堕ちる貞女
一二三:作

■ 第1章6

 タクシー2台でZホテルに到着し、12階の桃源郷の部屋に這入ると既に蝶さんが来ていました。
「趙さん、早かったですね、言い出しっぺが遅れて申し訳ない、そろそろお集まりに成ると思いますので暫く待って下さい、此の方、小倉さんと御家族です、本日の主賓です、宜しくお願いします

 所長が他人行儀の挨拶です、其処へ浅木氏が真由美と其の家族、真理と健一を連れて這入って来ました、
「遅くなりました、真由美と、長女真理高1、長男健一中2です、今後とも宜しくお願いします」
と、挨拶中に獣医師吉岡氏が入って来ました。
「オオ、来た来た、吉岡さんどうぞ此方へ、是で揃いました。其れではみなさん、僭越ですが私が皆様に集まって頂いた成り行きを説明致します。先ず此方南海電子社長武智三郎様。今来られたのは本日の主賓で動物病院院長吉岡彰浩様。今日から雅ハイツに入居された小倉信恵さん、長女一子さん,次女敏子さんです。此方も同じ雅ハイツにいらっしゃる沖野真由美さん、長女真理さん、長男健一さんです。沖野さん、小倉さんは職場は違いますが同じ会社にお勤めです、お住まいも同じ雅ハイツなので今後仲良く遣って頂きたいと思いまして此の食事会を設定致しました。御両家の真ん中に居られるのが雅ハイツの大家さんで有り、同じ会社の上司である川本雅子様です。で、此方は日ごろお世話に成って居る漁業組合長の浅木克己様で、私はUテル所長の武智明です。今後いろいろお世話に成りますが宜しくお願致します、其れでは此れから料理を運ばせますので和気藹々の御感嘆をお願いします

 豪華な中華料理が運ばれ、大人はビール、子供はジュースで乾杯し、賑やかに食事が進みました。
 最初は雰囲気に?まれて、小さくなっていた子供達も段々解合い出し、アニメやゲームの話で盛り上がり、4人が集まってワイワイ遣り出しました。
 2時間で食事会が終わり信恵と真由美は子供を連れて一旦ハイツに帰り、子供達におとなしく寝る様に諭し、二人は鹿鳴館に急ぎましす、タクシーの中で真由美が信恵のスカートの中に手を入れ、
「ノブちゃんも其の気に成ったのね、あれからずーっとあそこに居たの、御主人は如何なりました、大分アル中が進んで居ると聞いたけど

「そうなの、未だわからないけど獣医さんの女に成りそうだわ、主人は病院に入れて貰ったわ、正式に離婚したわ」
「苦労したね、是から人生変わるわよ、180度、私はやっと慣れたけどね」
 話しながら真由美の指がヘコに入って来ます、声が出そうになりグット堪えて蚊の鳴くような声で、
「アウーッ、ヤメテェー」
「ウフフフ、もう命令されてるんだ、雅子さんの身体観たぁ、凄いでしょう、是から貴女もあんなに成るのよ」
「真由美さんの御主人様は浅木さんなの」
「そうだよ、きついけど可愛がって頂けるわ、今夜は特にきついぞと言われてるわ」
「私、勤まるかしら、心配だわぁ」
「今更何言ってるの、契約書書いたのでしょう」
「契約書、離婚届や財産放棄は書いたけど契約書は知らないわ」
「じゃぁ、向こうに着いて其れから書くのだ、そしたら是剃られるよ」
 真由美が信恵の陰毛を1本抜きました、信恵は「痛い」と叫びそうになるのをグッと堪えて、私も雅子さん達の様に陰毛剃られるのだわ、雅子さんも真由美さんも楽しそうだし辛しうな素振は見えないから大丈夫だわ」と、自己暗示に罹った状態で、新しい女の生活に這入る決心をしたのです。
 其の時タクシーは鹿鳴館の地下駐車場に這入りました。通用口では雅子が待っています、雅子が運転手にチケットを渡し二人を通用口の中に入れ、
「此処からは女は全裸が原則なの、但し信恵は会員で無いから役員室までは其のままで良いわ、真由美は特別調教室に行きなさい」
 雅子と真由美は此処で全裸に成りワゴンの中に着物や持ち物を全部入れ、雅子は信恵を伴って1階ロビーカウンタに行きます、
「A2雅子です、小倉信恵を連れて役員室に参ります」
「ハイ、畏まりました、お着けします

 カウンターの中に居る全裸の女性が革製の首輪、手枷、足枷、を取り出しカウンターの上に置き、傍に居る全裸の女性が雅子の身体に此の枷を首、両手、両足にきっちりと取り付け、首輪にリードチエンを着けて雅子を曳き、信恵を伴ってエレベーターで5階の役員室に這入りました。

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