堕ちる貞女
一二三:作

■ 第2章1

14、初めての国外。

 新潟空港に着いた信恵は真直ぐアエロフロートのカウンタに行き、ロシアからの招待状を差し出しますと、ファッション雑誌のグラビアから出て来た様な白系ロシア人のカウンター嬢が流暢な日本語で、
「受けたまわって居ます、どうぞ此方へ」
と言ってカウンターから出て、特別待合室に案内してくれました。
「暫くお待ち下さい」
カウンター嬢が出て間もなく男性を連れて這入って来ました。
「此方、是から貴女をエスコートする通訳のシェリゲェです、此れから先はシェリゲェの指示に従って下さい、其れではお荷物をお預かりします」
 と言ってずっしちと重い旅行ケースとスーツケースを持ち去りました、旅行ケースには信恵を責める為の一通りの器具がぎっしりと詰まり、スーツケースには振袖をはじめとした派手な和服と、鋲ブラ等ボンテージ衣装が詰まって居ます。
「ようこそいらっしゃいました、此れから先は僕がご案内します、貴女はロシアは初めてですか」
 信恵は流調な日本語で話されるので、すっかり安心しました。
「ハイ、日本から出るのは初めてですわ、でも貴男がエスコートして下さるから安心ですわ、どうぞ宜しくお願いします」
「今日此れから着く所はロシアのハバロースクです、もうあちらは真冬で1面真っ白ですよ、あの大きなアムール川も凍ってしまってトラックが走って居ますよ、現地に着いたら1日余裕が有るからご案内しましょう」
「有り難いわぁ、私好奇心旺盛なの、何処でも見たいの、愉しみだわぁ」
 と言ってしまって息を?みました、「何で私がこんな事言ったのだろう、今迄見ず知らずの人にこんな率直な言葉を言った事が無い私です、外国に行くと云う解放感から言ったのかしら」今迄の信恵とは思えない変わり様です、世間の見栄も外聞も気にしない奴隷生活からかも知れません。
 やがて搭乗手続きと成り、通関手続きが終わり機上の人となり、信恵はチーフパーサー室に案内されました、3人掛け長椅子が向い合せに在り、其の間に30cm×1mのテーブルが在ります、信恵は窓側に座らされます、80人の客席は殆んど満席でした。
 離陸してベルト着用のサインランプが消えるとチーフパーサーが部屋に這入って来ました、シエリゲェが両方をロシア語と日本語で紹介し、握手が終わって信恵に向かって、
「裸に成りなさい」
 と云いながら指輪を見せられました、信恵は今迄シェリゲィが御主人様の1員とは気が付きませんでした、咄嗟の事で驚きましたが躊躇する暇は有りません、
「失礼しました、御主人様」
 と詫びを入れ早速全裸に成りました。(後で分ったのですがシェリゲェは、東京麻布狸穴に在るロシア大使館書記官でした)。
「此の上で仰向けに成りなさい」
 1mしか無いテーヴルの上に仰向けに成ると、足はテ−ブルの両側に垂らすようになり、股間はパックリと開きます、信恵のオマ○コは、アウターラビアに空けられた14個の穴に、6mmφバーベルピアスを通され完全に塞がれています、其処へ機長が入って来ました。
 ロシア語で何か話していましたが、シェリゲェがバーベルピアスを外しに掛りました、7本のピアスが外されオマ○コを両手で全開にされ、機長とパーサーは興奮した口調で喋りながらピアスや刺青を弄り回します。
「ノブエ、僕が其の上に仰向けに成る、信恵は僕のを入れて上に成れ、パーサーがアナルに、機長が口に入れる、分ったね」
 信恵がテーブルから降ろされ、代わってシェリゲェがテーブルに仰向けに成り、信恵は其の珍棒を膣に入れてシェリゲェの上に抱き付き、信恵の肛門にパーサーの大きな珍棒が這入り、口には機長のデカマラが這入りました。
 昨夜は信恵が海外に行くと云う事で壮行会が開催され,、吉岡、所長、会長、趙氏、の4人の手で明け方まで過酷な悦楽地獄を彷徨っていた信恵です、乳房や恥丘やお尻には無数の釘の痕が赤く斑点になって残って居ます。
 そんな事はお構い無しで、高度1万メートルの飛行機の中での3PSEXです、瀬戸内海クルージングで船の中で10人のS男性のご奉仕した事は有りますが飛行機の中は生まれて初めてです。
