隷属姉妹
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■ 第3章 翻弄される姉妹4

 笠原はニヤニヤと笑いながら
「ん〜っ?何を許すんだ?お前は、まだ何もしてねぇ…。昨日の誓いが嘘じゃない事を示せば良いんだ…」
 好美の耳元に囁いた。
 好美は恵美の股間を自分が点検する行為は、恵美を傷つける事だと、十分に理解していた。
 だが、それをしなければ、昨夜以上の苦痛が与えられる。
 ゴム警棒の百叩きなど絶対に受けきれないし、猫鞭でズタズタにされるのも、ましてや昨夜の電撃が30倍の時間加えられるなど、とてもじゃ無く耐えられないと思った。
 姉に与える恥辱と自分に加えられる罰、どちらも選ぶ事が出来無い好美は、ただボロボロと涙を流し、黙り込む事しかできなかった。

 笠原の囁きを聞いていた恵美が、蒼白な顔を持ち上げて好美を見詰め
「好美。お姉ちゃんを点検して!早く!ねっ、お願い」
 切迫した声で、懇願する。
 好美は大粒の涙を流しながら、恵美の視線を受け止め
「お、お姉ちゃん…」
 小さな声で呟く。
 好美と視線を合わせた恵美は、悲しげな表情を浮かべ
「ごめんね…。こんな事に成るんだったら…、少し残してたのに…」
 好美に優しい声で謝罪する。
 恵美は自分で隅々まで点検して、笠原の命令通り、1本の産毛も残していなかったのだ。
 それは、すなわち好美も剃毛される事を物語っていた。
 好美は恵美の謝罪の意味が分からなかったが、姉が自分を[助けたい]と思ってくれている事を痛い程感じ、泣きながら恵美に感謝する。

 恵美と好美の遣り取りを見ていた笠原が
「おら、早くしろ!」
 好美を急かせると、好美は観念して恵美の股間を調べ始める。
 恵美の股間は少し毛穴が傷ついて、血が滲んでいる場所もあったが、全ての陰毛が引き抜かれ幼子のように成っていた。
(お姉ちゃん…本当に、色が白くて肌が綺麗…)
 好美はマジマジと恵美の股間を調べながら、恵美の肌の美しさに驚く。
 だが、好美にとっては恵美の下半身に、残った陰毛を見付けなければ、自分も同じようにしなければいけない事を思いだし、隅々まで調べた。
 その好美の目が徐々に焦り始め、そして姉の謝罪の意味を理解する。
(あっ、お姉ちゃん、判ってたんだ…。全部調べてたんだね…、だから、私に謝ったんだ…)
 好美がその事に気付くと、少し項垂れながら
「笠原様…、お姉ちゃんの大切な所には、1本も毛が残っていません…」
 検査の結果を笠原に報告した。

 好美の検査結果を聞いた恵美は、好美に対する申し訳なささとホッと胸を撫で下ろす安堵で複雑に揺れる。
 好美は姉の優しさに感謝し、これから自分に起こる屈辱で、身を震わせていた。
 だが、笠原は好美の検査結果を聞き
「ん〜っ?ちゃんと調べたのか?オ○ンコもちゃんと捲って、大淫唇の中や、尻の皺に隠れた所も、隅々まで調べろよ」
 更なる恥辱を恵美に与える。
 恵美は固く歯を食いしばって、笠原を泣きそうな目で見詰め、好美は許しを請う涙目を笠原に向けた。
 しかし、そんな2人の弱々しい抗議も、笠原の威圧する視線と
「早くしろ」
 低い恫喝の言葉に、脆く崩れ去り、項垂れて指示に従う。

 好美は恵美のオ○ンコに手を触れ、ソッと大淫唇を摘み、捲って丁寧に調べる。
 恵美は顔を真っ赤に染め、プルプルと震えながら、固く目を閉じ好美の点検を受けた。
 敬愛する姉の秘部を自分の指で押し広げ、隅から隅まで調べさせられる屈辱。
 愛しい妹の手で、女の中心部をまさぐられ、見詰められる恥辱。
 2人の姉妹は、お互いを愛する為に、お互いを傷つけ有っていた。
 そんな姉妹を笠原はニタニタと笑いながら、見下ろしている。
(さてと、そろそろ次のステップだぜ…)
 笠原がほくそ笑みながら見ていると
「や、やっぱり…、どこにも、毛は残っていません…」
 好美がボソボソと、小さな声で笠原に報告した。

