Hカップお嬢様乃南ちゃん
わたる:作

■ 51

「お、おお〜!」
ぱちぱちぱち、と男子たちが声を上げながら乃南に拍手を送る。
「「の、乃南ちゃんからそんな言葉が聴けるなんて…」
「おっぱい柔らかくてキモチいいんだ〜、へへ…」
男子たちが乃南に言う。

「うう…」
乃南は顔を上げられず、うつむいている。
(こんな…カメラの前でお乳が柔らかくてキモチいいなんて言っちゃった…!)
乃南は制服を押し上げる巨乳を腕で隠す。

「バッチリ撮らせてもらったからね、乃南ちゃん」
カメラの男子がニヤニヤしながら言う。
「あの巨乳美少女乃南ちゃんがパンツ丸見えでおっぱいインタビューだからね…すごいよ」
「ホントいいもの見れた…! 早く帰って…ていうか今ここでヌキてぇ〜!」
男子たちが口々に乃南に言う。

「うう…そんなこと言わないでぇ…」
乃南が小さく言う。

「この映像はお宝だな…他の男子にも見せたら乃南ちゃんファンクラブもますます増えるかもねぇ?」
男子の一人が意地悪く言う。
「えっ…だ…ダメ! 見せないで…!」
乃南がはっ、と顔を上げ、男子に懇願する。
(これ以上他の男子にまで見られたら…!)

「へへ、冗談だよ。まだそんな事しないよ」
「僕らは乃南ちゃんのファンなんだからね」
男子たちが言う。
「じゃ、今日はこのくらいにしとくよ、乃南ちゃんの生ブラジャー見れなかったのは残念だけどね」
「まぁ僕らには乃南ちゃんのパンツ見れただけで超うれしいよ、またね」
「またファンサービス頼むよ、Hカップ巨乳の乃南ちゃん…へへ…」
男子たちが言い残し、教室を出て行く。

「うう…いや…!」
乃南が一人になった教室でのろのろとスカートを履き、白いパンツを隠す。
「他のクラスの男子にまで…こんなこと…!」
パンツを見られ、その上自分の巨乳についての質問にも答えてしまった。
しかも全てカメラに収められている。
「またあの映像で脅されるの…? もう…いやぁ…!」
広がる不安を抱えながら乃南は空き教室を出た。
重い気分とは裏腹に乃南の巨乳は歩くごとに大きく弾むのだった。

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