 あまりにも奇抜な場所と、予期しないタイミングに、得も知れない興奮感が高まり、以前映画で観た【エマニエル夫人】の機内での場面を想い出し、昨夜の余韻が蘇えり、信恵はアッと言う間に逝ってしまいました。
機長とパーサーが果てて肛門と口から珍棒を抜かれても信恵ははシエリゲェにしがみ付いたままです、二人がコックピットに帰ると、代わって副操縦士と機関士が交代で入って来ます、新潟を飛び発ち5人の屈強な男にたっぷり逝かせて頂き、信恵が台から降りたのはロシア大陸の上でした。
 飛行機の窓から見える広大な森林地帯、左側遠くに真白く聳えるのが中国の天安山脈だそうです、ベルト着用のサインランプが点き高度が段々下がって来て空港の近くに成ると、地上一帯に薄紫の薄煙が立ち込めています、暖房用に石炭を燃やす排気ガスとの事でした。
 ハバロウスク空港に着き、VIPクラスの通関で待つ事無く、専用通路から空港を出るとベンツが待っていました、広場にたむろする日本製中古車タクシーを尻目に30分位でホテルに着きました、ホテルロビーには数個の丸テーブルが在り、1個に数人の女性がたむろして居ます、聞く処によると「アヒルさん」と呼ばれる娼婦だそうです。
 部屋は最上階の外国人用特別室で、窓の外には1面に氷結したアムール川に夕日が落ちる処でした、信恵は氷の川面をぼんやり眺めながら、此れから1週間どの様な事が起こるのかと、想像を膨らませていると、シェリゲェが入って来て、
「食事に行きましょう、洋食ですか和食ですか、其れともロシア料理にしますか」
「有り難うございます、御主人様にお任せしますわ」
「ヨシ、外に出よう、ホテルの料理は美味くないからな」
タクシーを呼んで20分位走った所の焼肉屋に這入りました、ビールで乾杯し腹ペコだったので肉にしゃぶり付きました、肉は鹿と豚が多かったようです、シェリゲェがブランディを注文して二人で飲んでいる所へ、手首から上に刺青を入れた半袖シャツ姿の労働者風の男二人が、ウォッカーの瓶を持って寄って来て、信恵に向かってロシア語で話しかけて来ました。
「御主人様、何と云ってるのですか」
「ヤア、ヤポンスキーネーチャン、一緒に?もう、と言ってるのさ、返事しちゃいけないよ」
 と言ってポケットから外交官手帳を取り出し二人に見せると、二人は吃驚した様子で、慌てて其の場を立ち去りました。
「あの人達どんな方ですか」
「あれはね、ロシアがソビエート連邦時代のバルト三国の連中でね、ビル建設の労働者だよ、君を日本人とみてナンパして来たのさ、奴らには日本女性のあそこは最高だと云う事に成ってるからね、うっかり相手にしたら今頃は裏の空き地に連れ出されて、仲間を集めて遣られる処だったよ」
「そんなに危ないのですか」
「そうだよ、特に日本女性はタ-ゲットにされるよ、今でも反日感情が強いからね、一人で出歩いては絶対にダメだよ、此の店の客の70%が奴らの仲間だよ、ざっと数えて20人以上居るね」
「其れって犯罪に成らないのですか」
「警察に届けても先ず取り上げてくれないね、取り上げて貰うには多額のワイロが要るよ、裁判に勝つことは至難の業だよ、此の国はフリーセックスの国だからね」
「知らなかったわぁ、じゃーカザブスタンか何処かで日本女性が強姦されて殺されたのも其の手口ですか」
「はっきりは知らないけどそうだと思うよ、そうだノブエ、裸になってあの台の上で之入れて見せて遣るか」
 シェリゲェはブランディボトルを指差しながら言います、
「アハァ、御主人様、辛いわぁ、御命令でしたらそうさせて頂きますわ」
「冗談だよ、そんな事させたらボスに殺されるよ」
「アアよかったぁー、本当にするのかと思ったわぁ」
 其処でシェリゲェの手が、信恵の股間に忍び込みました。
「ホー、もうこんなに濡れている、危ない危ない、もう帰るとするか」
 帰りのタクシーの中ではシェリゲェの手は、信恵のクリトリスと乳首を弄り続けました。

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