桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 20

おお! と桜怜の背後で歓声が上がり、携帯のシャッター音が鳴り響く。

桜怜の背中とブラジャーの紐が丸見えになる。シミ一つない桜怜の背中に男子は感嘆する。

「背中だけ……前は見えてないから……!」

桜怜はそう呟き、羞恥心をなんとか飛ばす。

横から覗き込もうとする者もまだいない。

そして桜怜は両手でお尻からブルマの食い込みを解き、力いっぱい引き降ろす。

おお! とまたも歓声。さっきからほぼ見えてはいたが、桜怜のピンクのパンツが丸見えになる。

男子たちが携帯を構え、だんだんと桜怜に近づいてくる。

「いやぁっ!」

桜怜が少し振り向き、男子たちが近づいてくるのを確認する。まだ覗き込まれてはいない。

後姿とはいえ下着だけの格好を写真に撮られている……桜怜の羞恥が高まる。

「はやく……しなきゃ……!」

桜怜はそう呟きつつも、少し躊躇う。次はブラジャー……

桜怜は思い切ってホックに手を回す。少し触れただけでホックがはじける。

押さえ込んでいた大きすぎるおっぱいによってブラが弾けとび、ぱさりと床に落ちる。

「いやぁぁ!」

ぼるん、と二つのバスケットボール大のおっぱいが露になる。

桜怜はたまらずタオルで胸を覆った。

最大級の歓声が響き、男子たちのシャッター音が桜怜の裸の背中に集中する。

もう男子たちは手を伸ばせば届くところまで桜怜に近づいていた。

「いやっ! いやっ! 見ないで!」

桜怜が言うが、その言葉がさらに男子たちを興奮させる。

息を荒げながら食い入るように桜怜を見る者、一心不乱に撮影する者……

「だめぇ……恥ずかしい……!」

桜怜が言い、下を向き、自分のパンツを見る。

これを脱いでしまえば全裸……

桜怜が躊躇する。今はタオルで抑えることで一番嫌なバストは隠せている。

パンツを脱いでもどうにかタオルで股間も隠せるだろう。

「お……お尻が……見られる……」

桜怜が呟く。パンツを脱げば桜怜の背後の男たちに豊満なヒップを丸出しにすることになる。

「いや……そんなの……!」

桜怜が羞恥にうつむく。すると……

パシャ!

一つのカメラの音を桜怜は聞く。しかし、背後からの物ではない。

「え……!?」

桜怜が呟き、横を見る。ニヤついた一人の男子が携帯を構えている。

桜怜が視線を落とす……

「いやあああっ……!!」

桜怜が悲鳴を上げ、タオルを胸に押し付ける。

桜怜がお尻に意識をやっている間、タオルがずれてJカップおっぱいが乳首ギリギリまで見えていた。

「いや……! いや……!」

桜怜が言う。いつまでもパンツ一枚の格好を撮られるわけにはいかない……

桜怜はパンツに手をかけた……

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