堕ちる貞女
一二三:作

■ 第3章10

30、成人式。

 敏子の人生が大きく変わったのは此の日でした。
遂2か月前、成人式の日、母がお祝いにと贈ってくれた振袖を着る為、舎監に連れられて呉服店の着付け室に入った時が思い出されます、クラスメートの大半は学園の作法室で着付けをしましたが、敏子達数人が舎監に連れられて呉服店の着付け室に行きました。
 着付け室には数人の女性が居られ、床に正座して深々と頭を下げ。
「ようこそいらっしゃいませ、お待ちしておりました」
 と、丁寧に挨拶されました、広い着付け室に敏子達人数分の衣装箱が置かれ、其の後ろの衣紋掛けに振袖が掛って居ました。
「此れからお名前を呼びますから呼ばれた方は右端から順番に衣桁の前に立ってください、伊藤智子さん、小倉敏子さん、高田真由さん、寺岡美和さん、長嶋めぐみさん、渡辺愛子さん、其れでは只今から着付師さんによって着付けをして頂きます、きついかも知れませんが着付師さんの指示に従って下さい、其れではみなさん、先ず着ている物を全部脱いで下さい、ブラジャーもパンティもです」
 全員驚いた様子で。
「エエ、イヤダァ、ハズカシイ」
「和服の時はパンティなど着けないのが原則です、より美しい女性に仕上げる為です、グズグズ言わないで脱いで下さい」
 モジ、モジ、しながらも全員が裸になり着付が始まりました、1時間足らずで着付けが終り、皆で記念撮影をして成人式会場に向かいました。
 市長はじめ来賓の、詰まらない右から這入ったら左から抜ける式辞をウンザリしながら聞き終わり、昼前に式典が終わり、会場を出てホッとした時後ろから声がしました。
「小倉敏子さん、おめでとう、お茶しませんか」
 敏子は振り返って、後ろに居る真一を見て嫌な予感がしました、真一は同じ学園の2年上で、常に善からん噂の札付き連中です、信一はさっと敏子の右横に来て1枚の写真を顔の前に突き出しました、見ると手帳サイズの画面に自分の全裸の写真がプリントされていました、今朝着付の時の写真に違いありません、敏子は脳天をハンマーで殴られたような衝撃でした。
「昼だな、飯食いに行くか」
 敏子は、咄嗟の事で呆気に取られている内にタクシーが止められ、座席に押し込まれ、タクシーは走り出しました。
「嫌よ、何所に行くの、降ろして」
「文句逢わないの、此れ如何する、お前のだぞ」
 再び写真を見せられました、騒ぐ事が出来ません、真一は無言のまま紙片を運転手に渡しました。
 敏子は写真の事を運転手に知られたくない一心で、真一に聞く事も出来ません、タクシーはしばらく走って、母が勤めているUテルに這入りました。
「イヤァ、此処ではイヤァ、助けてぇ」
「お嬢さん、騒ぐと他人に見られますよ」
 運転手までが信一の味方です、私が「此処では嫌」といった意味が判って居ないようです、私は母が勤めているとも言えず逆らうのを止めました。
「ま、黙って降りなさい、身の為だよ」
 押し殺した信一の声です、蛇に睨まれた蛙とは此の事でしょう、敏子は口が利けず信一に従うしかありませんでした。
 部屋に這入り、ベッドに押し倒されてタバコ臭いキスをされました、可也濃厚に舌を差し込まれ、口の中を舐め回されました、子供の頃父母にされたキスとは比べ物になりません、之が大人のキスかと初めて知りました。
 キスが終わらない内に信一の右手が着物の裾から入って来ました、敏子は足をバタつかせましたが、もがけばもがくほど着物の裾が乱れます、下着を着けていない股間はあっと言う間に露出しました。
 強力な力で口を塞がれ、右手の指がオマ〇コに侵入しました。
「アウ、いけないわぁ、お嫁に行けなくなるぅ」
「心配するな、今時処女で嫁入りするバカは居ないよ」
