桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 30

それから二十分ほど、桜怜は海の中で男子たちの視姦に耐えることになった。
男子たちは桜怜を取り囲み、普通に遊んでいるふりをしながら桜怜の弾む胸を凝視する者、海に潜り、間近で桜怜のお尻や股間を見るもの、中には抑えきれず胸に触ろうとする者もいたが、常に注意を払っていたため、どうにか触られずに済んだ。

「いやっ! 見ないで…」

桜怜は何度も言うが、グラマーすぎる桜怜のカラダは見るなというほうが無理なものであった。

「よし、いったん上がろうか」

男子が言い、砂浜へ上がる。

「はぁ…はぁ…」

息を切らせて桜怜も海から出る。

「も…もう…帰ってもいい…?」

半ば無駄だと分かっていたが、これ以上は耐えられず、桜怜がたずねる。

「へぇ…どうして…?」

男子の一人が答える。
答えながらもその視線は大きすぎる胸に注がれている。

「ちょっと…用事が…」

桜怜が言う。

「そうする…? みんな」

男子たちが集まり、ヒソヒソと密談をはじめる。
(なに…? なに話してるの…?)
桜怜が不安に思う。
(こんな格好もうイヤ…! おっぱいがほとんど見えてる…!)
桜怜が巨乳を庇いながら思う。

「そっか…じゃあちょっとゲームをしようか、桜怜ちゃんが勝ったら帰ってもいいよ」

密談を終え、男子の一人が言う。

「えっ…? ゲーム…?」

桜怜が不安げに聞く。

「そう…これを使ってね」

そう言い、男子の一人が取り出したのは万歩計だ。
はじめから予定されていたことだったのだろう。

「えっ…これ…万歩計…?」

桜怜が言う。

「そう…これを…」

男子が言い、

「いやっ!」

桜怜が悲鳴を上げる。ビキニに万歩計をつけられたのだ。

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