桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 47

「う…うん…」
桜怜がおずおずと答える。
(だ…だいじょうぶ…、これくらい…)
桜怜が一呼吸置き、
「…お…う…」
胸に劣らず豊満なシミひとつないお尻を少し突き出し、ぐいっと振っていく。
「れ…」
男子たちが桜怜がお尻をふるごとに歓声を上げる。
「い…」
(がまん…がまん…!)
桜怜が恥ずかしさを堪え、お尻を振り終える。

「うおお…! セクシーすぎだよ桜怜ちゃん…!」
「お尻もスゴいよね…! へへ…!」
男子が口々に言う。

「うう…」
桜怜は豊満なお尻を見せたまま、背後からの男子の言葉に耐える。

「よし、桜怜ちゃん、次で最後だよ」
男子が言う。

「うん…なんて書くの…?」
(これで終わりだから…帰れるから…!)
桜怜が尋ねる。

「そうだな…やっぱり桜怜ちゃんと言えばおっぱいだから…爆乳おっぱい、って書いてもらおうかな」
「おお〜! いいねいいね!」
「やれやれ〜! 桜怜ちゃん!」
男子たちが興奮する。

「え…!? ば…ばくにゅ…う…!?」
(いや…! そんなこと自分でなんて…!)
桜怜は驚く。

「ほら、はやくはやく!」
「あ、桜怜ちゃん今度は腰に手を当ててやってよ」
男子たちが桜怜を急かす。

(恥ずかしいけど…お尻をずっと見られてるのはイヤ…! それにブラジャーも取られたまま…!)
桜怜が意を決し、チラリ、と背後から自分を撮るビデオカメラをにらみ、正面に向き直る。
「撮るなら…撮ればいいじゃない…!」
桜怜が小さく呟き、両手を腰に当てる。そしてお尻を突き出し、
「ば…く…」
ぐい、ぐい、と豊満なお尻を自ら揺すりながら、自分で爆乳と言う。
「にゅ…う…」
(いや…やっぱり恥ずかしい…! 自分で爆乳なんて…!)
桜怜が自分で自分の胸を揶揄する恥ずかしさにうつむく。
「お…っ…ぱ…い…!」
恥ずかしさを堪え、桜怜がお尻を振り終える。

「最高! 桜怜ちゃん!」
「爆乳おっぱい…桜怜ちゃんの尻文字…!」
「すげ…もういつでもヌケそう…!」
男子たちが歓喜の声を上げる。

「ん…っ」
桜怜がすぐさま水着を引き上げ、お尻を隠す。
そして大きすぎる胸を両腕で覆いながら男子の方に向き直り、おずおずと近寄る。

「いや〜、すごかったよ桜怜ちゃん!」
「恥ずかしがったでしょ? 尻文字なんてさ」
すぐさま男子たちが桜怜を取り囲む。

「や…やったから…ブラジャー返して…?」
桜怜がおずおずと桜怜のブラジャーを持った男子に言う。

「うん、でも最初は桜怜ちゃんのお尻触らせてくれる約束でしょ? だから代わりの罰ゲームをひとつ追加するよ」
男子がブラジャーを桜怜にチラつかせながら言う。

「そんな…なに…?」
桜怜が不安げに言う。

「へへ…桜怜ちゃん、ブラジャーいっつもピンクじゃ飽きちゃうでしょ?」
男子がおもむろに尋ねてくる。

「え…? え…?」
桜怜が胸を抱えたままおろおろする。

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