 笠原は好美の報告を聞くと
「ほ〜ぅ…。恵美、よっぽど褒美が欲しかったのか…。まあ、良い…お前は合格にしてやろう。後で、褒美をくれてやる」
 恵美に向かって、薄笑いを浮かべ告げる。
「あ、有り難う…御座います…。笠原様…」
 恵美は涙を流しながら項垂れ、笠原に震える小声で感謝を告げた。
 笠原はそんな恵美を鼻で笑うと、呆れた顔を好美に向け
「しかしよぅ、好美…、お前は馬鹿だな…。俺は言った筈だぜ[見つけろ]ってな。お前が[見つけた]って言えば、それだけで済んだんだぜ…」
 嘲笑うように好美に言うと、好美は弾かれたように笠原を振り返り、大きく目を見開いて呆然と見詰める

 笠原はそんな好美の目線をニヤニヤと受け止め
「良く考えて見ろ。[反抗して反省を求められた者]と[忠誠を誓った者]の言葉…。お前だったら、どちらを信じる?」
 好美に問い掛けた。
(じ、自分の保身のために…お姉ちゃんを売れって言うの…。こいつ、やっぱり最低!)
 好美は笠原の言葉に、ワナワナと震え更に目を大きく見開く。
 そんな好美に、笠原は更にいやらしい笑いを強め
「それとも何か?お前もパイパンに成りたかったのか?」
 完全に嘲笑って、好美に問い掛ける。

 笠原の問い掛けに、好美の我慢は限度を超えてしまった。
 怒りで真っ赤に顔を染め、唇をワナワナと震わせ、大きく息を吸い怒鳴り散らそうとした。
 しかし、その好美の行動を真っ先に止めたのは、他ならぬ笠原だった。
 好美が癇癪を起こす寸前、好美の口を素早く右手で塞ぎ、頬を握りつぶして
「おい、まさか怒鳴り散らす積もりじゃないだろうな?お前がそれをすりゃぁ、俺はお前達に罰を与えなきゃ成らないんだぜ…。忠誠を誓ったお前が反抗したらそれは[命令違反]で、加えられる罰はお前だけじゃ済まない。全員が受けるんだ…。忠誠を誓うって言うのは、そんなに軽くは無いんだぜ…。昨日、俺は言ったろ?」
 低い恫喝する声で好美に伝える。

 その言葉で、好美の頭が一気に冷静になり、血の気が引いて蒼白になる。
「電撃は勿論、百叩きも、それ以上の罰もお前等姉妹全員が受ける。だから、今のところお前だけは俺に逆らちゃ、駄目なんだぜ…。何せ、俺を[敬う]って誓ったのは、お前だけなんだからな」
 笠原の嘲るような笑いと、低い恫喝の声で好美は確信した。
(こ、この男…、やっぱり知ってたんだ…。私が、こいつを騙して口先だけで忠誠を誓った事…。知ってて、私にお風呂と着替えを許可したんだわ…。私を追い詰める為に…。な、なんて奴なの…)
 愕然とする好美を笠原は悠然と見下ろし
「お前が誓った事が、どんな事か良〜く判ったか?」
 好美に、ニンマリと笑って告げる。

 好美は、笠原の目に自分の視線を絡め取られながら、瞳の力を急速に失い、敗北を認めさせられた。
 瞳の力を失った好美に、笠原は更に嵩に掛かる。
「ふん、良く判ったようだな。お前だけは、俺の言う事には絶対に従わなきゃいけねぇんだ」
 笠原が好美に低く命じると、好美は一瞬躊躇いながらも、ユックリと首を縦に振った。
(あ、あ〜っ…好美…。ごめんなさい…ごめんなさい…。お姉ちゃんが…、お姉ちゃんがこの人を家に入れたのが悪かったの…。許して…許してね…)
 好美が泣きながら静かに首を振る様を見て、恵美は激しい後悔に身を灼き、何の役にも立たない謝罪をしていた。
 笠原は打ち拉がれる恵美と好美を、薄笑いを浮かべて見詰め
(まだまだだぜ…。さて、これからが本番だ…)
 姉妹を更に追い詰めて行く。

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