堕ちる貞女
一二三:作

■ 第3章13

32、牝化の日々。

 明け方6時に電話のベルが鳴り、オバさんが受話器を取り二言三言話して電話を切り、そそくさと部屋を出て行きました、暫くしてオバさんが正行と智子を連れて帰って来ました。
「サァ、アンタ達起きなさい、お友達ですよ」
 遣り過ぎで綿の様に眠って居たのを起され、目を開けると其処には二人の男女が経っていました、敏子は素っ裸で男と寝ている自分を見て恥ずかしさで呆然となりました。
「ま、アンタ達、其処に掛けなさい、敏子も智子も昨日から今迄の事で分ったでしょう、アナタ達は大人の女に生ったのよ、世の男性を悦ばせる為のね、アナタ達が今まで遣って居た事は、全部此の隠しカメラで録画して在るからね、へんな気を起すと此のビデオが街中に流れるからね、だから私達には絶対服従なのよ、此処で服従を誓いなさい」
 敏子と智子は否応なく首を縦に振り。
「ハイ、何でも言われる通りにしますから、他人に言わないで下さい」
「ハウ解りました、如何ですか、オマ〇コは好きになりましたか、嫌いになりましたか」
 二人は顔を見合わせ。
「好きになりました」
「其れでは此れからの、アナタ達のスケジュールを言って置きます、毎日授業が終わったら真直ぐ此処に来る事。土日は朝から私の指示に従う事。尚、土日は外泊が主となります。避妊の為此れから渡すピルを確実に飲む事。挿入の際は為るべく性病予防の為コンド−ムを着ける事。特定の人に恋をしない事。此れを守って於けば貴方達は最高の生活が出来ますよ」
 此の日を境に彼女達の運命が変わったのです、成人の日が性人の日となりました。
 智子と一緒に自室に帰った敏子は、気怠い虚ろな目で智子に聞きました。
「智ちゃん、あれから如何だったの、私諦めたわ」
「私も、セックス10回もされたわ、其の度に精液を口に入れられるし、初めは辛かったわ、後で警察に届けて遣ると覚悟していたわ、でも出来ないわよね、あんなに固められたら如何にもならないわ」
「あのセックスの感じ、何なんだろう、昨日まで不潔でイヤらしい、してはいけない事と信じていた事が、完全に引っ繰り返ったわ、1日でセックス大好きになったわ」
「そうなの、精液の味、初めは吐き気がしたけど今は美味しいわ、女って1日でこんなに変わるのよね」
「此の学園、桃色学園と云われていた理由が判ったわ」
「今日からは街の娼婦となるのだわ、病気にだけは気を付けましょうね、お互いに困るのは自分だから」
「今夜から誰に抱かれるのかしら、心細いわぁ」
「ほんと、昨日は学友だったから人に対する不安は無かったけど、今日からは不特定多数だもんね」
「くよくよ考えても始まらないわね、成行きに任せるしか無いわね」
「舎監のオバさんが仕切っていたとは知らなかったわ、厳しい事ばかり言ってたのが、義男君の精液美味しそうに飲んだわ」
「信一君の親が〇×組の組長だから、何でも出来るのよね」
「此処に何人居るのかしら、10人以上居るでしょうね」
「もっと居ると思うわ、舎監室に出入りしてる人可也居るわよ」
 朝食で食堂に行った時、昨日一緒に着付をした、真由さん、美和さん、めぐみさん、愛子さん、が一緒のテーブルに居て、敏子と智子が這入ると目を反らされた感じがしました。

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