「イタァー、イタイー、ヤメテー」
 いくら叫んでも、もがいても誰も来てくれません、着物の裾を捲られ、尻が丸出しに成り、如何にも成らない事に気付きました。
 信一は手慣れたもので、右手はオマ〇コを弄りながら、左手1本で帯を解き、着物を脱がせます、アッと言う間に丸裸にして、右手をオマ〇コから抜いて、淫汁で濡れた指を敏子の口に入れ綺麗に舐めさせて、両手を後ろ手に縛り上げました。
「サァ、敏子ちゃん、今日は大人になったのだから大人のする事しようぜ、怖い事は無いからな、大人はみんな毎日遣ってる事だからな」
 ベッドの上に仰向けに押し倒され、張りのある乳房を揉まれ、乳首を吸われ甘噛みされ、膣に指を容れられてGスポットを執拗に弄られ、今迄に体験した事の無い快感に襲われた時耳元で。
「敏子ちゃん、気持ち好いだろう、もっと善くして上げるから股を拡げなさい」
 敏子は、とうとう信一の言う通りに成りました、股を開き。
「お願い、手を解いて、痛いわ」
 信一は手の戒めを解き、自分も裸になって敏子の股間に座り、ギン、ギン、に勃起した珍棒をオマ〇コに宛がい挿入に掛ります。
「アウ、イタイ、アア、イタイー、ハウー、アハァー」
 今まで生理の時使う綿筒しか入れた事の無いオマ〇コです、処女膜は破れているとは云え、大きな珍棒が這入る時は痛かったです、ズブ、ズブ、と珍棒が根元まで這入り、膣の奥を強く突かれて敏子は、無意識に両手を信一の背中に回し強くしがみ付き。
「アハァ、イイー、ア、ア、ア、アハァー、ウウゥーー」
 敏子は喜悦の咽び声を上げていました、入れられた時の痛みが薄れ、初めて味わう得も知れぬ快感に、唯しがみ付いているだけでした、真一さんは敏子の両足を自分の肩に担ぐ様にしてピストンをされました、其の度に大きな珍棒でオマ〇コの奥深く突き捲られました。
 敏子のオマ〇コからは、ペタ、ペタ、ブジュ、ブジュ、と卑猥な音がしています、やがて信一さんが、
「オオォ、イクゾー、オウーーン、オウーーーン」
と言って珍棒を抜かれ、喘いでいる敏子の口に珍棒を容れられました、途端に生暖かい粘っこい液が口の中に広がり、栗の花の匂いと、ほろ苦い味がして敏子は吐き出しました。
「バカヤロウ、吐き出す奴が有るか、綺麗に飲んでしまえ」
 口から垂れている精液を、手ですくって口の中に入れられました。
「勿体無い事するな、卵と同じ栄養源だぞ」
「だって不潔だわ」
「何を言ってるんだ、みんな飲んでるのだぞ」
「だって臭くて、美味しくないわ」
「其の内美味しくなって毎日欲しくなるさ、如何だ気持ち善かっただろう、お前処女だったのだな」
「初めてですわ、ママに見付かったら叱られるわ、誰にも言わないでね」
「アア、言わないよ、その代り俺が呼んだらすぐ来いよな、其れが大人の約束だからな」
「だって舎監のオバさん五月蠅いのよ、一寸門限遅れたら反省室行きだから」
「ドンマイ、ドンマイ、俺に任せとけって、ババァなんか目じゃないよ」
 敏子には此の意味が判りませんでした。
 フロントに電話して焼肉定食と寿司を注文し、腹ごしらえが出来たら又セックスです、夕方までに3回遣り、夕食を終わって2回遣った時には、学園の門限9時を大分過ぎていました。
「アア、大変だわ、門限過ぎちゃったわ、反省室は仕方無いとしても理由を聞かれたら如何しよう、帰りたくないわぁ」
「心配要らないよ、俺とオマ〇コしていたと言えば好いさ、大丈夫だ如何って事ないよ」
 生まれて初めての強姦に似たセックスを上級生からされ、正午から午後9時までに5回も遣って、頭も身体も疲れ気味で寮に帰りました。

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