桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 39

「ダメ…抜けない…! このままじゃ見られ続けちゃう…!」
桜怜がつぶやき、
「んっ…えいっ!」
桜怜が言い、体操着をぐいっ、とお腹が完全に露出するほどまくりあげ、思い切りブラジャーを引き抜く。
瞬間、きついブラジャーから開放された巨乳がぼるん、と弾む。

「おおおっ!」
「すげー! 一瞬下乳見えた!」
男子が歓喜の声を上げる。
「はぁ…はぁ…! いや…!」
桜怜は息を切らせ、脱いだブラジャーを手に、さらに腕で力いっぱいおっぱいを抱える。
「いやぁ…! ち…乳首がぁ…!」
桜怜が言う。ブラジャーから開放された桜怜のJカップはそのありのままの大きさを体操着の中で誇示し、その先端の控えめなピンクの乳首も透けてしまっている。
「は…恥ずかしい…!」
桜怜はまたしゃがみこむ。
「おっ! 桜怜ちゃん今はノーブラだよねぇ?」
「しゃがんでないで見せてよ…ブラジャーとったら一体どんな大きさなんだよ…」
男子たちが言い、必死でおっぱいを隠す桜怜を取り囲む。
「いやぁん! だめ…!」
桜怜は必死に男子たちのカメラと視線からノーブラのJカップをかばう。

(だ…だめ…! 乳首だけは…!)
桜怜は思う。乳首だけは隠したい。
(あん…っ! おっぱいで…体操着が…!)
ノーブラの桜怜の爆乳が体操着をはちきりそうになる。

「よし、桜怜ちゃん、ブラジャーを渡して」
男子の一人が手を伸ばして言う。

「うう…は…はい…」
桜怜は胸を片腕でかばったまま、汗まみれのブラジャーを渡す。

「うわっ…汗まみれ…はい、これ」
男子がニヤニヤといい、桜怜の目の前にピンクの水着を落とす。
「あ、桜怜ちゃん、その水着はプレゼントするから」
男子が言う。

「うおお! 薄ピンク! 桜怜ちゃんのブラジャーだ…!」
「すげ…! これにあの爆乳が…!」
「お、俺にも触らせろ!」
男子たちが一斉に桜怜のブラジャーに群がる。

「い…いやっ! ちょっと…! やめ…!」
桜怜は思わず立ち上がる。しかし手を離せば胸を見られてしまう。

「まぁとりあえず桜怜ちゃん着替えてきなよ、しばらく桜怜ちゃんのブラジャーで遊ばせてもらうから」
「そ…そんな…!」
「透け透けのおっぱい見せてくれるんなら別だけど? あそこに岩場あるし」
「うう…」
男子に言われ、桜怜は水着を持って小走りに岩の後ろに隠れた。

「み…みられてない…?」
桜怜はきょろきょろと見渡す。

「やっ…! ブ…ブラジャーが…!」
桜怜が隠れている岩場の少し向こうで男子たちが歓声をあげながら桜怜のブラジャーを弄んでいる。

「あ…! だめ…!」
男子たちに下着を弄ばれていることに桜怜は汚辱感を覚える。
「早く着替えて…取り返さないと…!」
桜怜は言い、もう一度向こうの男子たちの視線がこちらに向いていないことを確認した。
そして少し身をかがめる。

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