいの同級生がいたら誰だって見ちゃうよ…」
男子たちがからかうように言う。

「いや…!」
男子たちの言葉にまた乃南は恥ずかしさに胸を隠しかける。
しかし無駄だとわかっているので羞恥をこらえ平静を装う。

「さぁ次…乃南ちゃんが巨乳でよかったと思うことは?」
男子が尋ねる。

「え…!? よかったこと…?」
乃南がおろおろと戸惑う。
(お乳が大きくていいことなんて…!)
乃南は答えられない。

「ごー、よーん…」
男子のカウントダウン。

「な…ない…です…」
乃南がおずおずと言う。

「そんな答えは認められないなぁ、乃南ちゃん」
男子の無情な言葉。

「そんな…!」
(揉んだらキモチいいなんて…言えないし…! どうしよう…!)

「にーい、いーち…」
男子がわざとらしくカウントをじらす。

「待って…! え、えっと…」
乃南が思わず言うが…

「終了! 時間切れ〜!」
男子たちの歓声。

「そんな…! 待って…!」
乃南が哀願」するが男子たちは聞く耳を持たない。

「残念でした〜、乃南ちゃん!」
「さぁ、約束どおり脱いでもらいましょう!」
男子たちが言う。

「うう…! いやぁ…!」
乃南が言う。

「さ、乃南ちゃん、上か下どっちでもいいよ、どっちを脱ぐ?」
男子が嬉しそうに尋ねる。

(どっちもイヤ…! でも…お乳のほうが恥ずかしい…!)
乃南が考え、
「スカートを…脱ぎます…!」
乃南が覚悟を決めて言う。

「お〜! 下からいくか〜!」
「まぁ乃南ちゃんの巨乳は楽しみに取っておこうよ」
「とりあえずは乃南ちゃんの生パンツ鑑賞だ! 何色かな?」
男子たちが口々に言う。

「大丈夫…! パンツくらい…!」
乃南が呟きながら椅子から立ち上がり、スカートのファスナーを降ろし、
はらり、とスカートが乃南の足元に落ちる。

男子の構えるカメラに乃南の純白のパンツが映し出された。

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