人身御供
非現実:作

■ 怪奇伝5

戦の程は一瞬に付いた。
戦とは云えない、ただの押し込み強盗の討伐でしかない。
別段、私の策など不要なほどの……。

各将は事後対策に走り回っている頃だろう。
こういう仕事は、党首と軍師の仕事ではない。
私は一人城へと戻り、今後の前線への対策を練っていた。
ずさんな警備体制も整え直さなければならない。
(全くっ……兵重殿は何処へおるのか)
早々に決めなければならないが、党首と話し合わなければ体制も変えられない。
私の性格上、重要な用件を後回しにする事を嫌う。
(ヤレヤレ……困ったお人ぞ……)
広げていた島内地図に、お気に入りの扇子を放り投げた。

その頃…… ……。

乱取りにより焼け落ちた一つの民家の一室。
焼け焦げた臭いに混じり、汗と汁の臭いが混じる。

「くかかかっ、どうじゃ〜えぇんかぁ?」
「ぁ〜〜〜ぃぃい〜〜〜わぁ〜〜っ!」
「じゃったら、もっと締め付けろいっ!!」
「あぅっ!?」

下となっている女子の頬を軽く張った。
もう視線すら覚束ない女子は快楽の虜になっており、涎を垂らし続けながら腰を振り続ける。
両足を抱え込みながら、男は乳首にむしゃぶりついた。
仰け反りながら、痴態を晒し喘ぐ女。
その恍惚とした表情は決して嫌がっているようには
見えない。
男は両方の乳首を交互に舌で嘗め回す。

「あぁ〜〜〜っひぃぃ〜〜〜ぃ〜〜ぃ」
「じゅるじゅるじゅぅっぷ……くは、美味じゃあっ!」
「ぉぁ〜〜〜〜ぁ〜〜…あぁっぁ!!」
「ホレホレッ、どうしたっぁ〜〜もっと欲しいなら願えいっ!!」

男の腰の動きが止まり、執拗に乳輪を嘗め回す。

「ぁぁ〜〜〜ぁ〜〜ぁっぁ……下さいませぇ……下さいぃぃ〜〜〜。
ワタヒィ〜〜……私のぉ、オ○ンコにぃ!!。」
「旦那のよりもワシのが欲しいのかっ!?」
「ぁ〜ぃ〜〜〜、兵重様のぉ…がイイのっぉ!」
「かっかっかっぁ!」

再び総布兵重の腰が動き出した。
焦らされ……待ち焦がれた女房が激しく喘ぐ。
下となっている女子は、先程敵に輪姦されていた女房であった。

「くくく、あれだけ敵兵に犯されておきながら尚も気をやるかっ?」
「ぁ〜〜〜ひっぃ〜〜〜ぅ〜〜〜ンァ」
「旦那を殺されて〜〜っ、その目の前で輪姦された気分はどうじゃったぁ!」
「〜〜〜ぅはぁぁ〜〜〜ぁ〜〜き…気持ち良かったぁっぁ〜〜ですぅ!」
「くくっ、どうしようもない淫乱女じゃなっ!」
「もっぉっとぉ〜〜〜もっとぉ〜〜〜ぁあ〜〜〜」
「出すぞっぉ、中で受け取れぃ!」
「ぁ〜〜ぁぁあ〜〜」
「党首様のありがたい精子じゃっぁ!!」
「あ、だめっぇ…い〜〜……ぃくっぅ!!」

2人は同時に果てたのだった。
激しい息継ぎをしながら、卑下た笑みで総布兵重が
ヌルヌルに穢れたチ○ポを引き抜いた。
ピクピクと身体を振るわせ続ける女房を見据える。

「くくく、乱取りこそ……この世の遊戯」
「お館様?」

戸の向こうで、臣下の魏志四郎が声を掛けてきた。
高い武力と忠臣なる心掛けに、総布兵重はこの者を気に入っていつも側に置いていた。

「如何致しますか?」
「うむ……この女子は実に具合が良い」
「では?」
「連れて行く」
「ははっ!」

戸の向こうで、魏志四郎が深く会釈した。
(くくく、これからは……もっともっと敵地で乱取りを楽しむとするか。)
汚れた物を剥ぎ取った女房の衣で拭い、総布兵重は立ち上がったのだった。

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