隷属姉妹
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■ 第3章 翻弄される姉妹5

 ガックリと項垂れる好美に、笠原は顔を近付け
「さて、約束だな…。お前も、姉ちゃん同様、下の毛を丸めて裸で過ごして貰おうか…」
 好美の耳元に囁くと、好美は反射的に股間を押さえて、更に俯く。
「ま、待って下さい!私は褒美は要りません!ですから、好美の事を許して下さい」
 恵美が慌てて笠原に懇願するが
「うるせぇ!お前は黙ってろ。その姿勢を少しでも崩したら、お前も罰を与えるからな!」
 笠原は恵美を恫喝して、好美の顔を覗き込む。
 好美は笠原に顔を覗き込まれたが、その目を直視する事が出来ずに、更に項垂れた。
 笠原はそんな好美の顔から、ユックリと離れて上体を起こし
「なんだ、下の毛を丸めるのは、嫌なのか?」
 好美に静かに問い掛ける。
 好美は笠原の言葉に、反射的に顔を上げ、泣きそうな顔で頷いた。
 好美は判っていた。
 笠原がこう言う物の言い方をする時は、必ずそれ以上酷い事を口にする事を。
 だが、思春期の好美にとって、陰毛を取り払われる事は、絶対に避けたかった。
 次に笠原が口にする、どんな酷い事も、好美は頷かずには居られなかったのだ。

 笠原は余裕綽々の笑みを浮かべ頷くと
「なら、俺の言う通り、そいつを弄って貰おうか」
 恵美の身体を指さし、好美に告げる。
 好美は予想以上の指示に、驚きを顔に浮かべた。
「お前もそれで良いな?好美がパイパンに成るのとどっちを選ぶんだ?」
 だが、笠原が恵美に問い掛け
「は、はい。お願いします!私の身体を好きにして下さい」
 恵美が即答した為、好美は何も言えなくなり、言葉を呑み込んだ。
 笠原はニンマリと残酷な笑顔を浮かべ
「おい、愛美。俺の部屋から、昨日のポーチを持って来い」
 後ろも見ずに、声を掛けた。
 唐突な言葉に、好美が驚いてリビングの入り口に顔を向けると、愛美がビクリと震えて、廊下を走り去る背中が見えた。
 愛美は今までの遣り取りを、リビングの入り口の陰に隠れて、ズッと見ていたのだが、笠原はそれにも気付いており、愛美に命令したのだった。
 好美はこの粗暴な男が、実は狡猾で抜け目がない事を知り、愕然とする。

 愛美が笠原の部屋から、黒いポーチを持って来て、無言のまま差し出すと
「ずっと、見てたな…。用事が終わったら、直ぐに報告しないと駄目だろ…」
 愛美の頭に手を置き、ポンポンと軽く頭を叩きながら、優しいとも言える声で告げた。
 だが、愛美は笠原の手が軽く叩くたびに頭を下げて行き、項垂れながら
「は、はい…ごめんなさい…。か、笠原様…」
 小さな震える声で、笠原に謝罪する。
 愛美は完全に笠原に恐怖心を抱き、萎縮していたのだ。
 しかし、笠原はそんな愛美に
「俺は、怒っちゃいない。ただ、これからは言いつけや用事が終わったら、直ぐに報告するんだぞ…」
 猫撫で声で優しく教える。
 愛美は大きく首を縦に振り
「は、はい判りました」
 笠原に素直な返事を返す。

 愛美は、いつもやり込められる好美が、笠原に完膚無きまでに叩き伏せられ、項垂れる様子をジッと隠れて見ていた。
 その上、自分の最も信頼を寄せる恵美までも、笠原に反論出来ないで居る。
 完全に家庭の中の力関係が崩壊し、自分のポジションが判らなくなっていたのだ。
 愛美は末っ子独特の感覚で、力関係を嗅ぎ取り、強者に追従する性格を持っていた。
 悪く言えば風見鶏だが、末っ子ならではの処世術でもある。
 だが、愛美は笠原に追従しようとはしなかった。
 それは、幼いながらにも笠原の持つ異質さが、恐怖心を抱かせたからだった。
 しかし、今となっては、そんな感情を主張する事など出来無い状態である。
 愛美は、笠原に恐怖心を抱きながら、家庭内の[強者]と認識した。
 その結果愛美の心に、[逆らってはいけない人間]と笠原が位置づけられたのだ。

 笠原は、愛美に確かな物を植え付けた手応えを感じながら、薄笑いを浮かべポーチを受け取ると、中身を漁る。
 ポーチの中からプラスティックの容器を取りだして、好美に放り投げた。
 好美はそれを両手で受け止めると、不思議そうに見つめる。
 それは、スポイドの様な形をした、ただの瞬間接着剤であった。
 好美は受け取った接着剤と、笠原を交互に見詰め、首を傾げると
「そいつの、クリ○リスを剥け」
 笠原は恵美を指さして、好美に命じた。
 恵美と好美は目を剥いて驚き、反論しようとしたが
「お前は、俺に対する忠誠を破るのか?」
 笠原が、静かに低い声で好美に問い掛けると、好美は言葉を呑み込んでしまい、恵美も諦める。

