桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 31

「えっ…な…なに…っ?」

桜怜が胸を抑えながら言う。
(み…水着を触られちゃった…! もう少しで…!)
桜怜は焦る。胸を触られるところだった。

「おいおい、桜怜ちゃん。そんな悲鳴上げなくてもおっぱいは触ってないだろ?」

白々しく男子が言う。

「これから一分以内にその万歩計に50カウントさせたら桜怜ちゃんの勝ちだよ」

男子が言う。

「え…50回!?」

胸につけられた万歩計を見下ろしながら桜怜が言う。

「桜怜ちゃんならできるでしょ?」
「そのありえない巨乳があればさ」

男子たちがまじまじと桜怜の大きすぎる胸を見ながら言う。

「やん…!」

今更ながら桜怜が両手で胸を覆う。
(こんなトコにつけるなんて…お…おっぱいを自分で揺らさなきゃダメだ…)
桜怜が思う。

「で…できなかったら…?」

桜怜が恐る恐る聞く。

「う〜ん…じゃあハダカになっておっぱいのサイズでも教えてもらおうかな」

男子の一人が言う。

「そ…そんな…!」

桜怜が呟く。

「さ、桜怜ちゃん、準備して」

男子が言う。

「え…う、うん…」

桜怜がしどろもどろに答える。
(50回…できるの…?)
桜怜は思う。
(普段はブラジャーがキツくてあんまり揺れないけど…こ…この格好なら…)
(さっき走ったときもすごくユレちゃった…50回くらいなら…)
桜怜の場合、胸が大きすぎて普段は服がキツくて意外にもあまり揺れない。
でも本来、何も着けなければこの大きさなら少し動いただけで激しく揺れるだろう。
(でも…男の子たちは私がおっぱいを揺らすの見たいの…?)
桜怜が思う。
(ダメ…! 自分で揺らすのを見せるなんて…!)
桜怜が思い、

「さて、桜怜ちゃん始めるよ。勝ったら帰れる、負けたらハダカだよ」

男子がストップウォッチをもって言う。
(でもハダカは恥ずかしすぎ…! 揺らすしかない…っ)
桜怜が意を決する。

「スタート!」

男子が言う。

「んっ! んっ!」

桜怜がカラダを上下に揺する。
ぶるん! ぶるるん!

「いやっ!」

大きすぎる胸が弾む。

「うおおお! あの揺れ具合!」
「まじありえねーだろ! あの大きさは!」

男子が口々に言う。

「んっ! うんっ!」

ジャンプするようにして桜怜が胸を揺する。
(あんまり激しくやると水着が脱げちゃう…!)
桜怜は手を添えて加減している。

「桜怜ちゃんなかなかいいペースだけど…これじゃ50回は無理かな」

ストップウォッチを持つ男が言う。

「そんな…! でも…!」

手を添えなくては水着が落ちる。

「ダメ…胸のサイズは言えない…!」

98cm、Jカップなんて同級生の男子の前で言えるわけがない。
桜怜が呟き、添えている両手を離す。
さらに激しくカラダを揺する。

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