堕ちる貞女
一二三:作

■ 第1章17

12、奴隷市場。

 4月8日、桜花爛漫の中で、愛娘の栄えある杏の木大学医学部看護科の入学式です、信恵は改まって自分を振り返ります、子供二人を此処に入学させて頂いて、自分も此処の講師に成ってから早5年、非日常の生活に身を置いて人生180度の転換をしてから、あっと云う間に過ぎ去った感じです。
 此の間、信恵の家族は大きな人生航路の変換を余儀なくされました、いや、言い換えればして頂いたのです、信恵は普通の家庭生活からは思ってもみなかったマゾ牝奴隷の生活を選んで、何不自由ない至福の生活を送らせて頂き、子供達は名門の杏の木学園に入れて頂き、大勢の御主人様の御指導のもとで、女の歩む道を厳しく躾けて下さっています。
 今日から長女一子が、杏の木学園大学医学部看護学部に特待生で学ぶ事に成ったのです、中学1年で此処の中学部に入学し遂に大学部に入学が出来たのです、此の5年間信恵は子供に会った事が有りません、完全全寮制の学園です、例え実家に外泊するのでも誓約書に両親の署名捺印が必要です、信恵の場合は只一心に御主人様に尽す事に専念しなければならず、とても子供に会う事等私情を捨てた奴隷の身では、御主人様に申し出ることなど恐れ多くてお願いが出来ません。
 此の5年間御主人様に忠実に従って来たおかげで子供達も良い学習をさせて頂いて今日を迎える事が出来たのです、然も自分は非常勤講師でありながら教育者として教授席の雛壇に並ぶのです、雛壇から新入学生席を見ると,愛娘一子の大人になった顏が飛び込んできて、信恵は涙を流しました。一方来賓席は何時もの通り文科省を筆頭に県市の担当役人、財界人が並んでいます、其の中に信恵が御主人様とお呼びするお方が7人居らっしゃいます、其のお顔を拝見した瞬間から信恵の股間は湿りを増すと同時に、先月の卒業式を想い出しました。
 学園長の祝辞から始まって各来賓者祝辞等、延々と続き10時に始まった式典が終わったのは11時45分でした、此の間信恵は例年の事ながら卒業式の日の事が頭の中で渦を巻いていました、「今日此処に居る中からあのような生徒が何人生まれるのかしら」と走馬灯のように頭の中を駆け巡る情景を想い巡らせています。
 此の学園には表に出ない裏の学部が有るのです、それはVUP秘書養成学部です、各学部の2年生を終了した中から素質のある生徒、保護者の要請、自分の意志で入部する事が出来、学費は全額免除で月5万円の手当が支給されます、此の学部の専属講師が信恵達です。
 今日午後からは鹿鳴館に於いてVIP秘書養成部の入部式と先月卒業した部員の御主人様が決まり、お披露目の式典が有ります、其の中で信恵も率先して模範調教を受けなければなりません、数十人の御主人様から、最高のVIP秘書としての最高技術の模範調教を披露し続けるのです。
 学園での式典が終わり信恵達が鹿鳴館に着いたのは1時ですた、信恵は早速奴隷正装を身の着け早くから待って居られる専属御主人様の横に駆け寄り、
「長い間お待たせして申し訳ありませんお許し下さいませ」
「オオ、待っていたよ、ご苦労さん、今日は頑張れよ」
「有り難う御座います、一生懸命尽させて頂きます、御主人様」
「宜しい、サァー、あっちに並びなさい」
御主人様は信恵のクリトリス先端のルビーを軽く叩いて、舞台に上がるよう命じます、既に舞台の上には、今年入部した5人と先月卒業した5人の全裸の女性が1列横隊に並び、左側新入生は陰毛が其のままで首から番号札が、右側卒業生は陰毛が綺麗に永久脱毛され、首、両手、両足に革製の枷を嵌められて、徒名と奴隷岩号札が掛けられています、其の両側に信恵達奴隷講師が二人ずつ並び、其の後ろにベテラン奴隷が10人並びました。
 司会者から、新入部生の生年月日、在籍学部、3サイズが紹介され、続いて卒業生の3サイズ、、養成期間2年の習得成果が紹介され、其れを教育した講師奴隷の紹介が有り、、最後に今日高度な模範調教を受けるベテラン奴隷が一人ずつ前に出て、名前、スリーサイズ、奴隷歴等の紹介が有り、披露する模範調教の種類を簡単に紹介され、夫々の御主人様の席に戻ります。
やっと祝賀宴と成りました、生徒達は前もって食事は済ませているので、各テーブルを回って自己紹介をしお酒を注いで廻ります、其の時、乳房、股間、お尻を触られ、反応を確かめられます。
 新入生は入部する時可也の予備知識は教えられているのですが、全裸に成って現実を見ると自制心など何所えやら、身体に触れられると身体をよじり声も出ない状態です、乳首を弾かれ、膣に指が這入ると腰を引いて逃げ出したくなります、でも何故か身体が動きません、只口を半開きにして、
「アハァー」
と喘ぐだけです。
 列席されて居る60人の趙サディスト御主人様が、酒を飲みながら丁寧に身体を調べて戴き、マン汁の湧き具合や身体の反応等を詳細に観察されます。
特に卒業生にとっては、此れから此処で御主人様に高値で落札して頂き、専属奴隷にして頂く御主人様の決る日なのです、会話の応対、一挙一投足、健康状態、口の技巧度、膣、肛門の潤いと締り具合、精神の従順度等をを細かく観察され、気に入れば其の場で入札票に金額を記入し、紙縒りにして注射針に刺し、其の子の乳房に刺して次の席に行かせます、此の祝賀宴は新進気鋭の奴隷市場なのです。
午後1時30分から始まった祝賀宴が終わったのは夕方6時ですた、乳房に数十本の注射針を刺された奴隷の卵が舞台に並ばされ、愈々此れから奴隷競市場の開催です。
鹿鳴館専属の御主人様が決まって居ない、ホール掛奴隷3人が正装のパニー姿でサイドテーブルを押して舞台に上がり、卒業生125番ユリを一歩前に立たせ、一人が乳房から注射針を抜き、二人で紙縒りを開き金額を読み上げます、200,150,200,300、・・・・・・・・、32本の入札を全部読み上げ最高額をマジックペンで奴隷の腹に500万と書きました。
「始値500万から行きます、手を挙げて競り上げて下さい」
 125番ユリは750万円で落札されました、直ちに首輪にチエンの曳綱が着けられ落札者に引き渡されました。
 此の日一番高値は128番アヤで1100万でした、因みに一番安値は129番タミで550万でした。
 7時から晩餐会が始まり、信恵達が地下の大調教室に移動したのは9時半でした、室内には5台の婦人科診療台を改造した拷問台が並び、其の上に今日御主人様が決まった奴隷が載せられ、奴隷契約書と誓約書を朗読し、クリトリス先端をメスで浅く切られ、出て来る血でクリ印を押印して完全に奴隷と生るのです。
下腹部に奴隷名の刺青を入れ、御主人様好みの性器改造やピアッシングを調教師の手で施されます、新入生は此の儀式を直立不動で見ていなければなりません、2年後には我が身と成るのですから。
5人全員がクリトリス包皮切除を受け、ニップルピアスとラビアピアスを御主人様好みに着けられました。
拷問台から降ろされ左薬指に黒い指輪が嵌められ、此の時点から彼らは人権が無くなり、此の指輪を嵌めている御主人様には絶対服従の生活に成るのです、学園最後の2年間に躾けられたM牝奴隷の門出です。

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