 好美は笠原に背を向け、恵美に向き直るが、どうすれば笠原の命令を実行出来るのか判らなかった。
(ク、クリ○リスって…確か、あのポッチよね…。あれって、皮が被ってるの…)
 好美は自分の性器を思い出しながら、恵美の性器に目を向ける。
 今しがた、自分でマジマジと調べた姉の性器。
 それを今度は、全く別の目的で見詰めた。
 頬を赤らめ、姉の性器を見詰めた好美は、自分との違いにドキドキと鼓動が早くなる。
(お、お姉ちゃんのここって…私のと違う…。クリ○リスが、私のと比べて大きいし…、蓋も薄いし、柔らかい…)
 好美は恵美のオ○ンコに顔を近付け、真っ赤な顔でクリ○リスを調べ、大淫唇の弾力を確かめた。
「あっ…、ううっ…、ひくっ…」
 好美が触れるたびに、恵美が小さな声を上げた。
 笠原は薄笑いを浮かべ恵美の股間を指さし
「そうだ、そいつを剥き上げろ」
 低い声で、好美に告げる。
 好美は火照った顔で笠原の目を見て頷き、恵美の股間に顔を向け直して、クリ○リスを弄り始めた。
「う…、くっ…、くぅ〜…、あっ、うくぅ…」
 好美がクリ○リスを弄り始めると、恵美の口から噛み殺した声が漏れる。

 好美は懸命にクリ○リスの包皮を剥こうとするのだが、恵美のクリ○リスは充血すらしておらず、クニクニと動いて的が定まらない。
 四苦八苦する好美の指先に、次第に力が入り始め
「あ痛ぅ〜…、いっ…、苦ぅ〜」
 恵美の顔が苦痛に歪み、押し殺した苦鳴が漏れた。
 好美は、恵美の声に気付いて顔を上げると、恵美は歯を固く食いしばり、痛みに耐えている。
「あっ、ご、ゴメンお姉ちゃん。痛かった?」
 好美は慌てて手を離し、済まなそうな表情で恵美に謝罪した。
「馬〜鹿…。そんな事で、大きく成るかよ…。もっと、優しく濡らしてやらないと、感じられる訳ねぇだろ」
 笠原が好美を馬鹿にしたような声で、揶揄すると
「そ、そんなの…、どうすれば良いんですか」
 好美はムッとした表情で、笠原に問い掛ける。
「お前馬鹿じゃ無ぇか?良〜く考えて見ろよ…。そんな粘膜の敏感な場所を乾いた指で、グリグリ弄られりゃ誰でも痛いぜ」
 笠原が鼻で笑いながら好美に教えると、好美は自分のやった事にハッと気付き、恵美を見て蒼白になる。
「だ、大丈夫…。そんなに、痛く無かったから…」
 恵美は羞恥と苦痛に歪んだ顔を、笑顔に変えながら好美に告げた。

 だが、恵美が精一杯浮かべた笑顔は、誰が見ても引きつっており、無理に浮かべている事が一目で分かった。
 好美は申し訳なさそうな顔をして
「お、お姉ちゃん…。ゴメンね…」
 涙を溢れさせながら、再び小声で謝罪する。
 そんな好美の頭に、笠原の手が伸びて無造作に髪の毛を掴むと、自分の方に引き寄せた。
「い、痛い!」
 好美は悲鳴を上げながら、身体を引き摺られて仰け反り、膝立ちに成る。
 苦痛を浮かべる好美の耳元に、笠原が顔を寄せ、何かを囁く。
 笠原の言葉を聞いた瞬間、好美の顔が驚きに染まった。
 笠原が掴んでいた髪の毛を放すと、好美は慌てて笠原から身を離し、ワナワナと震える目で笠原を凝視する。
「そ、そんな事…」
 好美の震える唇から、小さく声が漏れると
「出来無いってか?良いぜ、やらないなら、やらないで。そん時はお前が[命令違反]に成るだけだ。またこいつで、全員と遊んでやろう」
 笠原はいやらしい笑いを満面に浮かべ、車椅子の背もたれから、右手でゴム警棒を取り出して弄ぶ。

 ゴム警棒を見た瞬間、好美の表情が凍り付き、ガタガタと震える。
「こいつも、忘れるんじゃないぞ…」
 笠原はそう言いながら、左手にリモコンを持ち、軽くスイッチを入れた。
「あぎぃ〜〜〜っ」
「ひぃ〜〜〜っ」
「きゃひ〜ん」
 三姉妹が悲鳴を上げて、身体を跳ね上げさせる。
 好美は痛みが退いた後も、項垂れながらブルブルと震え、ポタポタと涙を零す。
「やるのか?やらねえのか?どっちなんだ!」
 笠原が俯く好美に低い声で問い掛けると、ビクリと身体を震わせ、怖ず怖ずと恵美の股間に顔を近づけた。
「お姉ちゃん…ごめんね…」
 好美は、恵美に小さな声で謝罪すると、固く目を閉じてクリ○リスを唇に含む。
「あっ!やっ…。好美…やだ…止めて!」
 恵美は下腹部に、柔らかい感触を感じると、狼狽して好美に告げたが
「うるせぇ!お前はジッとしてろ」
 笠原が太股に平手を打ち付けて、低い声で命じ、恵美の抗議を呑み込ませた。

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