桜怜ちゃんグラマラスデイズ
わたる:作

■ 51

「汚いブラジャーもはずしちゃお…」
そのまま桜怜はチラリとグラウンドの方を警戒し、薄ピンクの名残を残しつつも無残に黄色く汚されたブラジャーを外した。
無理やり押さえ込まれていた爆乳がホックが外れると同時にぼいん、と弾け、勢いよくブラジャーを前にはじき落とす。
そしてピンク色のパンティも脱ぎ、全裸になる。
「だ…だれも来ないでね…今ハダカなんだから…!」
桜怜がチラチラとグランドを恥ずかしそうに振り返りながら祈るように呟く。
小さいスクール水着をピチピチの綺麗な足から通していく。

「ん…やっぱり小さい…っ!」
破れそうなところはテープで補強したものの、やはり桜怜のダイナマイトボディにはきつい。
豊満なヒップや、大きすぎる、しかし形も良く弾力も充分なおっぱいをむにゅむにゅと小さい水着に押し込めてゆく。
「あん…! おっぱいが溢れちゃう…おさまんない…!」
桜怜が苦しそうに懸命におっぱいを収めようとする。
何とか水着を引き上げ、肩にヒモをかける。
「あん…お尻が食い込んじゃうし…おっぱいではちきれちゃいそう…!」
食い込むヒップや大きすぎるおっぱいを何とか直そうとする。
桜怜が無意識に胸を腕で隠す。
「見られてないけど…やっぱり恥ずかしい…」
桜怜が呟く。見られていないとはいえやはりこんな格好は恥ずかしい。

「ま、いいや…プール入ろっと…」
おっぱいを腕で庇いながらプールのそばに近づく。
そしてつま先からゆっくりとプールに入っていく。
「う〜ん…キモチいい〜…」
冷たい水に浸かりながら桜怜がうっとりとした表情で呟く。

「はぁ〜…冷たくてキモチいい…」
桜怜が微笑みながら言う。
「でもやっぱりおっぱいが重いし苦しい…」
軽く泳ぎながら桜怜が言う。
その大きさゆえ桜怜のバストはイヤというほど水の抵抗を受ける。
「でもまぁいいや…こんなプールで一人で泳げる機会なんかないもんね…♪
しばらく入ってよっと」
桜怜が上機嫌気味に言い、ちゃぷちゃぷと誰もいないプールで久しぶりに男子の視線も気にすることなくしばらく夏の水浴びを楽しんだのだった。

カチャリ。
「えっ…?」
泳いでいた桜怜が向こうから聞こえた小さな音に少し驚いた声を出す。
「今のってまさか…更衣室の鍵が開いた音? …ちょ…ちょっと待って…違うよね…?」
桜怜がプールの真ん中で棒立ちになりながらおろおろと慌てる。
誰も来るはずが無いと思っていたのに更衣室の方から聞こえた小さな音。
桜怜は今プールの中で恥ずかしい水着姿だ。誰か来たのであれば今は更衣室の中なのですぐに逃げれば見つからないかも知れない、
だが不測の事態に桜怜は動くことができなかった。聞き間違いであってほしい…水中でJカップの豊満すぎるバストを腕で庇いながらただ祈った。

「や…やだ! なんで…!? だれか来ちゃう…!」
桜怜が動揺しながら言う。桜怜の願いも虚しく、更衣室から男の話し声が聞こえてきた。
はっきりとは聞こえないが今回はもう間違いない。
「逃げないと…見つかっちゃう…っ!」
桜怜が我に帰り、ざぶざぶと水を掻き分けてプールサイドへと足を進める。
水の重さと、豊満すぎるおっぱいにジャマされながらも懸命に、急いで岸へと向かう。
「はぁはぁ…まだ来ちゃダメだからね…!」
重たいバストプールサイドに乗せるようにしながら自らのカラダをプールから引き上げる。
そして無理やり小さい水着に詰め込んだおっぱいがユサユサと大きく揺れ、水着を張り裂こうとするのもかまわず隅っこに置いたカバンと着替えの元へ駆ける。
男子が水着に着替えるにはそう時間はかからない。急がなければ見つかってしまう。ボソボソと話し声の聞こえる更衣室をチラチラと警戒しながら桜怜は脱ぎ捨て

た体操着を焦りに震える手でカバンに荒っぽく放り込む。

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