桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 14

そんな開放感を味わっていた。

「ん……」

桜怜は目を閉じ、両手で自分の爆乳を揉み始める。

むにむに……

「うん……」

桜怜の手では三つあっても収まらないJカップ。
その弾力が手を押し返している。

もみ……もみ……もみ……

「あん……ん……おっぱい……」

桜怜はなおも揉み続ける。この行為をしている時だけは、桜怜が巨乳でよかったと思う瞬間だった。

桜怜は自分でも最高の揉み心地だと思う。揉んでいるだけで緊張がほぐれてくる。

さらに同時に性的な快楽を存分に味わうことができる。

「うん……キモチいい〜……」

ウットリとした表情で桜怜が言う。
涼しい空気が直接肌に当たるのと、自慢の巨乳を揉んでいる快感で極上のキモチよさを味わう。

「おっぱい……キモチい……」

もみもみ……

桜怜はさらに自分のおっぱいの大きさ、キモチよさを味わう。

「ん……あん……」

だんだんと桜怜の快感が強くなっていき……

「あっ!」

ふいに我に返る。

「は、はやく着替えなきゃ!」

桜怜はあわてる。補習の開始時間が迫っていた。

ブラのホックをつけ、体操着を着る。

薄い白い風通しのいいTシャツ。それは制服以上に桜怜の胸の大きさを強調した。
しかし桜怜にはそんなことを考えている余裕はなかった。

続いてブルマを着ける。かなり食い込みの鋭いブルマだ。桜怜の豊満なお尻を到底覆いきれず、ほとんどがお尻に食い込んでおり、後ろは完全にパンツが丸見えだ。

「な……何これ……いや……」

これには桜怜も驚いた。

「これじゃハイレグみたい……恥ずかしい……」

さらに視線を落とすと、

「きゃ……これ……ブラが透けてる……」

生地の薄い体操着では、濡れているわけでないのにパンパンのおっぱいを締め付ける下着が透けている。
さらに大きすぎるバストに布面積をとられ、可愛いおへそが出ている。

「あ……始まっちゃう……」

桜怜はとまどいながらも木陰を出て、灼熱のグランドへ向かった。



「はぁ、早く来すぎたかな……」

一人の男子生徒が校門から歩いてくる。
桜怜のクラスの男子だ。

「水泳十時からか……まだ九時かよ……」

水泳の補習に来たが、予定より早く着きすぎてしまった。

「まだ誰もいないだろうな……ん?」

男子は更衣室のドアを開けようとし、向こうにちらりと見えている白い布に気づいた。

「なんだ……あれ……」

呟き、その布の落ちている更衣室の裏へ行く。

「お……こりゃ制服……とスカート!?」

そこに落ちていたのはカバンと制服のシャツ、そしてスカートだった。

「まさか……こりゃ……」

男子は期待を胸に、カバンの名前を見る。

小川桜怜

「やっぱり桜怜ちゃん……! ここで着替えたのか……」

男は制服の上に置かれていたプリント……桜怜の補充日程を見た。

「おお……! 桜怜ちゃんも水泳あるじゃん……!」

チャンス、とばかりに男子は下卑た笑いを浮かべた。

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